朝ドラ「おかえりモネ」第1週「天気予報って未来がわかる?」4話、雨が降ったりやんだりする時刻を言い当てる朝岡。
そして登米能が始まる午後4時には雨がやむことを予測し、見事的中。
すごい!やっぱりすごいです!天気予報って 未来が分かんですね!
カキに転生した雅代婆ちゃん曰く、晴れのち雨のち虹。ワクワクするものに出会いました とのことで、もしかしたら百音の結婚相手は菅波ではなく、かなり年上ですが朝岡ではないかと思ってしまった本日の「おかえりモネ」です。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第1週4話
翔洋:登米能は!
今日は登米能の本番であり 石ノ森章太郎先生 原画展の初日。
●米麻町の森の中
2人:ワ~ッハッハッハッハ!
フフフ ふざけているわけではありません。この笑ったり大きな声を出したりするのは立派なセラピーで 森の力を感じてもらう試みなのです。
百音:やってみましょうよ 山ん中ですよ? 誰も見てませんから。こうして おなかの中がら声出して笑うと 体の中のストレス物質が減るんですって。ねっ 課長。
翔洋:んだな。
百音:さあ 一緒に。さあ 一緒にやりましょう いきますよ せ~の…!
2人:ワ~ッハッハッハッハ!
朝岡:ああ…ああ いい気分だ。ふだん腹から笑うことなんてほとんどないですからね。
翔洋:日頃言えない不満どがも 言うどスッキリしますよ。登米能はぁ もっと評価されるべぎ!
(せきこみ)
朝岡:だ…大丈夫ですか?
翔洋:だ…大丈夫です。どうぞ 朝岡さんも思いの丈を。
朝岡:えっ…ああ…そうだな じゃあ…天気予報の放送枠 日本全国の予報で2分30秒は短すごる~! もっと各地の詳細をお伝えしたいんですけどね なかなか…。
百音:ハハハハ…。今 向うがら カフェのおばあちゃんたちの声が…。
朝岡:え?
百音:どっかがら変な声がするよって。
翔洋:ここがらカフェの声は聞こえないですよ。遠すぎますよ。
百音:でも 今…。
<<(笑い声)
<<変な叫び声 聞こえなかったか?
百音:ね?
翔洋:永浦さんは耳がいいんだね 若いがら。ハハハ。
朝岡:それもあるかもしれませんが 遠くの声が聞こえたのは雨が降るからかもしれません。
翔洋:どういうごどでしょう?
朝岡:音は湿度の高い方から低い方に曲がるという性質があります。 今 低気圧が接近していて 上空に暖かい空気が入り込んできてる。それで音が空に逃げずに地上にとどまり 遠くの声が聞こえやすくなってるんです。
2人:つまり…?
朝岡:このあと雨が降るということです。早めに山を下りた方がいいですね。
(OP)
朝岡:森の中は空が見えないので怖いです。空が見えていれば 天気の変化が分かります。あと1時間は雨が降らないから もう少し森の中を歩いていても大丈夫とか あの雲は危ないから今戻った方がいいとか。
百音:1時間後のごどが分かるんですか?
朝岡:分かりますよ。10分後のことなら もっと正確に分かります。例えば…ここから森林組合までは西に500メートルぐらいですよね。
百音:はい。
朝岡:居間の風向き それから空に見えてる雨雲の動きから判断して およそ10分後 私たちが事務所に帰り着く頃に雨が降り出すと思います。
翔洋:急ぎましょうね。
●米麻町森林組合・事務所
百音:ああ…降ってきた。
翔洋:あっ! 確かにあれがら10分…。
百音:ああ ピッタリ。
翔洋:あっ どうぞ。ああ でも雨 今日降られっと 困んだげどなあ…。
百音:言ったとおりですね…。
朝岡:科学に基づくことですから 特別すごいことではありません。それに天気を予測する力は 本来 人間に備わった能力でもあります。低気圧が近づくと ぜんそくが悪化したり 偏頭痛になったり。梅雨になると関節が痛みだしたり…。
百音:ああ 健康診断に来る方がら よく聞きます そういう話。
朝岡:気象病って言ったりするんですけど 気温差や気圧の変化による血管の拡張など ちゃんと天気との関連性が証明されているものもあるんですよ。
翔洋:で この雨 今日ずっと降り続け…。
(せきこみ)
百音:あっ 大丈夫ですか?
朝岡:翔洋さんが花粉症でせきこむのもそうです。花粉症も気象病です。
百音:ん?
翔洋:ん? 花粉症? 私が?
●森林組合内「よねま診療所」
菅波:花粉症です。
翔洋:えっ?
菅波:アレルギーの薬 処方箋出しますからのんでください。
翔洋:え? くしゃみも鼻水もそんなに出ないし 今までだって全然…。大体 こんだげ長いごど 山で仕事してきて 花粉症だなんて そんな…。私は…私は絶対 花粉症では…。
(くしゃみ)
菅波:花粉症です。
翔洋:ありがとうございました。
菅波:はい お大事に。
●登米 米麻町 新田家
(雨音)
サヤカ:あら? 雨。
●米麻町森林組合・事務所
翔洋:ああ やっぱり登米能は中止だなや。
百音:この雨だと お客さん ぬれてしまいますもんね。
翔洋:ああ…薬のんで 喉の調子もよぐなったのに。
山崎:残念ですねえ。
木村:案外楽しみにしてだんだげどねえ。
翔洋:メンバーに中止の電話しねえど…。
百音:待って 課長! 電話待って下さい!
翔洋:どうしました?
百音:30分だけ 外出できてもいいですか?
翔洋:ああ いいけど…。
百音:ありがとうございます。
●石ノ森章太 郎特別原画展
朝岡:ありがとうございます。
川久保:おお おお おお…朝岡さん そいづも買ったんですか。
朝岡:買ってしまいました。
川久保:アハハハハハハ!
朝岡:写真お願いします。
川久保:はい オーケー。
朝岡:あっ こっちもお願いします。
川久保:かっこいい~! はい オーケー!
朝岡:ありがとうございます。うわ~。
百音:朝岡さん!
朝岡:はっ はい…何でしょう。
百音:あっ いや あの…この雨はあと2時間でやんだりしませんか?
朝岡:は?
百音:もし この雨がやむなら 課長の登米能 中止にせずに済むんです。
川久保:ああ!
朝岡:ちゃんと調べてみましょうか。
百音:お願いします。
●米麻町森林組合・事務所
朝岡:はい。なるほど…じゃあ 暖湿流はそれほど強くないんですね?ありがとうございました。
百音:どうですか?
朝岡:天気図やレーダーの雨雲の様子からすると この地域に雨を降らせている雲は 温暖前線の雨雲なので このあとは低気圧の東進とともに北東方向に移動すると思われます。
翔洋:で…結論は?
朝岡:非常に難しいところではありますが この雨は午後4時にはやむと予測します。
(歓声)
川久保:んで 登米能 決行だ!
翔洋:そうですね!
みよ子:料理作っておがねえど!
千代子:早ぐ!
川久保:よし! 決行だ!決行だ!決行だ!
(歌声)
朝岡:これ外したら…。
百音:まずいですね。
午後4時
百音:お~!
♪
サヤカ:やんだ。
♪
やんだ。やんだ!
ああ やんでる やんでる。
雨やんでる。
やんだ やんだ。
あ~やんだ。
♪
翔洋:やんだ~!
(拍手と歓声)
翔洋:朝岡さん 朝岡さん! じゃあ 先いってます!
行ってらっしゃい!頑張れ~!
朝岡:うわ よかった~!
百音:すごい! やっぱりすごいです! 天気予報って 未来が分かんですね!
朝岡:もう一つ 面白いものがありますよ。外に出て 山の方を見てください。
百音:山? 分かりました。 うわあ…。
晴れのち雨のち虹。ワクワクするものに出会いました。
百音:ドアの鍵 オーケー。鍵 預がってる よし。あっ 先生。先生 早くしないと課長の登米能 始まっちゃいます!
菅波:僕は行きませんから。
百音:え?
菅波:明日 東京に帰るので 荷物をまとめないと。
百音:ああ…でも まら再来週にはいらっしゃいますよね。
菅波:ええ。そういう契約なので。
百音:だったら 荷物は全部 そのままでいいんじゃないですか?
菅波:東京で読みたい資料や論文があるんです。こっちに置いていったら読めない。
百音:そういう…。
菅波:それじゃあ お疲れさまでした。
百音:あの…。
菅波:はい。
百音:先生はどうして この診療所に来ようと思ったんですか?
菅波:また その手の質問ですか。
百音:先生 勉強 とてもお好きみたいだし…。東京でもっとそういう…研究…のようなごどに専念されててもおかしくないよなと思って…。
菅波:いやいや来てるように見えますか?
百音:いや…。すみません。
菅波:何かあるかもなって思ったんです。じゃあ お疲れさまでした。
●登米能舞台
世阿弥 作「高砂」
♪「四海波静かにて 国も治まる 時津風」
「枝を鳴らさぬ」
山崎:声出てんじゃない。
里乃:調子よさよう。
♪「松こそめでたかりけれ」
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]