【エール】セリフ書き出し21週105話|クリスマスの慈善音楽会で歌う音

朝ドラ【エール】21週105話、オペラの主役を自ら降板し人生の目標を失った音。そんな音を励ますためにクリスマスの慈善音楽会を孤児院「聖マリア園」で開催することを企画した裕一。

その場で音に歌ってもらう曲も鉄男の協力で出来上がり、いよいよ音楽会当日。
潔子に和子、ベルトーマス先生に御手洗ティーチャーと懐かしい顔ぶれも揃い、子どもたちのクリスマス・キャロルからスタート。

そして子供たちのハーモニカ演奏、藤丸&久志の「リンゴの唄」と続き、ラストは音の歌唱で「蒼き空へ」。

夏目千鶴子を演じる小南満佑子(こみなみ まゆこ)さんの涙が美しかったと明記しておきます。

【エール】21週105話セリフ書き出し

●孤児院「聖マリア園」教会

裕一:実はね こちらの教会で慈善音楽会をやらせてもらうことになった。改めて思ったんだ。これまで生き抜くことで精いっぱいだった子どもたちに世の中には楽しい文化がたくさんあるんだってことを伝えられたなって。音にも歌ってもらいたいなと思って。曲作った。

音:♪「仰ぐは」

<<子どもたち♪「まぶたのなかに」「ねむりたもう」「いとやすく」

裕一:はい。音 子どもたちにさ 上手な声の出し方 教えてあげてくれない?

●古山家・華の部屋

(ノック)

<裕一:華 今 いい。

華:うん。

裕一:お母さんがね 教会の慈善音楽会で歌うことになった。

●孤児院「聖マリア園」教会

子どもたち:♪「きよしこのよる」

●孤児院「聖マリア園」

裕一:いっぱい吹いてみて。大きい音出るから。いいよ!アハハハ!

●孤児院「聖マリア園」教会

裕一:横断幕はこの辺で大丈夫ですか?

佐代:いいですね。ここにしましょうか。

裕一:この辺がいいですよね。そうですね。

●古山家・中庭

♪~(歌声)

●古山智彦の家

華:よく分かんないんだよね。

吟:何が?

華:自分の気持ち。やりたいことやってるお母さんと自分を比べてイライラするし 諦めようとするお母さんにもイライラするし。

吟:そのうち 整理がつくんじゃない?

華:そうかな?

吟:うん。

そしていよいよ 慈善音楽会の日がやって来ました。

●孤児院「聖マリア園」教会

裕一:今日はさ 思いっきり楽しもう。

音:はい。

裕一:うん。

智彦:いや~間に合ってよかったですね。

鉄男:ええ。結構うまく出来ましたね。

智彦:いや 鉄男さん うまい!

華:吟kばちゃん 持ってきたよ。

吟:あ~ありがとう!

華:あと リボン。

吟:あ~かわいいね。

久志:どうぞ。僕が歌うから…。

藤丸:来て下さい。どうですか?

久志:僕が歌うから。

通りすがりの女性2人:ああ~!

音:ようこそ。こんにちは~。

裕一:ようこそ。こんにちは~。

音:楽しんでいかれて下さ~い。

裕一:楽しんでいって下さい。

御手洗:ベリークリスマシィー。

音:ベルトーマス先生 御手洗ティーチャー!

羽生:ご招待 ありがとう。

御手洗:ソービューティフル。

羽生:オーベーネ。

御手洗:プリンス久志!

久志:スター御手洗。

御手洗:プリンス久志!

久志:御手洗!

御手洗:あ~やだ~元気? 懐かしいわ。

久志:久しぶりだな。

御手洗:久しぶり。

渉:華さん お招きありがとう。楽しみだな~。

華:是非 楽しんでいって下さい。

渉:うん。

潔子:音さん。

音:潔子さん 和子さん!

潔子:お久しぶり!

音:久しぶり。うわ~すごい。

潔子:もうすぐ8人目が生まれるんですって。

音:8人目?

和子:うん。

音:千鶴子さん。

千鶴子:本日はお招きありがとう。

音:来てくれてうれしい。あの舞台って…。

千鶴子:ご心配なく。まだ出演者の発表前だったから大きな混乱もなく進んでいるそうよ。

音:よかった。

千鶴子:すてきな音楽会になるそうね。

●孤児院「聖マリア園」教会の舞台

佐代シスター:皆様 本日は足をお運び頂きありがとうございます。どうか子どもたちと一緒に楽しい時間をお過ごしください。

(拍手)

子どもたち:♪「きよしこのよる」「ほしはひかり」「すくいのみこは まぶたのなかに」

子どもたち:(ハーモニカ)♪「ジングルベル」

藤丸:♪「赤いリンゴにくちびる寄せて」

久志:♪「だまって見ている青い空」

観客:キャ~!

藤丸と久志:♪「リンゴは何にもいわないけれど」「リンゴの気持ちはよくわかる」「リンゴ可愛や 可愛やリンゴ」「どなたがいったか うれしいうわさ」「軽いクシャミもトンデ出る」「リンゴ可愛や 可愛やリンゴ」

(拍手と歓声)

久志:最後は古山裕一君です。皆さん 大きな拍手で迎えて下さい。どうぞ。

(拍手)

(裕一のせきばらい)

裕一:え~僕からひと言だけ挨拶させて下さい。音楽にはさまざまな力があります。慰めたり鼓舞したり 人にはいろんな場面で音楽と関わります。え~僕は音楽家として人に喜びをもたらす音楽を皆様と共に共有したい。今日ここにいる皆様のお顔を見てそう感じました。

(裕一のせきばらい)

裕一:最後の曲は「蒼き空へ」という曲です。この曲は作詞家の村野鉄男君と一緒に作りました。歌うのは…私の妻 古山音です。僕が…僕が音楽家として続けてこられたのは彼女のおかげです。掛けがえのない私の恩人です。音。

(拍手)

裕一:それでは聴いて下さい。

音:♪「仰ぐは小春日 燦々と溢れ」

「スイセンのしずく」

「羽交わす つぐみたち」

「君よ いつか」

「たぎり落つ雨も上がれば」

「希望に胸はずませ」

「空へはばたく」

「その時 吹く風を待ちわびて」

「雲をさき 届く光を辿らん」

「さあ 翔け(はばたけ)」

「途切れた あの夢の続きへと」

「睦し日 幾重と胸に畳みて」

「どこまでも蒼き空へ」

(拍手)

華:聴けてよかったよ お母さんの歌。

音:ありがとう。ああ…やっぱり 歌はやめられない。お母さんね 本当にやりたいことが今日はっきり分かった。音楽は人に喜びをもたらす。幸せにする。お父さんが言っていた言葉を歌で伝えていきたい。

華:私も…何か見つかるかな。

音:大丈夫!見つかったら全力で応援する。

華:うん。ありがとう。

2人:フフフ。

(戸にぶつかる音)

華:あっ 何やってんの? お父さん。

裕一:うん? ごめん ごめん。

(笑い声)

音:裕一さん ありがとう。どんな大きな劇場にも負けない最高の舞台でした。

裕一:また聴かせてよ 音の歌。

音:はい。フフフ。

華:あ~おなかすいた!

裕一:おっ! じゃあ バンブー行こうか。打ち上げするって。

音:あら! フフッ。

裕一:いい日だったな~。アハハハハ。

音:ねっ。

裕一:おっ!

音:アハハ!

裕一:何食べたい?

華:え~何食べようかな?

裕一:ハハハハ。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。