朝ドラ【エール】15週73話、吟の夫の智彦から依頼された映画「暁に祈る」の主題歌制作。陸軍のチェックは厳しく、鉄男の歌詞は何度書き直してもOKが出ない状況が続いていた…。
ということで、朝ドラ定番の大日本婦人会の登場です。ちなみですが、峯村リエさんは「真田丸」の大蔵卿局です。
婦人会分会長・佐々木克子:峯村リエ
峯村リエさん????????
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆#真田丸 の大蔵卿局
秀頼様もよくいじめられてた??#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/k65K1j2r3W— 三沢 ?ようこ (@2251_Mai) September 22, 2020
婦人会・晴恵:今村有希
婦人会・薫:岡林桂子
それでは皆様おやすみなさいませ。
明日良い日でありますように。 pic.twitter.com/hIYO5EMH3k— 峯村リエ (@rieminen) September 20, 2020
そして、吟の夫の智彦ですが、いつの間にか「関内智彦」になっていて、関内家の婿養子になっている模様。
梅は五郎を婿養子に迎えて関内家の跡取りにと考えているので、どうなる?関内家という感じでしょうか。
それから、陸軍内部での武田少佐VS松田少佐という対立も鮮明になってきたようで、日本の敗戦の原因の一つは軍部内にあるというNHKさんからのメッセージ、しかと受け取っております。
【エール】15週73話のセリフ書き出し
●喫茶店「バンブー」
保:また書き直しなの?
鉄男:これで5回目。裕一の記録超えました。
裕一:いやいや…。
恵:陸軍さんの仕事って大変なのね。あっ! これ 詞の原稿?
鉄男:あっ…いや~…。
保:「ああ その黒目がちな瞳 艶やかな体」。
恵:「うなじのようなたてがみがいとおしい」。
保:え~? 妙になまめかしいね…。
恵:愛馬の解釈が若干違うような…。
鉄男:もう訳分かんなくなってきちゃって。
裕一:大将 大丈夫大丈夫!もう一回…もう一回考えよう。ねっ?
●古山家・書斎
♪「よする波も かいの色も」
(拍手)
音:弘哉君 すっごくよかった! みんなはどうだった?
シズ子:楽しかった! ハーモニカっていいわね。
澄子:うん! きれいだった。
節子:うん!
佐智子:弘哉君 すごい上手だね!
音:弘哉君 ほかの曲も練習してきてくれる?
弘哉:はい!
音:やった~!
(拍手)
シズ子:頑張ってね!
弘哉:うん!
♪
音:みんな 忘れ物ないようにね。
子どもたち:は~い!
澄子:先生 今日 すっごく楽しかった。
音:よかった。
節子:ハーモニカっていいですね。
音:うん いいよね。
佐智子:先生 新しい歌も習いたいです。
音:おっ!
●関内家・居間
克子:いいですか?国防は台所から。婦人の力でお国を支えることが私たちの使命です。では交代して繰り返し練習いたしましょう!
一同:はい!
♪
克子:関内さん ちょっと。
吟:はい。
克子:妹さんにご指導してくれたのよね? 分会にまだ出ていないようだけど。
吟:あ~…すいません。出るように言ったんですけど。
(ため息)
克子:あっ それから来週の廃品回収だけど 関内さん 岡田さんの代わりにお願いできる?
吟:でも先週も私が…。
克子:岡田さん 妊娠中だし力仕事させられないでしょう? 関内さんはお子さんもいないし 身軽なんだから大丈夫よねえ?
吟:分かりました。
克子:はい。
(時計の時報)
智彦:何やってるんだ?
吟:あっ いえ…。
智彦:そんな顔で外には出るなよ。ただでさえ軍人の家はいい暮らしをしてるんじゃないかと妬まれやすいんだ。お前は何かと目立つし ふだんから地味にしておくぐらいでちょうどいい。
吟:別に私は…。
智彦:風呂。
●古山家・書斎
裕一:はい 弘哉君 これ あげる。
弘哉:いいんですか?
裕一:うん! 子どもの時にね 読んでたの。す~ごい分かりやすいから。
弘哉:ありがとうございます!
裕一:うん。
弘哉:いっぱい練習して 母ちゃんにも聴かせてやります!
華:お母さん 水やり終わった。
音:ありがとう。台所におやつあるよ。今日はドーナツ。
華:やった~!
音:気を付けてね。
華:は~い。
裕一:華は? 相変わらず?
音:うん…。毎回 一緒に歌おうって言ってるんだけど。
裕一:音楽教室 そんなに嫌なのかな?
弘哉:嫌なわけじゃ…ないと思います。この前 華ちゃんと話したんです。
(回想)
弘哉:華ちゃん。あめ食べる?
華:要らない。
弘哉:今度 一緒に合奏してみない?
華:う~ん…。
弘哉:やりたくない?
華:やらないって言っちゃったから。
弘哉:何でそんなこと言っちゃったのかな?
華:お母さんは華のお母さんなのに…。
(回想閉じ)
音:そんなふうに思ってたんだ…。
弘哉:本当はみんなと一緒にやりたいのに意地張ってるんだと思います。
音:華と一度話してみるよ。
裕一:そうだね。弘哉君 教えてくれてありがとね。
音:華とこれからも仲よくしてあげてね。
弘哉:はい!
<<ごめんください。
音:は~い!
●古山家・玄関
弘哉:母ちゃん。
トキコ:仕事が早く終わったので ついでに迎えにと思いまして。
●古山家・書斎
裕一:「こいのぼり」にしよう。
弘哉:はい。
裕一:じゃあ アンサンブルでやってみる?
弘哉:はい!
裕一:やってみる?
華:アンサンブルって?
裕一:アンサンブルはね お父さんと弘哉君…。
♪
トキコ:ありがとうございます。裕一さんから今度はすてきなご本を頂戴したようで 何だかすみません。
音:いえ 主人も楽しそうですし。弘哉君 お母さんに聴かせてあげるんだって張り切ってましたよ。お母さん 音楽が大好きだからって。
トキコ:母子2人暮らしで 弘哉にはさみしい思いをさせてきましたけど ハーモニカをやるようになってからは あの子 よく笑うようになったんです。音楽の力ってすごいんですね。
音:少しでもお役に立ててるならうれしいです。
♪~(ハーモニカ)
音:あの…もしよろしければ このあとお夕飯 一緒にいかがですか?
トキコ:あっ…いえいえ そこまでお世話になるわけには。
音:あっ…。華。
華:は~い。
音:弘哉おにいちゃんとごはん食べたい?
華:うん!食べたい!
音:にぎやかな方が楽しいですし 食べていって下さい。ねっ?
トキコ:ありがとうございます。
●おでん屋台
鉄男:愛馬精神…軍馬への関心…。あ~…。
<<号外 号外!
客・赤木:黒さん 号外出てたぞ。大将 とりあえず酒。
鉄男:はい!
客・黒田:お~さすが帝国陸軍!このまま連戦連勝だ!
客・赤木:戦争するからには 勝たなきゃ意味ねえもんな。
帰還兵・白石:何 分かったような口きいてんだか…。
客・黒田:はあ!?
帰還兵・白石:あんたら 戦場がどんなところか知ってて言ってんのか?
客・黒田:てめえ…何様だ こら!
鉄男:おい! おい…やめろ!
客・赤木:飲み過ぎだよ。悪いな 大将。これ お代ね。
鉄男:まいど。
客・赤木:黒さん 帰ろう。なっ? 機嫌直せよ。
(ため息)
帰還兵・白石:すまん。
鉄男:いや…。
帰還兵・白石:負傷して除隊したんだ。
鉄男:それは…ご苦労さまです。
帰還兵・白石:地獄だよ 戦場は。心 殺さないとやってらんねえ。
●陸軍馬政課
武田:話になりませんな。あなたは根本が理解できていない。軍馬への関心を高めることも国民の戦意高揚の一つです。もう結構です。この仕事は別の作詞家に頼みます。
裕一:いや ちょっと待って下さい。武田さん。あの…。
鉄男:分かりました。悪がったな。
裕一:大将…。ちょっと大将…。ちょっと…ねえ ちょっと大将!
(ドアの開閉音)
武田:6回直して あれじゃあ もうどうしようもない。古山さん ほかにどなたかよい作詞家を紹介してもらえませんか?
裕一:すいません…。彼が書かせてもらえないなら…僕もやめます。すいません!失礼します!
武田:はあ?
智彦:あっ…。
●関内家・廊下
智彦:古山さんに辞退されるのは困る!考え直してもらうよう お前から音さんに話してくれ。
吟:そんなに裕一さんにこだわらなくても作曲家ならほかにも…。
智彦:そういうわけにはいかないんだ!古山さんを推薦した俺の立場はどうなる!? はあ…。とにかく頼んだぞ。
●喫茶店「バンブー」
音:ごめん お姉ちゃん。裕一さんの仕事に私が口挟むことはできんって。
吟:そこをなんとかしてって 頼んどるんでしょう。
音:裕一さん 言っとったの。
回想・裕一:「暁に祈る」はもともと三羽ガラスでやらせてもらう約束で始めた仕事だから。大将がいないんじゃ意味がない。
音:そういうことだから 悪いけど…。
吟:だから あんたからうまいこと説得してよ。
音:お義兄さんと裕一さんが直接 話し合えばいいでしょう?
吟:自分は関わりたくないってこと?
音:そういうことじゃなくて。
(ため息)
吟:みんな 自分のことばっかよね。あんたは婦人会にも行かんし。
音:それ 今関係ないじゃんか。
吟:あんたも少しはお国のためになること したらどう? こんなご時世に音楽教室なんて 何の役にも立たんでしょう。
音:そうでもないよ。うちの教室の子どもたち 合奏するうちにみんな仲良くなって すごくいい顔するようになった。こういう時代だからこそ音楽が必要なんだよ。
吟:もういい。帰る。
(お金を置く音)
吟:ごちそうさまでした。
●小山田家:書斎
小山田:馬政課が?
松田:はい。「暁に祈る」の作曲を古山裕一に発注したそうです。もっとも…最近 何やらもめているようですが。
小山田:彼はまだ経験が浅いからな。
松田:古山氏は少し調子に乗っているんじゃないですかね?彼のような若造が作った曲より 私は小山田先生の作る愛国歌曲の方に共感しますがね。
小山田:それはそれは光栄です。
松田:小山田先生には今後もいろいろと軍部へのご協力をお願いすることになるかと。
小山田:もちろんです。私自らの音楽人生を この日本国にささげる覚悟です!
松田:よろしくお願いします!
●古山家・書斎
智彦:もう一度だけ 村野さんの歌詞を拝見するとのことです。彼が一緒なら古山さん 曲書いて頂けるんですよね?
裕一:…そういうお約束でしたので。
智彦:来週中に新しい歌詞を持ってきてほしいとのことです。
裕一:あっ…ちょっと あの本人に聞いてから…。
智彦:あなたに書いて頂かないと困るんです! お願いします。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。