「おかえりモネ」セリフ書き出し第7週34話|気象畑に向いてる人すぐに見つけるから 朝岡さん。あっ…次は永浦さんかも。

朝ドラ「おかえりモネ」第7週「サヤカさんの木」34話、2015年9月17日、百音の二十歳の誕生日に、トムさんが仙台の病院に入院することなったことを亀島の実家に報告する百音。ちなみに同じ誕生日のサヤカさんは68歳。

そこで未知が自分の進路についてお父さんに言ってほしいと。そして、あっさりと引き下がる耕治。

お前だぢは俺の言うごどは聞がないしな。悪がったよ。決めだなら絶対受がれよ。で 水産試験場 必ず目指せよ。

年頃の娘を持つ父親の哀愁が漂い、耕治頑張れです。

で、野坂から朝岡が「気象畑に向いてる人 すぐに見つけるから。あっ…。次は永浦さんかも」と言われ、気象情報会社への興味をいっそう募らせていく百音、という流れで、野坂碧を演じる森田望智(もりた みさと)さんがいい感じです。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第7週34話

●登米 米麻町 新田家

(テレビ・朝岡)「南北に連なった発達した雨雲は 関東から東北へと移り 各地で記録的な大雨となりました。ただ これまでの雨量は多い所で関東の山沿いや東北の南部 400ミリを超えている記録的な大雨になっている所もあります」。

回想・朝岡:何もできなかったと思う人は 次はきっと何かできるようになりたいと強く思うでしょ?

(テレビ・朝岡)「川の氾濫は雨がやんだあとに発生することもありますので 近づかないでください。また波の高い状態は…」。

サヤカ:見で。うぢの鶏はタフだね。あんな嵐のあどでも めげずに卵産んでるよ!

百音:おはようございます。サヤカさん早いんですね。

サヤカ:そっちが遅くの。早ぐ雨戸開げで。いい天気だよ!

百音:はい。

(鳥の鳴き声)

●森林組合内カフェ「椎の実」

田中:ジャ~ン!

一同:お~!

田中:どうよ。

一同:きれい!

百音:いい写真ですね 本当 きれいな色。

田中:だろ? これぞ登米の「モネの睡蓮」。

百音:モネの睡蓮と 蓮の花って 植物としては全然違うものらしいですよ。

田中:えっ? あっ そうなの?

百音:はい。でもよかったです 写真撮れて。

田中:俺 仙台の病院に入院することにしたんだわ。

百音:え…。

田中:先生にも相談して。な?

菅波:はい。

田中:ジャン。

文子:あ~!

百音:あっ!

田中:お情けかねえ。メールで送られてきた。

百音:娘さんとお孫さん…かわいい。

田中:生殺しだよ。

百音:え~?

田中:こんなかわいいものが この世のどっかにいるって分かっちゃった。大体 下手くそなんだよ 写真が。これ。誰撮ってんだよ これ もう…冗談じゃないよ。俺が最高の一枚 撮ってやるってんだよ もう! 先生があの時 言ってくれたからな。なあ? いつでも自分がそうしたいと思った方向へ進路を変えられるように。

回想・菅波:結論を先延ばしにできる治療を続けませんか?

百音:ああ…。

田中:な。あの時 俺は迷うための時間をもらって。そのおかげで まだ次へ行ける。とりあえず今は もうちょっとだけ長く生きたい。

菅波:はい。

菅波:心配しなくても 田中さんのことは これからもちゃんとフォローします。

百音:はい。よろしくお願いします。

●森林組合内カフェ「椎の実」

(百音と亜哉子の電話)

亜哉子:そう。仙台の病院…私からもトムさんに連絡しとくね。

百音:うん 電話喜ぶと思う。

耕治:お父さん 仙台に出張に行った時 顔見に行ってやっから!トムさん しぶといんだ。心配しなくても大丈夫だよ。

百音:うん。

亜哉子:ああ ちょっと待って 未知が何か話があるみたい。替わるね。

未知:もしもし お姉ちゃん? お父さんにお姉ちゃんから言ってくれないかな?

百音:何を?

未知:宮城県の職員 地方公務員試験。前がら言ってたでしょ? 水産試験場で働きたいって。

百音:うん。ああ そっか もう試験なんだ。

未知:なのに お父さんがまだグズグズ言うの。お姉ちゃん 好きなようにしたんだし 私だって好きなようにしていいよね?

百音:そりゃ…。

未知:じゃあ お父さんにそう言って。はい。

耕治:え? はい。

百音:もしもし お父さん?

耕治:ああ…うん。

百音:高卒で県職員に受かるって 相当すごいごどだって あの…前に聞いたごどあるよ。
耕治:うん まあ…そりゃ分かってんだけどさ。

百音:やりたいごどが決まってんなら いいんじゃないかな。私の時より全然。

耕治:いや…言ったって 無駄だって分がってんだよ。お前だぢは俺の言うごどは聞がないしな。悪がったよ。決めだなら絶対受がれよ。で 水産試験場 必ず目指せよ。

未知:うん。

亜哉子:ああ そうだモネ あなた 二十歳になったでしょ!

百音:ああ うん。

亜哉子:おめでとう。荷物届いた?

百音:うん あの…それもあって電話したんだけど…。

亜哉子:もうね 絶対よしてって言ったのよ?

サヤカ:おお…。

亜哉子:でもね お父さんが…。

サヤカ:こりゃ いいどごのだわ。

耕治:本当は そっち行って 一緒に飲みたがったんだげどな!

耕治:それは また今度。

亜哉子:そうね とりあえず サヤカさんと職場の皆さんと。

百音:うん ありがとう。

亜哉子:じゃあ 体に気を付けてね。

百音:うん。

亜哉子:二十歳 おめでとう!

3人:おめでとう!

百音:ありがとう。

亜哉子:ん? 

龍己:ちょっと…亜哉子さん。

亜哉子:今度はね おじいちゃんが。

百音:ん?

龍己:植樹祭 残念でしたね。今年はやりだがったでしょ。

サヤカ:ああ いいんですよ。まだ気が向いだら やればいい。それに…。次の世代はもう育ってっがら。

龍己:そうですね 育ってますね。

●登米 米麻町 新田家

サヤカ:うん はいはい。はい。

百音:はい。

サヤカ:はい じゃあ おめでとう。

百音:ありがとうございます。おめでとう。

サヤカ:ありがとうございます。

百音;いくつ?

サヤカ:うるさい。はい じゃあ 乾杯。

百音:はい。

サヤカ:はい 乾杯。おお うま。どう?

百音:分かんないです。

サヤカ:ハハハハハハ。やっぱり ケーキでも買えばよがったね。分がんねえが。ハハ…。フフフフフフ。

●米麻町森林組合・事務所

川久保:すごがったなあ。

菅波:いや~いや すごがった すごがったですね!

百音:おはようございます。何かあったんですか?

山崎:えっ ラグビー 見でながったの?

百音:ああ 途中で寝ちゃいました。昨日も帰ったのが遅くて…。

翔洋:え~もう感動して泣いちゃいましたよぉ!

川久保:すごがったなあ。2点差 2点差!こいづな こいづで勝ったな!?

翔洋:ゴロウ かっこよがったですね!

川久保:かっこよがった!

百音:皆さん 詳しいんですね。

翔洋:いや?

川久保:全然 初めで見だよ。

百音:え?

内田:あれ うちの会社 関わってるんですよ。

川久保:いだの?

内田:すいません データの集積が終わらなくて泊らせていただきました。

百音:へえ~お疲れさまです。

内田:すぐ片づけます。

一同:おお…。

百音:野坂さん これ頼まれてた スギとナラの輪切りです。

野坂:ありがとうございます。いや 本当に助かります。

百音:よく分かんないですけど 形になるといいですね。あっ さっき内田さんが ラグビーにも会社が関わってるって…。

野坂:ああ あの気象情報の解析をうちの会社でやってるんですよ。これ。スタジアムに観測器を持ち込んで 試合当日までの天候をデータ化するんです。気温 湿度 風向風速。これをもとに当日の天気を予測して チームはこれで先発メンバーと戦略を決めたりもするんですよ。

百音:へえ~ そんなごどもしてるんですね。

野坂:興味あります?

百音:え?

野坂:永浦さん 気象予報士を目指してるんでしょ? 

内田:(寝言で)ブタクサの花粉は夕方以降がピークです!

百音:え?

野坂:内田君 どこかの大学院にいたのに この春 朝岡さんがお前はうちの会社来いって 無理やり連れてきちゃったんです。

百音:へえ…すご…。

野坂:気象畑に向いてる人 すぐに見つけるから 朝岡さん。あっ…。

百音:ん?

野坂:次は永浦さんかも。

百音:え?

●登米 米麻町 新田家

百音:ただいま。

夏に受けた試験は2度目の不合格。 

百音:ああ~!ああ…。

いいのよ あなたには迷うための時間はまだたっぷりあるんだから。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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