「おかえりモネ」セリフ書き出し第8週40話|りょーちん「こっから先の未来まで壊されてたまるかっつうの!」

朝ドラ「おかえりモネ」第8週「それでも海は」40話、行方不明だった新次が見つかり、息子の亮とともに永浦家に泊まった翌日、幼なじみたちが集まり、百音が勉強しているにも関わらずボードゲームでお遊び。そんな中、皆の進路を確認した亮が胸の内をさらけ出し…。

俺らは 親たちとは違うからさ。俺は…おやじとは違うから。過去に縛られたまんまで何になるよ。こっから先の未来まで 壊されてたまるかっつうの!俺らは俺らの好き勝手やって生きてく。音楽だなんだって うちの仕事捨てたっていいし。地元好きなら 地元盛り上げんのもいいし。大学行かずにさっさとやりたい仕事に就くのもいい。勢いで東京行ったっていい!急に苦手な勉強始めたっていい。俺らが前を向くしかないんだ。

これがあって初めて生きるドラマ最後の雅代さんのナレーション。

いつか子供たちが ふと気付かせてくれるはずです。春は悲しいだけの季節じゃないよね。

視聴率的にはかんばしくない状況が続きますが、ドラマの作りは非常に丁寧かつ心に響いていると断言して、来週もよろしくお願いいたします。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第8週40話

●亀島 永浦家 中庭

亮:おはよう。

百音:おはよう、

亮:うわ 寒…。ずっと勉強してたの?

百音:ううん 波の音がすごくて起きちゃった。

亮:何 都会の人みたいなごど言ってんの。

百音:そっちは?陸で寝るの久しぶりで起きちゃった?

亮:うん。足元揺れてないのが逆に気持ち悪い。フフ…うそ。

百音:ん?

亮:全然 慣れないよ 船の生活。

百音:そっか…。

亮:仕事きっついしさ 親方怖えし…。おやじもそうだどさ 本当 漁師ってガサツな。でもさ 海は嫌いになれないんだわ。海に恨みはない。

百音:うん。

●亀島 永浦家 百音の部屋

亮:そっか みーちゃん 水産試験場行くんだ。

未知:まだ決定じゃないけど 希望は出してて…多分。

亮:県職員の試験 いや 受かるとはすごいね。

三生:すごい!ハハ。

亮:じゃあ 俺ら 海仲間だ。頑張ろうね。

未知:うん。

亮:で スーちゃんは 東京?

明日美:逃した魚はバカでかいからね!

(笑い声)

亮:魚?

悠人:だから スーちゃんが東京行って 何かこう…すごい活躍したり セレブになったりしたとすんじゃん。

三生:すんじゃん。

亮:うん。

悠人:で そん時 言い寄っても もう りょーりんなんか相手してもらえないよってごど。
三生:ってごど。

明日美:そう。

亮:ああ。えっ でも 仙台行った時も んなごど言ってたよね。

明日美:は? えっ 何それ? 私が全然変わってないってごど?

三生:悔しいよな!? 余裕でな!? スーちゃん 見返してやれ!

明日美:い…今は 色白のかわいい男の子の方が好きです!

(笑い声)

亮:いいじゃん 東京。スーちゃんは都会が似合うよ。

三生:俺だって 大学いる間に 何かこう 絶対 何かでっかいごどやる!坊さんなる前に。フフフ。

亮:坊さん なるんだ。

三生:ん? まあ 寺の仕事は嫌いじゃないし。でも まだ。

亮:寺って やっぱ大事だしね。でも そうだな…今は好きなごどやったっていいよな?

三生:おう…。

亮:で 悠人は島戻って市役所だろ?

悠人:え…うん。

亮:地元愛 最高だよな。

悠人:うん。

三生:どしたよ りょーちん。

亮:俺らは 親たちとは違うからさ。俺は…おやじとは違うから。過去に縛られたまんまで何になるよ。こっから先の未来まで 壊されてたまるかっつうの!俺らは俺らの好き勝手やって生きてく。音楽だなんだって うちの仕事捨てたっていいし。地元好きなら 地元盛り上げんのもいいし。大学行かずにさっさとやりたい仕事に就くのもいい。勢いで東京行ったっていい!急に苦手な勉強始めたっていい。俺らが前を向くしかないんだ。

●亀島 永浦家 居間

(鈴の音)

亜哉子:おばあちゃんに合格祈願?

百音:うん。明日 朝早く出ちゃうから 今のうちに。

亜哉子:好きなことしなさいね。

百音:ん?

亜哉子:おばあちゃんがね 昔言ってくれたの。仙台で結婚して しばらくして あなたができた時 お父さん 単身赴任であっちこっち行ってたから 一人で子育てするより 島で暮らしたいって私が言ったらね…。

百音:島に来たいって お母さんが言ったの?

亜哉子:うん。おばあちゃん「島に来てくれるのは大歓迎だけど 先生の仕事は続けなさいね」って。

回想・雅代:女が自分の好ぎな仕事選べるなんて この辺じゃ ながながでぎるごどじゃないのよ。

亜哉子:まあ おばあちゃんの時代はってことかもしれないけど…。

百音:そうなんだ。

亜哉子:未知も。おいで。

未知:はい。甘いものあげとぎゃいいと思ってるでしょ。

亜哉子:私は学校の先生も カキやホタテの仕事も 民宿の手伝いも全部好き。今までずっと好きなことやらせてもらってきてる。だから あなたたちも遠慮しないでね。

未知:うん。

亜哉子:まあ でも…成人式の写真ぐらい いつか撮らせてあげて。おとうさん 自慢の娘たちの晴れ姿 ずっごく楽しみにしてんだから。

2人:う~ん…。

百音:まあ いつか。

亜哉子:え?

百音:いつかね。

(笑い声)

亜哉子:モネは? どれ?

百音:私? え~…。

未知:どう?これ。

百音:ピンクじゃん。

(笑い声)

百音:一緒にピンク?

未知:うん。

龍己:にぎやがだな。

耕治:ん? ああ。

百音:う~ん…でも全部いいね。

亜哉子:全部いい? 全部着てみたら? もう。

●気仙沼 漁港

百音:よし…行こ。

(物音)

百音:うわっ! りょーちんのお父さん! 大丈夫ですか?

新次:おう おう…モネちゃん。

百音:な…。

新次:何?

百音:何で…何でまた その…。

新次:えっ?

百音:いやいや…駄目です!

新次:はあ?

百音:駄目です!

新次:いやいやいや。

百音:駄目です。

新次:違うよ。俺 飲んでないよ。

百音:え?

新次:ハハハ いやいや 滑ったの。ほら こご。凍ってで。

百音:あっ…。

新次:いやね 船 見に来たの。けあらしが すんげえきれいだったがら。

百音:ああ…。

新次:いや~今日は船いっぱい出ていぐがら 息子の亮の船も 出だがなあってちょっと見に来た。何か いろいろ悪がったね。

百音:いや…。けあらし 蒸気霧っていうんです。この時期は海の水の方が暖かいから 蒸発した水が海水面の近くで冷やされて霧になる。

新次:ほう…。何で出っとが あんま考えだごどないげど いいよなあ。

百音:うん。

新次:ん?

百音:見て…つらくなったりしないですか?

新次:海に恨みはねえがら。

百音:りょーちんも同じごど言ってました。

新次:そうが。そうが。気ぃ付けでな。

●森林組合内カフェテラス

菅波:5分経ちました。

百音:先生!

菅波:はい。

百音:あの 長く跳べば そのオ…オス…。

菅波:オステオカルシン?

百音:うん…の分泌は 増えますか?

菅波:それは分かりません。

百音:先生!

菅波:はい。

百音:私 絶対に合格します!

(くしゃみ)

百音:おっ! あっ…。

菅波:すいません。

百音:ああ いや…。

いつか子供たちが ふと気付かせてくれるはずです。春は悲しいだけの季節じゃないよね。 

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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