「おかえりモネ」セリフ書き出し第2週8話|山では絶対に道を外れちゃ駄目なの。命に関わるんだよ!

朝ドラ「おかえりモネ」第2週「いのちを守る仕事です」8話、小学生の林間学校2日目は山歩きと植樹体験。

予定通りに進んでいる中、女子生徒がぜんそくの発作を起こし、しばらく休憩していると雷鳴が轟き、悲鳴を上げる子供たち。

そんな中、竹とんぼを飛ばした福本佳輔君が道を外れて単独行動に。連れ戻しに行った百音だったが、途中で圭介君が滑落してどしゃ降りの雨が降ってきて、明日に続くです。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第2週8話

耕治:おばあちゃんの初盆には帰ってこいよ。

百音は少しずつ仕事の楽しさを感じ始めていました。

●登米の道端

耕治:タクシー…つっても走ってねえが この辺は。

●ジャズ喫茶「Swifty」

耕治:いや~驚いたわ。何年ぶりですかね。

田中:びびったよ。何で登米の道端にコージーがいんのよ。

耕治:トムさんの写真。わ~懐かしいなあ。

田中:トムさんとか呼ぶなよ こんなじじいを。お前の写真もあんじゃねえか?

耕治:えっ 本当に?

田中:うん。

耕治:うそうそうそ。ああ! あった あった! うわ~。このころ…。

回想・百音:お父さんが俺はこっちだって自分で決めたように 私もこっちだって自分で決めたい。そういうものを見つけたい。

田中:銀行員なんかになっちゃって。

耕治:だから それ 言わないでくださいよ。頂きます。トムさんは? 写真続けてんですか?

田中:俺? 俺は最近はもっぱら これよ。

耕治:へえ~。トムさん こういうのも撮んだ。

田中:心が穏やかになるからねえ。

耕治:穏やか?

(笑い声)

耕治:うそでしょ…穏やか…。あっ!すみません もう行かねえと。明日 仕事なんで。

田中:相変わらずの銀行だろ?

耕治:だがら それ言わないでって。

田中:そういや 何でこんなとこいるのよ。

耕治:ああ 娘が。今 新田サヤカさんのとこのお世話になってんですよ。

田中:ああ 姫のとこいるのか。

耕治:俺のおやじのツテで。昔は漁師と山主って 何か深い縁があるったらしいですね。

田中:お前の娘か。ハハ 顔見てみてえな。

耕治:あっ 娘に悪いごど 教えないでくださいよ?

田中:悪いこと教えんのは お前で打ち止めだよ。

耕治:本当かな。

田中:でも 結局 まっとうになっちまうんだもんな。つまんねえよ。

耕治:すみません。あっ 娘に変なごど 吹き込まないでくださいよ。

●米麻町森林組合

百音:おはようございます。

子供たち:おはようございます。

百音:昨日はよく眠れましたか?

まあまあ 眠れましたよ。

百音:よかった。今日は山歩きと植樹体験です。では早速 山の中での注意事項をお話しします。

子供たち:は~い。

●登米 米麻町 山の中

翔洋:ちょっと こっち。こっち気を付けて。滑落すっかんね。気を付けてね。

川村:ほれ そこ気を付けてね。

翔洋:スト~ップ!ここでちょっと説明します。ヘルメットをかぶって。この辺りの木は人の手で植えられだものです。だいぶ 大きぐなってるよね。

何年目ですか?

翔洋:もう これは50年。50年たってんだよ。

ちっちゃいのもあるよ。

翔洋:そうs ちっちゃいのもあるけど でもね この植えだ木が 全部大きぐ成長してしまうど 森がぎゅうぎゅうの満員電車みだいになって太陽がらの光が地面に届がなくなっちゃうんだよね。そうすっとね 背の低い気が お日様の光を浴びるごどがでぎなくなって 枯れてします。すると ちょっとした雨でも土砂崩れが起ぎて 君だぢの住んでる町にも被害が出でしまったりすんだ。

圭輔:やだ。

翔洋:だがらね…。はい ちょっと前 進みます。

百音:ゆっくり 足元 気を付けてね。

翔洋:あそご 見でください。見えますか?

子供たち:見えま~す。

翔洋:山はね 木が多げればいいどいうわげではありません。大きぐ育でる木は残して それ以外の木は切って太陽の光が山の肌にちゃんと当だるようにします。分がりますか?

分かります。

翔洋:はい。じゃあね お願いしま~す!

(チェーンソーの音)

頑張れ。

子供たち:うわ~!頑張れ!頑張れ! 

あっ 何かちょっと傾いてんじゃない?

すげえ!

(歓声)

うわ~ すげえ! 

翔洋:ちょっと待て ちょっと待て…。

(歓声)

圭輔:切られちゃう木はかわいそう。

百音:そんなごどないよ。昨日 勉強したでしょ? あの木もすごぐ大事に使われるよ。重ねて強い板にして家具にしたり 食器とか駅弁のお弁当箱にもなるし。それも。

圭輔:ああ…うん。

百音:切られた木もいろんなものになって みんなの役に立ってるよ。

圭輔:そっか…。

翔洋:この木はね 広葉樹どいって ま~るい葉っぱの木です。実際 おうちの柱とかにはなりません。でもね 雨をためだり 葉っぱが地面に落ぢで 土の栄養になったりする とっても大事な木なんですよ。

圭輔:すげえな。みんな役に立ってる!

翔洋:そう そのとおり! 圭輔君 いいごど言うね! ナイス!

回想・龍己:山の葉っぱさんたちの栄養が…。雨が降っと 川に運ばれ そして 海に行ぐ。それで じいちゃんのカキやホタテをおいしぐしてくれるんだ。

●気仙沼 カキの養殖場

亜哉子:絡まないように気を付けて。

未知:うん。はい。

龍己:おう。みーちゃん 学校は出ねえのが?

未知:今週 中間試験だから 9時半まで行けばいいの。

龍己:おいおい だったら なおさら早ぐ行って勉強したらどうだ。

未知:試験なんか簡単すぎて つまんない。

亜哉子:あ?

未知:海で作業してる方が面白い。

龍己:ハハッ。でもな…。

亜哉子:未知みたいな子 教師にとって一番やっかいなのよねえ。頭よすぎちゃって。

<<耕治:みーちゃん! 学校遅刻すっぞ!

未知:言ってなかった…。

亜哉子:未知 試験だから 1本あとでいいんだって!

耕治:えっ?

亜哉子:未知 試験だから…。

<<耕治:何~?

亜哉子:もう…いいから!大丈夫!行ってらっしゃい!気を付けて! 

<<耕治:いいのが!? じゃあな。

未知:声がでかいんだよ。

龍己:モネは 向ごうで仕事するごどになったのが?

亜哉子:そうみたいです。耕治さん 案外 ちゃんと話してきたみたいで。

龍己:みーちゃん 向ごうの…。

亜哉子:あれで結構 いい父親なんじゃないですか?

耕治:みーちゃん!試験 頑張れよ!1番取れよ!1番!

未知:もう うるさいな もう…。

龍己:ハハハハハ 娘に甘すぎるよ。

●登米 米麻町 山の中

翔洋:今日は雨の予報はながったですけどねえ。

谷口:山の天気は急に変わったりしますよね。

翔洋:まあ 今戻れば大丈夫ですよ。昼までに下りれるように予定組んでますから。山の天気…。

川村:ちょっと待ってくださ~い! 大丈夫 大丈夫 これね あるから。大丈夫 大丈夫。
谷口:どうしたんですか?

川村:みくちゃん ぜんそく出ちゃいました。ちょっと待ってもらえますか?吸入します。
翔洋:大丈夫ですか?

川村:いつもこれで治まるので。少し待ってください。

谷口:じゃあ ちょっと休憩しましょう。みんなも座って水分補給して。

翔洋:水筒持ってきてない子 いないが?

谷口:圭輔。

圭輔:何?

百音:何かやらかしそうだから 見てる。

圭輔:信用されてねえの。

谷口:おぶってやっから 心配すんな。ちょっといいか?

川村:せ~の…よいしょ。

(雷鳴)

(悲鳴)

圭輔:おっ!

谷口:何で今飛ばすんだ! いいがら行こう。

一同:圭輔!

川村:福本君!

翔洋:永浦さん!?

百音:こご 電話通じるから大丈夫です。すぐ連れてきます!

川村:私も残ってます!

(雷鳴)

翔洋:組合がら人呼びます。とりあえず急ぎましょう。

谷口:お願いします。

川村:はい ちょっとみんな急いで。大丈夫 大丈夫。大丈夫 大丈夫だから。行くよ。

百音:圭輔君!圭輔君! 

圭輔:あっ。

百音:圭輔君。山では絶対に道を外れちゃ駄目なの。命に関わるんだよ!

圭輔:ごめん。これ よく飛ぶから。弟にあげようと思って…。

百音:見つかってよかった。行こう 雷危ない。今 一緒に道に戻りました。すぐに追いつきます。

翔洋(携帯):分がった。念のため川久保さんにそっち行ってもらってっから。

百音:はい! 合流しますね。

(物音)

百音:急ごう。圭輔君!? 圭輔君! 圭輔君! 圭輔君! 

圭輔:お~い。落ちちゃった。

(雷鳴)

百音:うそ…。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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