「おかえりモネ」セリフ書き出し第9週44話|若者が決めだごどでしょ? 快ぐ送り出してやんのが大人じゃないの。

朝ドラ「おかえりモネ」第9週「雨のち旅立ち」44話、百音は気象予報士試験に合格したことをようやくサヤカに報告。

みんな分がってるわよ 若者が決めだごどでしょ? 快ぐ送り出してやんのが大人じゃないの。

ということで、森林組合の皆にも言い含め、百音が組合を辞めて東京で気象にまつわる仕事を目指すことを応援するサヤカ。

一方、菅波も百音に影響を受け、 もうしばらく今のままで東京と行き来して訪問診療を続けることを中村先生に報告。

菅波が東京と登米を行き来し百音は東京へ。この展開で東京に行った百音が、やがて地元に戻るというあらすじを考えれば、やはり百音の結婚相手は菅波先生なのかと思う本日の感想でした。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第9週44話

●登米 米麻町 能舞台

(サヤカの仕舞の舞い)

サヤカ:どうだった?

百音:かっこよかったです。

サヤカ:でしょう。フフフフ。舞を舞うごどはね 能では物事の陰と陽を整えるごどを意味すんの。陰陽ともいうわね。

百音:陰と陽ですか…。

サヤカ:陰と陽のバランスが悪いど この世界全体が不安定になんのよ。

百音:あっ 低気圧と高気圧も 陰と陽かも。気象もそうなんです。バランス取ってるんです。気圧の差をなくすために 風が吹く 水の量が偏らないように雨が降る。

サヤカ:へえ~雨。あっ そうよ 前!

百音:ん?

サヤカ:舞を舞って 天の陰陽が整うど 雨が降るっていわれでんの。舞は雨乞いの意味もあんだもの。

百音:すごい…。

サヤカ:面白いね いろんなものがつながってで。

百音:サヤカさん。すみません うそついて…。

サヤカ:分がってるよ あんだの気持ぢは。んでもね…「仁を過ぎれば弱ぐなる」だよ。甘やかしすごっと 駄目人間になる。

百音:あ…。

サヤカ:モネのごどじゃないよ?フフ。私のごど。年寄りは甘やかすど途端に弱っからね。下手に情げなんて かげでくれなくていい。私は一人で生ぎできた。これがらも一人で生ぐでゆぐ。だがら強いの!

百音:サヤカさん。

サヤカ:フフ…あんだに心配される筋合いはないよ。行ぎなさい。自分の思う方へ。

(雨音)

百音:え…雨…。

サヤカ:ほらね 全てが整ったら 雨が降る。

●米麻町森林組合・事務所

翔洋:ん?辞める?えっ!? 辞める!?

百音:すみません。 どうしても気象の仕事がしてみたくて…。

山崎:気象予報士の試験 合格したって聞いでだげど…。

木村:んでも こご辞めるって…。

里乃:モネちゃん…。

百音:すみません 急に…。

翔洋:ああ…山じゃ駄目なんですか?

百音:そんなごどないです。山は大好きです。こごの仕事も皆さんのごども…。

サヤカ:山が駄目なんじゃないよ。山を知ったがら 空の仕事がしたぐなったんだ。ねえ この子 いい顔になってきたでしょ? 最初 来た時のモネの顔 ひどい顔してたもんね。何もないみだいな顔してさ。

川久保:んだな ひどがったもんな。あの子 大丈夫がって俺 姫に聞いださ。

山崎:んだったの。

サヤカ:それが こごまでなったのはみんなのおかげだよ。それでやっと見つけだんだよ。ね?

百音:はい。

翔洋:う~ん…見つけちゃったんなら しがだないが。

川久保:石ノ森先生も言ってっしな。「どんなに時代が変わっても面白さをみつけられれば人間はいくらでも熱くなれる」。

翔洋:でも 寂しいなあ! まあ…ヒバの木の保管場所もきっちり全部 決めでくれましたし うん…。本当 うぢの仕事よぐ頑張ってくれました。

木村:学童机もね。

翔洋:うん 分がりました。頑張ってください。

百音:ありがとうございます。お世話になりました。

(拍手)

川久保:はいはい 早ぐ早ぐ。

百音:ありがとうございました。

木村:体さ 気を付けてね。

(拍手)

●登米 森林組合内「よねま診療所」

(菅波と中村の電話)

菅波:もうしばらく 今のままで東京と行き来して こちらでは訪問診療を続けたいと思います。

中村:ものすご~く意外な答えが返ってきたので 少し…ハハ 驚きました。

菅波:そもそも中村先生が 僕に足りないものは何かって考えて こっちに引っ張ってきてくれたんでしょ。僕は何かを考える前に 手が動くようにならないといけない。痛いと言ってる人がいたら その痛みに即座に手を当てられる 何も考えずに。ただ そういうことができる人間に まずはならないといけない。だからもう少しこっちにいます。

中村:いや~よかったぁ!

菅波:え?

中村:だって菅波先生が東京勤務オンリーになっちゃうと 代わりの若いやつ 登米に送んなきゃなんないでしょ? 悪い 悪い。でも み~んなに断られちゃって どうしよっかなって思ってたんですよ。

菅波:まあ…でしょうね。

●登米 米麻町 新田家

百音:はい。

サヤカ:はい。

百音」昨日はありがとうございました。

サヤカ:ん?

百音:あの 森林組合で皆さんを説得してくれて…。

サヤカ:ああ。

百音:サヤカさんが言ってくれたから。

サヤカ:みんな分がってるわよ 若者が決めだごどでしょ? 快ぐ送り出してやんのが大人じゃないの。んでもね…。あなたにはまだやんなぎゃいげない大事なごどが一づ残ってる。
百音:ん?

サヤカ:気仙沼に行ぎなさい。行って 家族に話してきなさい。ちゃんと伝えできなさい。あなたが胸の内に抱えできたもの。自分の言葉で。

百音:はい。

●気仙沼 亀島 永浦家 居間

百音:うわっ 大きい! おいしそう!

未知:おじいちゃん自慢の春ガキ 3ねんものだよね。

龍己:そうだよ。

亜哉子:モネ いい時に帰ってきたわね。

耕治:でも どうしたんだ?急に。

百音:ん? ああ うん…。

未知:お祝いだよ。お姉ちゃんの気象予報士試験合格と 私の高校卒業と水産試験場配属決定!

亜哉子:2人とも親が思ったのとは ちょっと違ったけどよく頑張りました。これからも頑張ってください。

2人:はい!

亜哉子:じゃあ…。

耕治:おう。それじゃ… 乾杯!

一同:乾杯!

亜哉子:おめでとう!

百音:ありがとう。

龍己:おめでとう。

耕治:なあモネ 何か話があって来たんじゃないが?

百音:ん? あ~…。あっ そうだ お父さん 飲もう。

耕治:ん?

百音:私 二十歳になったよ?もうお酒飲めるよ。

耕治:ああ…。

百音:娘とお酒飲みたかったんでしょ?

耕治:え? ああ…。

百音:頂いちゃいましょう。

耕治:おう 乾杯。

龍己:おお…おいおい おいおい…。

耕治:ああ ちょちょちょ…。

百音:はあ~!何か楽しい!

耕治:そんな…。

百音:もう一杯。

耕治:一気に飲んだら…。ゆっくり飲まねえと。

百音:乾杯。

耕治:いや 大丈夫…。

家族だからうまく言えない でも言わなきゃね。

耕治:大丈夫が?お前。

百音:大丈夫 大丈夫。

耕治:いやいや まだいくの!?

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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