朝ドラ「おかえりモネ」第8週「それでも海は」36話、2016年(平成28年)正月、帰省も兼ねて亀島の実家で勉強することにした百音だったが、部屋では幼なじみたちが人生スゴロクゲームに熱中。
その時、明日美が現実とリンクしてるということで、短大を卒業したら東京のアパレルショップで働くことを皆に報告。
そんな中、おやつとして、あんこ餅をもってきた亜哉子を見る目がおかしい三生と悠人。実は亜哉子が本土の気仙沼で男と会っている、浮気していると島中の噂になっていたのだ。
そして亜哉子を尾行する娘2人。喫茶店「みちくさ」で亜哉子を待っていたのはりょーちんの父親・新次だった。
2人の話を盗み聞きする娘たちは、父親・耕治の初恋の人がりょーちんの母親で新次の妻の美波だと知って動揺し、明日に続くです。
●今日のポイント
耕治が家に帰ってきた時、龍己爺さんに「何だよ まだ起ぎでだのが」と声をかけた時の時計の表示は午後7時23分。
そんなに早く寝るのか?という驚きが隠せない漁師さんの生活です。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第8週36話
2回目の予報士試験に落ちてしまったモネでしたが…。
野坂:ウェザーエキスパーツの野坂です。
内田:同じく内田です。
朝岡:私たちが全力を尽くして提供するのは大切なものを守る時間です。
登米にやってきた気象予報士たちの仕事を目にして…。
パソコン画面「気象であなたの暮らしとビジネスを守ります」
菅波:自分の中では決まってるんでしょ。なぜ迷ってるふりなんかするんですか。
朝岡:何もできなかったと思っているのはあなただけではありません。
●森林組合内カフェテラス
こごで諦めたくない もう一度挑戦したいと思いました。2015年の年末。
2015年(平成27年)12月
3度目の気象予報士試験まで あと2週間。百音は帰省も兼ねて亀島の実家で勉強することにしました。
菅波:受験は 最後の2週間で大逆転が起きるという通説があります。論拠も何もありませんが。
百音:2週間じゃないです。13日です 先生。
菅波:え? ああ…とにかく 年末年始は勉強に専念できるチャンスです。存分にやってください。
百音:はい。先生 寒いから もう中に入ってください。
菅波:ああ…じゃあ よいお年を。
百音:よいお年を。
♪
川久保:はあ? 何だべ 今年もがよ!
翔洋:一年 何してだんですかねえ!
♪
菅波:ああ ちょっと待ってください。あの…。受験で最後にものを言うのは体力と記憶力です。縄跳びは着地した時に骨にかかる衝撃がオステオカルシンというたんぱく質の分泌を促し 記憶力を向上させるといわれています。
♪
川久保:ああ もう やめやめ!
翔洋:忘年行ぎましょう 忘年会!
サヤカ:こりゃ 千年たっても駄目だわ。
♪
菅波:有酸素運動で心肺機能も高まるし 一石二鳥です。一日3分 必ず跳んでください。
百音:毎日跳びます!
2016年(平成28年)正月
気仙沼 亀島
●亀島 永浦家 居間
耕治:えっ!? 成人式 帰ってこないの!?
百音:うん 気象予報士試験の前日だから…。
未知:お姉ちゃん 去年からずっとそう言ってたじゃん。
耕治:ええ ええ…じゃあじゃあじゃあ…あの ふ…振袖は?
百音:え?
百音:いやいや いやいや…これこれ これこれこれ。
亜哉子:だから それはもういいって。おとうさん 聞いたでしょ?
耕治:ああ じゃあ…写真だげ…。
百音:いや~…もったいないよ 借りるだけで20万とか かかるでしょ。
耕治:いやいや でもでもでも…。
百音:あっ みーちゃんの時 やれば?
未知:え~ 私も別にいい。振り袖より自前の顕微鏡 買いたい。今の借り物だし。
耕治:顕微鏡?
亜哉子:色気のない子たちね。
耕治:娘2人だぞ? 成人式なんて 親の気合いが一番入るとごじゃないか。2人とも大学行がないんだし こういう時ぐらい金使わせでくれよ!
2人:う~ん…。
耕治:ちょ…そろって…。
●亀島 永浦家 百音の部屋
三生:はい 7。「美容整形をする」。
(笑い声)
悠人:急に?
明日美:美容整形すんの?その髪形で美容整形したらさ 誰?誰?って感じよ。はい じゃあ 次 悠人。お~ 2。
悠人:「結婚して子供が生まれました」!
(歓声)
百音:ねえ勉強しに帰ってきてるって言ってんでしょ!?
三生:だから モネがサボんないように 俺たちがこう見張ってあげてるわけよ。
悠人:そうそう そうそう。
明日美:あっ 次 私の番。
百音:もう…。
明日美:3。えっと… 123…。「モデルにスカウトされ東京に行く」。えっ やだ! 現実とリンクしちゃってる 怖…え~…。実はね 私…春から東京行くんだ!
百音:そうなの!?
明日美:短大卒業したら どうしようかなって考えた時にね 出会っちゃったんだよね~。
悠人:え~ちょっと 何 何?
明日美:はい。
未知:あっ 見たごどある この人。
三生:誰?
明日美:原宿のショップ店員さんでね めちゃくちゃかわいいの。話も すっごく面白くて 今 すごい人気なんだよ。
三生:で?
明日美:あっ 普通にリプとか返してくれるし 何度かお店に会いに行ったら本当にいい人で。で…アパレルに興味あるって言ったら 知り合いのショップ紹介してくれて。
三生:で…で!?
明日美:ママと東京行った時に面接受けたら 春から働きにおいでって。フフ。
2人:え~っ!
百音:で 東京行くの? スーちゃん 保育士さんになんでしょ?
明日美:短大卒業すれば 保育士資格取れるし だったら東京でもお仕事できるから安心ねってママが。
悠人:お母さん 賛成してくれてんの?
明日美:うん。ママも東京で働いてみたかったんだって。スーちゃん 東京行くなら ママも遊びに行けるから最高!って。
三生:東京かあ!
明日美:ごめんね 言おうと思ってたんだよ?
百音:ううん すごいね。
三生:うん すごいよ。
<<亜哉子:もしもし 入りますよ。
百音:はい。
亜哉子:これ お正月の残りで悪いけど あんこ餅。
未知:ありがと。
百音:ありがと。
未知:ありがと。
♪
百音:えっ!? 浮気!? お母さんが!?
未知:しっ!しっ!しっ! 本土でお母さんが しょっちゅう誰かに会ってるって。言ってなかったけど 年末から島中 その話ばっか。
●亀島 永浦家 台所
亜哉子:おかえり 遅かったわね。ごはん まだでしょ?
耕治:ああ…。
亜哉子:今日のごはんは… わあ アワビごはんよ!
耕治:うん…。
亜哉子:おみそ汁 温めるからね~。
●亀島 永浦家 居間
耕治:何だよ まだ起ぎでだのが。
龍己:おお ちょっとな。
耕治:何だよ。
龍己:いいかげん 聞げよ。島中 浮かれでしまって 収拾がつがねえ。
耕治:分がってるよ。
龍己:びびってるんじゃねえよ。本気にしてんじゃねえだろうな。
耕治:はあ?
●亀島 永浦家 百音の部屋
未知:でね お姉ちゃん。確かに行かない?
百音:え?
●亀島 永浦家 廊下
(翌朝)
百音:ねえ 本当 私 こんなごどしてる場合じゃないの。
未知:そうだけど…。
(戸の開閉音)
百音:行こ。
未知:えっ。
百音:行こ。行ってみよう。
●気仙沼 喫茶店「みちくさ」
店員:いらっしゃいませ。
亜哉子:待ち合わせなんですけど…。
店員:あちらのお客様ですか?
♪
百音:見えない…。
未知:ちょちょ ちょちょ…。
店員:いらっしゃいませ。
百音:入ろう。あっ すいません あの…オレンジジュース 2つ そごの席に…。
店員:はい。
♪
亜哉子:すいません お待たせして。
新次:いやいや…もう こっちが。朝 やだら早ぐ 目が覚めるもんだがら。ああ…。
♪
未知:りょーちんのお父さん…。
(回想)
亮:すいません。
新次:いい顔になったでしょう? これが漁師の顔だ。
(回想閉じ)
亜哉子:予約 10時半でしたよね?
新次:はい。大丈夫? いぐら本土っつっても この辺 島の人間 いっぱいいんでしょ。それに耕治だって 今 世間沼支店にいんでしょ?
亜哉子:見られたら嫌ですか?
新次:見られで困んのは 亜哉子さんでしょ。
亜哉子:もう島では大変ですよ。永浦さんちの亜哉子さんがって あること ないこと
ないこと ないこと。
新次:いやいや…だがら…。つうが 俺だって分がんでしょ ちょっと考えれば。
亜哉子:分かってて話してるんじゃないですかね? みんな。
新次:へえ~。
亜哉子:よかった。
新次:え?
亜哉子:顔 前と全然違います。
新次:ハハハ。飲んでませんからね 一杯も。
亜哉子:うん 偉い 偉い。
新次:男にそういう言い方 しない人でしょ。
亜哉子:ごめんなさい。
新次:いやいやいや…。あいづだよ そういう言い方。
亜哉子:そう。言い方が かわいいんですよね 美波さん。好きになっちゃうよなあって 最初の頃はだいぶ嫉妬してましたよ 私。
新次:嫉妬? 亜哉子さんが?
亜哉子:そりゃしますよ。耕治さん どんだけ 初恋引きずってたか 知らないでしょ?
回想・耕治:すいません 地元の島に忘れらんねえ人がいます。
亜哉子:もう未練たらたらで…もう ず~っと。本当 往生際の悪い!
新次:ハハハ。そうが。耕治がねえ ハハ。
亜哉子:そろそろ行きましょうか どうせ待たされるだろうけど。
新次:病院ってのは 何でああも待だすがね。かぐや姫が ハハ。
亜哉子:新次さん 調子出てきましたね。
新次:へへへへ。ごちそうさま。
♪
未知:お父さんがずっと忘れられなかった人って…。
百音:りょーちんのお母さん…。
●漁船の船室
(亮のすすり泣き)
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
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