朝ドラ「おかえりモネ」第7週「サヤカさんの木」31話、2015年(平成27年)3月、一般社団法人気象業務支援センターから、気象予報士試験の合否通知の葉書が届き、結果は不合格。
ちなみに、百音の下宿先の新田サヤカさんの住所がこちら。
〒987-4200
宮城県登米市米麻町北上385
そして、そのサヤカさんが苗木を運んでいる最中にドブにドボンで右足甲を骨折。そのお世話をしているうちに、今できることは気象予報士試験の勉強よりも車の免許を取ることが先だと考えた百音。
ということで、明日は久しぶりに朝岡さん登場です。そしてサヤカさんが本当に×4なのかも早く知りたいところです。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第7週31話
学童机の製作が佳境を迎え モネは大忙し。子供たちに木のぬくもりを届けようと走り回ったあとは 夜遅くまで勉強。
百音:気象予報士試験に合格するごどです。
やれるだけのことをやって初めて試験を受けました。
2015年(平成27年)3月
●登米 米麻町 新田家
987-4200
宮城県登米市米麻町北上385
永浦百音様
一般社団法人 気象業務支援センター
合否通知在中
サヤカ:あっ。
●登米 森林組合内「よねま診療所」
百音:はあ…。
菅波:おはようございます。
百音:おはようございます。
菅波:随分 晴れ晴れとした顔をしていますね。
百音:学童机が全部出来たんです4200。納期に間に合いました!
菅波:それはよかったですね。
百音:はい!あっ 先生。来ました 葉書。予報士試験の…。
菅波:どうでしたか?
百音:落ちました。
菅波:でしょうね。
百音:はい。
♪
菅波:春ですね。
百音:フフ…そうですね。
●米麻町森林組合・事務所
川久保:お~!
(せきばらい)
翔洋:本日 登米市内 全小学校 地元ナラ材の学童机の納入 完了いたしました!
(歓声)
川久保:おめでとう! ありがどう! よかった よかった!この机 今 市外の教育委員会がらも興味持ってもらえでんだよね?
翔洋:永浦さんが売り込んでくれだんですよ。もう実質上 プロジェクトリーダーですよ!
百音:いやいや 課長 またそんな…。
サヤカ:へえ~2年目にしてリーダー 大したもんだぁ。
川久保:ああ そうが こご来て ちょうど1年が。
百音:はい。
翔洋:ますます忙しくなっちゃうげど 頑張ってね プロジェクトリーダー!
百音:おお!
(歓声)
●森林組合内カフェ「椎の実」
菅波:お疲れのようですね。
百音:今日は加美町の小学校まで行ってきたので…。
菅波:ここで無理をして森林組合の仕事がおろそかになったら本末転倒ですよ。給料もらってるんですから。今 永浦さんができることやるべきことは何ですか?
百音:えっ…。
翔洋:帰って休むことです。
百音:はい…お疲れさまでした。
菅波:お疲れさまでした。
●登米 米麻町 新田家
(サヤカと龍己の電話)
サヤカ:植樹祭をね 今年はやろうど思って。
龍己:ああ。
サヤカ:龍己さんも私も年取ったし 4年前にやったのが もう最後でいいがなって思ってだんだげど…。
龍己:うん。
サヤカ:あの木を切んですよ この冬。
龍己:あの300年のヒバが?
サヤカ:そう。だがら その前にね 次の世代の木を残しておぎだいと思って。モネにも見せであげだいし。
●米麻町森林組合・事務所
(百音と菅波の電話)
百音:えっ あっ じゃあ 今日は先生もこっちに戻られるんですか? ああ。はい 待ってます。ああ いやいやいや…何時でも。失礼します。ん?
●森林組合内カフェ「椎の実」
(雷鳴)
<<菅波:永浦さん!
百音:はい! えっ!? サヤカさん!?
サヤカ:大きな声出さないで。大したごどないんだがら! 痛い痛い 痛い痛い!
菅波:すいません。診療所の鍵 開けてもらっていいですか?右のポケットに…。
サヤカ:痛い痛い 痛い痛い!
菅波:すいません。ちょっとまた 雨入りますね。ありがとうございます。入ります 入ります。
●登米 森林組合内「よねま診療所」
百音:植樹祭?
サヤカ:うん。昔々 あんだも来てやってだでしょ。最近 水害が多いじゃない? だがら総合学習でさ…。痛い痛い!
菅波:ちょっと痛いですね 切りますね。
サヤカ:子供だぢに 山は自然のダムですよってなごども 教えられっかな~って 考えごどしながら苗木運んでだの。そしたらドブにドボン。
百音:先生が通りかかってなかったら 大変なごどに…。
サヤカ:そんなワシャワシャ拭がないで! ああ…捨て猫じゃないんだがら! 痛い痛い 痛い痛い!
菅波:多分 折れてます。
サヤカ:えっ!
●登米 米麻町 新田家
菅波:よいしょ よいしょ。
百音:大丈夫ですか?
菅波:じゃあ 左足から下ろします。
♪
サヤカ:いててて…。おお ありがと。
菅波:じゃあ 僕は。
サヤカ:先生 お茶でも飲んでってくださいよ。
百音:ああ そうですよね 今 何か…。
菅波:あっ いや…結構です。お大事に。
百音:あっ。
♪
百音:あの…先生。本当にありがとうございました。
菅波:いえ。寝ている間に発熱があるかもしれません。痛み止めで熱も抑えられますから 必ずのませてあげてください。
百音:はい。
菅波:こういう時は 誰だって一人は不安です。あなたがいてよかった。
百音:あっ ありがとうございました!
♪
サヤカ:あ~あ 私も焼ぎが回ったがな。山のただりがも。
百音:冗談はやめてください。
サヤカ:なまじ冗談でもないのよ 山には神様がいんだがら。私は山の神様がら 山を預がってんの。この土地のみんなが無事に暮らせるように。そのためにこごに来たの。
百音:サヤカさんって…。
(雷鳴)
サヤカ:フフフフフ…気付いてしまったようね。
百音:え?
サヤカ:私は山の神様の怒りを鎮めるために こごに無理やり連れでこられだの。そして その役目を継ぐのは…モネ。(小声で)あなたよ。
(雷鳴)
百音:え…。
サヤカ:ハハハハハ! んなわげないっちゃ! アハハハハ!
百音:ああ…そうですね。
サヤカ:何 本気にしてんの。
百音:だって サヤカさんが言うと めちゃくちゃ説得力あるし。
サヤカ:ピュアだよ 本当に フフフ。
百音:あの ずっと気になっていたんですけど サヤカさんって ご家族は?
サヤカ:ん? いだよ 普通に。結婚もしたし。
百音:そうだったんですか?
サヤカ:4回。全員 半年で逃げられだげど。
百音:もう だまされませんよ。
サヤカ:本当のごどだよ。
百音:えっ…。
サヤカ:そういったわげで 子供はいないの。あ~あ 植樹祭は無理が。しょうがないね。
(翌朝)
サヤカ:ハハハハハハ ついでこないで。もう年寄りになった気がするがら もう やめでよ。
百音:でも すべ…ああ ちょっと ちょっと え~! でも滑ったりしたら大変だから。蓋開けるとごまで! あっ ほら 取れてる!
サヤカ:ったぐ 忠犬だね 忠犬! ああ よしよし よしよし。
百音:ちょっと…。
●登米 米麻町 新田家 百音の部屋
回想・菅波:今 永浦さんができること やるべきことは何ですか? こういう時は 誰だって一人は不安です。あなたがいて よかった。
もしも今 サヤカさんの役に立てているのなら…。
●登米 森林組合内「よねま診療所」
百音:すみません しばらく こっちを勉強するごどにしました。サヤカさんがけがで運転ができなくて 代わりにできたらなって…。
菅波:貸してください。
百音:はい。
菅波:全問 3日で頭に入れてください。気象予報士試験に比べたら こんなの 簡単すぎてめまいがしますよ。
百音:ハハハハ…ですね。
菅波:しかし 甘く見てはいけません。例えば「赤信号では必ず停車しなくてはならない」〇か×か。
百音:〇です。
菅波:×です。
百音:えっ?
菅波:救急車やパトカーなどの緊急車両はその限りではありません。
百音:ずる…。
菅波:理不尽と闘ってください。
百音:はい。
菅波:では。
このまま サヤカさんの喜ぶ顔を見ていたいって思ってしまうのは しかたないかもしれないね。
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]