「おかえりモネ」セリフ書き出し第7週35話|やって駄目なら永浦さんの情熱もそこまでだったということでしょう。

朝ドラ「おかえりモネ」第7週「サヤカさんの木」35話、樹齢300年のヒバの伐採する日が2016年(平成28年)の3月10日に決定。

その木を使った能舞台の床の張り替えに10年、柱にいたっては50年もかかるということで、それを見届けられるのは若い百音しかいない。

そう皆から期待とプレッシャーを受ける百音だったが…。 東京の気象情報会社への興味と、尊敬するサヤカの下で森林組合で働くことと、どちらを選ぶべきかで思い悩んでいた。

その心中を語るがこちらのセリフ。「おかえりモネ」が始まって以来、ヒロイン百音が口にする一番長いセリフとなりました。

私 本当にこごの木や山の仕事好きです。林業の大切さや社会への貢献度の高さなんかも 2年目のくせに 人に説明したりして…。説明しながら ああ 本当にいい仕事だ 誇れる仕事だって心がら思ってます。木や山のごどは 知れば知るほど すごいなあって思うごどばっかりだし…。こごの人たちのごども大好きです。みんな とっても優しいし。あと サヤカさんが…やっぱりすごぐかっこよくて。サヤカさんは自分はこの土地のために生きるって決めてる。そういう尊敬できる人のそばにいたいって思います。今なら一番近くでサヤカさんを支えるごどもできるかもしれない。それが私のできるごどなのかもしれない。でも 出会ってしまって…。ものすごぐ心引かれるものに。何で 今? って思います。大事なものは今 ちゃんと目の前にある それでいいじゃないかって思います。でも 出会う人みんなが なぜか引きずり込もうとする。自分もそんな仕事があるんだ やってみたいって気持ちが…引っ張られるんです。

これに対する菅波先生の答えが秀逸で、やはり菅波先生と結婚するのかあと思いながら、来週もよろしくお願いいたします。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第7週35話

●米麻町森林組合・事務所

翔洋:伐採から運び出しまでは クマさんが陣頭指揮を執ります。で こぢらが切ったヒバ材を使って能舞台の修繕を担当してくださる職人さんだぢです。

一同:よろしくお願いします。

サヤカ:何だが大げさだね みんなそろって。

町内会長:そりゃ あの木を切るってなれば…。

川久保:300年だ。本当に殿様が植えだ木がもしんねえな。

サヤカ:「国づぐりどは樹木で山を埋めるごどにあり」。

木村:しみるねえ…。

翔洋:伊達政宗公が偉いお坊さんに教えられたそうです。国を豊がにするには山に木を植えろってね。

熊谷:能舞台だって 最初の床の張り替えすんのに10年だろ?柱なんか50年先がも?

翔洋:ハハハ あっ でもね 永浦さんなら 50年先も ほら 余裕だ。

山崎:今のサヤカさんぐらいの年よね?

百音:ああ ああ…。

翔洋:永浦さんなら 見届げでくれますよ。これでもう安心だ!

(笑い声)

●登米 米麻町 山林

百音:クマさん 油 こごに置いときますね。

熊谷:おう ありがどな!

作業員:ありがど。

●登米 森林組合内「よねま診療所」前

百音:どうして 毎週戻るんですか? 登米にずっといたっていいのに。先生は必ず東京に戻る。東京って そんなにすごい所ですか?

菅波:気になってるのは 気象情報会社のことですよね。自分の中では決まってるんでしょ。なぜ迷ってるふりなんかするんですか?僕にそんな遠回しな質問をして 話を聞いてもらいたいだけならそう言えばいい。

百音:自分の中では 決まっていたとしても もう一つの方をどうしても捨てたくない。どちらも とても大切なんです。それを迷っているとは言えませんか?

菅波:確かに。

百音:私 気象予報士は諦めます。

菅波:えっ?

百音:残念ですけど やっぱり無理だと思います。諦めます。

菅波:いやいや…分かってますか? 今の文脈でいくと 逆ですよ。何で戻るんですか?東京はそんなにすごい所ですか?それってどっちも東京に行きたいって思ってるんですよね?甘えた言い方で どうかと思いますけど…。

百音:お疲れさまでした。

菅波:いや…ちょちょちょ…待って!

百音:すみませんでした。めちゃくちゃ甘えてました。もう一度 ちゃんと自分で考えます。
菅波:違う 違う…。

百音:え?

菅波:考える以前に 迷う以前に 気象予報士 取らなきゃ駄目でしょ。医師免許持ってないやつが 東京行って医者やるか 地元で好きな仕事続けるか迷ってるって のうのうと言い放ったら あなた どう思いますか?

百音:まず…免許を取ろう。

菅波:そのとおり。

(雨音)

菅波:中 入りましょう。雨 降ってきました。

●森林組合内カフェ「椎の実」

菅波:こっちの2つは完全通信。こっちは週1でスクーリングがあります。僕はこの週1 仙台でスクーリングがあるコースが妥当だと思います。残念ながら ここから先は僕は教えられません。専門性の高い分野は やはりその道のエキスパートに教えてもらうのが合格への最短ルートです。

百音:ありがとうございます。

菅波:少し話してみた方がいい。誰かに話すことで考えがまとまるというのは割とよくあります。

百音:私 本当にこごの木や山の仕事好きです。

菅波:ええ。

百音:林業の大切さや社会への貢献度の高さなんかも 2年目のくせに 人に説明したりして…。説明しながら ああ 本当にいい仕事だ 誇れる仕事だって心がら思ってます。木や山のごどは 知れば知るほど すごいなあって思うごどばっかりだし…。こごの人たちのごども大好きです。みんな とっても優しいし。あと サヤカさんが…やっぱりすごぐかっこよくて。サヤカさんは自分はこの土地のために生きるって決めてる。そういう尊敬できる人のそばにいたいって思います。今なら一番近くでサヤカさんを支えるごどもできるかもしれない。それが私のできるごどなのかもしれない。でも 出会ってしまって…。ものすごぐ心引かれるものに。何で 今? って思います。大事なものは今 ちゃんと目の前にある それでいいじゃないかって思います。でも 出会う人みんなが なぜか引きずり込もうとする。自分もそんな仕事があるんだ やってみたいって気持ちが…引っ張られるんです。

菅波:だったら覚悟を決めるべきです。やって駄目なら永浦さんの情熱もそこまでだったということでしょう。こんなに分かりやすいことはない。東京は大して魅力的な土地ではないです。でも本当にやりたい仕事が そこでしかできないなら 行くべき場所だと僕は思います。

やがて 東北の山に冬がやって来ました。

2015年(平成27年)12月

●米麻町森林組合・事務所

川久保:んで ヒバの伐採は 3月10日に決定しました。姫 よろしいですか?

サヤカ:うん 切るタイミングどしては ちょうどいいね。

翔洋:毎週土曜に 仙台ですか? んで これがら?

百音:はい 通信講座のスクーリングなんです。

山崎:大変ねえ 仕事も忙しいのに。

百音:いえ すごぐ面白いので楽しいです。高速バス 来ちゃうんで…お疲れさまでした。お疲れさまでした。

翔洋:行ってらっしゃい。頑張って!

百音:行ってきます。

山崎:頑張って。

●登米 米麻町 樹齢300年のヒバの木の前

サヤカ:ふう…。いいじゃないの。まだ一人でも…フフフ。こういう人生よ。

●森林組合内カフェ「椎の実」

百音:ですから エマグラムを使うんですよ。不安定降水や雷雨が発生するまで 雲が発達するかどうか このSSIを求めて…。

菅波:ああ…SSIって何でしたっけ?

百音:ショワルター安定指数のごどです。あっ…。850ヘクトパスカルの空気を 500ヘクトパスカルまで 断熱的に持ち上げた時の温度と 状態曲線で示された実際の…。

菅波:えっ。

百音:はい。

菅波:この状況は納得いかない。待て…待て待て…読めば分かるんだ ちょっと貸してください。え~っと…。

百音:こごですね。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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