朝ドラ「おかえりモネ」第2週「いのちを守る仕事です」9話、米麻町の森の中で激しい雷雨に見舞われた百音と小学3年生の福本佳輔君が遭難。
この窮地の時に思い出したのが「10分後の天気が分かる」と言った気象キャスターの朝岡。早速、携帯から電話すると的確な指示を出す朝岡。
そのおかげで避難小屋までたどり着き、朝岡も安堵したところで、今度は2人を心配した菅波が百音に電話連絡。
10歳以下の子供は 水にぬれると体温が下がりやすく 冷えた状態で深部体温35度以下に下がると呼吸が弱くなって心停止するケースもあります。非常に危険です。
この事実を知っただけでも朝ドラを見たかいがあったというもの。そして、名刺を貰ったらすぐにスマホに登録すべきという教訓も得て明日に続くです。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第2週9話
●登米 米麻町 山中
百音:今 一緒に道に戻りました。すぐに追いつきます。はい!合流しますね。
(物音)
百音:急ごう。圭輔君!圭輔君!圭輔君!
圭輔:お~い。
(雷鳴)
百音:よいしょ。
圭輔:ごめんなさい。
百音:いいから 行こう。
圭輔:足痛い…。
(雷鳴)
百音:大丈夫。ちょっと待ってで。あっ しゃがんででね。
♪
翔洋:こっち こっち! こっち!
(雷鳴)
(翔洋と百音の電話)
翔洋:こっちも楠木地区の詰め所に避難してで。川久保さんもこの雷じゃ動げない。永浦さん 聞こえる!?
百音:はい 聞こえてます!
翔洋:とにかぐ 木のそばは駄目。足閉じて しゃがんで。
百音:はい。足閉じて しゃがんで。手は地面に着かないで。伏せちゃ駄目。
翔洋:あど 2人して固まんないで。
百音:そうなの…?
圭輔:あっ 待って!
百音:大丈夫! こごにいるから! くっついてちゃ駄目なんだって。頭低くしてて! 耳を覆って! 木のそばは駄目って言われても…。
●米麻町森林組合・事務所
木村と山崎:行ってきます!
サヤカ:気を付けて! じゃあ モネど その福本君以外は全員 そごにいんだね? けがもない?安全? 分がった。
川久保:姫! 姫いますか?
サヤカ:先生方は電話 持ってるかしら? そう じゃあ 校長先生現状報告するように伝えでください。私からも学校に連絡します。はい ありがとう はい。
川久保:モネちゃんが 遭難したがも!
サヤカ:翔洋さんがら 今のところ無事だって聞いでます。川久保さんは消防に事情説明しといで。あどで救急車に来てもらうど思うがら。もしもし迫川小学校…。
(雷鳴)
●登米 米麻町 山中
百音:圭輔君! 大丈夫?
圭輔:誰か来てくれないの? 助けて!
百音:待って もう少し我慢して。今 考えっから…。
圭輔:痛い…。
百音:駄目! 伏せちゃ駄目!
(雷鳴)
回想・朝岡:低気圧が近づくと ぜんそくが悪化したり…。 10分後のことならもっと正確に分かります。
百音:出ろ…出で…。
●東京・テレビスタジオ
朝岡:お疲れさまでした。
♪
百音:出ろ…出で…。
♪
スタッフ:朝岡さん 電話鳴ってます。
朝岡:ありがとう。はい もしもし。
百音:すみません 先週 登米でお会いした 永浦です。森林組合の。分かりますか!?
朝岡:分かりますよ どうしました?
百音:山ん中で 雷と大雨に遭って動けなくなってます。この雷はいつまで続きますか? 避難の方法があったら教えてください!
朝岡:頭低くして しゃがんで。避難姿勢は取れてますか?
百音:はい。
朝岡:状況を教えてください。永浦さん一人ですか?
百音:小学3年生の男の子が一緒です。
朝岡:米麻の森林組合のハイキングコースですよね? 今いる所は森の中?
百音:赤松地区っていう山の狭い林道です。車は入れません。
朝岡:ほぼ森の中ですね。木のそば側撃雷があるので そのままそこにいるのは危険です。まずは安全な所へ移動しましょう。
百音:分かりました。でも…。
朝岡:周りを見てください。山の斜面に茂みのような 背の低い木が密集しているところ ありませんか?
百音:少し上がったどごにあります!
朝岡:その茂みの中に入ってください。完全に潜って。移動する時は立ち上がらないように。動けますか?
百音:やってみます。圭輔君 今からそっち行くから。いい?
(雷鳴)
(雷鳴)
朝岡:永浦さん。
百音:入りました!
朝岡:そこで雷が収まるのを待つという手もありますが できれば近くの避難小屋に移動した方がいいです。1分待ってください。こちらで調べます。子供に声をかけてあげて。
百音:はい。圭輔君 大丈夫だからね。
圭輔:うん。
朝岡:もしもし いいですか。 このあと 風向きが変わります。その間 そこは一度 雷雲から外れます。ただ次の雲の中に入ってしまうと しばらく雷から抜けられません。この間に移動してください。避難小屋の位置は分かりますか?
百音:分かります。でも間に合わなかったら…。
朝岡:これを逃すと 次の雷雨が収まる頃には日が暮れてしまいます。動くならこのタイミングです。
百音:でも いつ動けばいいのか…。
朝岡:風の音を聞いて。木の間を通る音です。風向きが変われば 確実に音も変わりますから。大丈夫。
(回想)
百音:今 向こうからカフェのおばあちゃんたちの声が…。
翔洋:永浦さんは耳がいいんだね。
(回想閉じ)
朝岡:永浦さんなら分かります!
百音:やってみます。
♪
百音:音がちょっと変わりました。
朝岡:恐らく 今から急速に天候が変わります。雨が弱まってきたら動けます。空を見て。一瞬明るくなりませんか?
百音:明るいです。風向きも変わったような気がします。
朝岡:今です。10分くらいで次の雲が来ます。落ち着いて。動けますか?
百音:はい。行こう。
♪
圭輔:わあ!
百音:あっ ごめん!
●米麻町森林組合・事務所
サヤカ:まだ こちらがらも連絡します。はい ありがとうございます。
川久保:まだ強ぐなってきた…。
サヤカ:もしもし…。
百音:あっ サヤカさん?
サヤカ:モネ? 避難小屋に着いだ?
百音:着いた。
サヤカ:そう よがった。天気がもう少しで回復したら 消防に迎えに行ってもらうがら。
百音:分がった。
サヤカ:子供は? 大丈夫? あなたも?
百音:大丈夫。充電切れると困るから 切るね。
サヤカ:うん うん うん。はあ…。
●登米 米麻町 避難小屋
百音:大丈夫?
●米麻町森林組合・事務所
サヤカ:福本圭輔君の保護者の方に迎えに来ていただげますか? あど ほがにもご心配な保護者の方は直接 森林組合の方へ。
●東京・テレビスタジオ
(電話の着信音)
朝岡:もしもし。
百音:なんとか着きました。
朝岡:ああ よかったです。建物の中でも危険はありますから気を付けて。
百音:はい。落ち着いたらまた連絡します。ありがとうございました。
朝岡:はい。ふう…。
●登米 米麻町 避難小屋
百音:大丈夫?足痛い?
圭輔:ちょっと痛いけど大丈夫。
百音:おうちの人に連絡して迎えに来てもらってるから。もうちょっと頑張ろうね。
圭輔:うん。
(雷鳴)
百音:言われたとおりだ…。さっきよりひどくなってきたね。あん時 こっち木といてよかったぁ…。よし。
(電話の着信音)
百音:誰? もしもし?
菅波:菅波です。
百音:先生。あれ 何で…?
菅波:9歳の男の子の全身状態を確認させてください。今 眠ったようになっていませんか?
百音:ああ…寝ちゃってます。
菅波:声かけして返事をさせてください。
百音:はい。
菅波:低体温症で意識混濁している可能性があります。
百音:え?
菅波:10歳以下の子供は 水にぬれると体温が下がりやすく 冷えた状態で深部体温35度以下に下がると呼吸が弱くなって心停止するケースもあります。非常に危険です。
百音:えっ!? えっ えっ…け…圭輔君! 圭輔君!圭輔君! 起きません!
菅波:ぬれているものは脱がせて タオル ビニール袋 ブルーシート 何でもいいです。
百音:はい!圭輔君!
菅波:乾いたもので体をくるんで 温めてください。
百音:圭輔君!圭輔君!圭輔君!圭輔君!圭輔君。できました。
菅波:そこにストーブはありませんか?あったら つけてください。あっ 換気に気を付けて。
百音:あとは?
菅波:手や足など 体の末端をさするなどして 声かけしてください。
百音:圭輔君!圭輔君!圭輔君!
菅波:意識を回復させてください!
百音:圭輔君!圭輔君! 起きて!
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]