朝ドラ「おかえりモネ」第6週「大人たちの青春」30話、ついにトムさんの口から出たアヤちゃんの大逆転話。どうやってコージーを落としたのか?というと…。
耕治:つまんねえって本心では思ってっしょ。音楽やるようなやづは もっと影とか傷とか不幸とか そういうの背負ってねえと本当の色気は出ねえって…。
亜哉子:正しくて 明るくてポジティブで前向きであることが 魅力にならない世界なんて くそです! どこまでも明るい 吹いてる楽器の音まで明るい この人は 最高にすてきです!影が魅力だとか不幸が色気だとか そういう安っぽい価値観で汚さないでください!
田中:自分のつまんねえと思ってたとこ あそこまで全肯定されたらうれしいわな。で そっからは あいつらニコイチって感じになってったよね。
そして、自分の浮気のせいで離縁した元奥さんに店に来てほしいとメールしたトムさんだったが、約束の時間を過ぎても誰も姿を見せず、ついに返事のメールが。
From 和子
Subject お誘いの件
ご無沙汰しております。
連絡ありがとうございました。
今の今まで大変迷いましたが、
やはり、お伺いするのはやめて
おきます。すみません。
和子
そこに突然、耕治と亜哉子が店に来て、ワイワイガヤガヤ。昔の友達を大切という教訓をいただき、来週もよろしくお願いいたします。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第6週30話
●登米 ジャズ喫茶「Swifty」
田中:やっぱ 似てんなあ アヤちゃんに。
百音:そうですか?母に似てるのは妹の方だと思ってるんですけど。あっ 中身は私 完全に父で。
田中:アハハハハ。えっ 中身コージーか。
百音:はい。
田中:そりゃ 気の毒に。
(笑い声)
田中:なあ 教えてやろっか アヤちゃんの大逆転。どうやってコージーを落としたと思う?
百音:え…。
(OP)
田中:コージー地元の島にず~っと好きな子がいるって話はしたっけ?
百音:はい。
回想・耕治:すいません 地元の島に忘れらんねえ人がいます。
田中:そこまで言われたら 普通 諦めるじゃない。ところが諦めないんだな アヤちゃんは。しかも あいつが音楽やめて 就職するっつっても熱が冷めない。ほかの女の子たちがサ~っと引いてっても ガンガン来る。
百音:どうかしちゃってたんですかね?
田中:俺 聞いたよ。何でだ どこがいいんだって。そしたら…。
回想・亜哉子:初めて聴いた時「あっ この人の音 明るい!全然影がない」って思ったから。
百音:ん?
田中:ハハハハ。コージーもそれ聞いて褒め言葉じゃねえよって思ったらしいよ。でもコージーは音楽で飯を食うなんて全然考えてなくて とっとと銀行に就職決めちまってた。
(回想)
耕治:トムさん。俺の音 好きじゃないっしょ。っていうか 明るくてまっすぐすぎて つまんねえって本心では思ってっしょ。音楽やるようなやづは もっと影とか傷とか不幸とか そういうの背負ってねえと本当の色気は出ねえって…。
亜哉子:正しくて 明るくてポジティブで前向きであることが 魅力にならない世界なんて くそです! どこまでも明るい 吹いてる楽器の音まで明るい この人は 最高にすてきです!影が魅力だとか不幸が色気だとか そういう安っぽい価値観で汚さないでください!
(回想閉じ)
田中:自分のつまんねえと思ってたとこ あそこまで全肯定されたらうれしいわな。で そっからは あいつらニコイチって感じになってったよね。
百音:ニコイチ?
田中:2人で一つってこと。
●東京 東成大学附属病院
(菅波と中村の電話)
中村:いや~ありがとう。まさか先生が田中さんに そこまで関わってくれるとは。これで訪問診療の枠も増やせますよ。
菅波:いや…僕は訪問診療は…。
中村:田中さんが積極治療を選択するなら往診もするし 私にも協力するって言いましたよね?
菅波:いや…。言いましたよね!?
●森林組合内カフェ「椎の実」
百音:先生 すみません。今日 現場安全パトロールに行ってで 遅くなりました。
菅波:ああ…いえ…。
百音:あの…こないだは す…。
菅波:いや…感情的になってしまって すいませんでした。
百音:いえ 私が。何も分かってないのに 本当 すいません。
菅波:いや…いや すいません。
百音:すいません。
菅波:始めますか。
百音:はい。
♪
百音:先生 田中さんの往診 引き受けてくださったそうですね。
菅波:治療方針が変わっただけです。ただ…中村先生の思惑どおり 訪問診療に足を踏み入れてしまったことは本意ではありません。僕は患者の望みより 自分の治したいという欲を優先させてしまう。本質的には患者のことを考えていない。患者の気持ちや生活を丸ごと診る訪問診療には向いていません。
百音:確かに。先生のこういうとご すっごぐ自分勝手って感じがします。送られた方の気持ち あんまり分かってないっていうか…。
菅波:え?
百音:長文だし しかも全部正論だし 正論だけど私にはできないごどばっかり書いてあるから めちゃくちゃ腹が立ちます。
菅波:ああ…。
百音:でも 分かりますから。先生は私のためを思って 一生懸命 考えてくれてる。だから先生が患者さんのごどを考えてないっていうのは違うと思います。
●米麻町森林組合・事務所
(百音と田中の電話)
百音:えっ!? 連絡しちゃったんですか? 奥さんに!? 来てくれって!?
田中:ああ。人づてに彼女のアドレス 教えてもらっちゃったのよ。で…テーブルで来たって聞いて つい…。なあ モネちゃん 来てもらえねえかな? 俺一人で待てる気しねえわあ。
百音:いつ いらっしゃるんですか?
●登米 ジャズ喫茶「Swifty」
田中:いや~いいねえ。いや 本当 作ってもらってよかった。
百音:そう言ってもらえるとうれしいです。
田中:でも…問題は あいつが来るか来ないか…。
百音:メールの返事 来てないんですか? 約束の時間は?
田中:3時。コ…コ…コーヒーいれるか。
百音:ああ…そそそ…それは ほら 奥様がいらした時に。私…私 お茶いれます。お茶いれます。トムさん…。
田中:コーヒーいれさして。
百音:いいです いいです そんな そんな そんな…座ってください。
♪
田中:ふう…。来ねえなあ。
百音:まだ2分しかたってないですから。
♪
田中:駄目だ!やっぱ駄目 駄目! もう…終わり 終わり!
百音:トムさん そんな急に動いちゃ…。
(せきこみ)
百音:えっ 大丈夫ですか? トムさん!
(せきこみ)
百音:お茶…お…お…お… お茶 お茶 飲みます?トムさん。
田中:もう終わり 終わり。
百音:ちょっと曇ってきてますね。
田中:ああ。
百音:あっ 雪?
田中:えっ?
(通知音)
田中:返事だ。
From 和子
Subject お誘いの件
ご無沙汰しております。
連絡ありがとうございました。
今の今まで大変迷いましたが、
やはり、お伺いするのはやめて
おきます。すみません。
和子
田中:だよな…。何を思い上がって…来るわけ…ねえよ。
(戸が開く音)
耕治:うわ~雪だよ 雪! 積もってるよ。寒いわけだ。ああ ああ 寒っ! あ~ちょっといいがな 店やっ…。
田中:コージー。
耕治:何だよ その顔。ひっでえ顔だな!ああ? 体も妙にちっちゃくなっちゃって。何だよ シャキッとしろよ シャキッと!
田中:うるせえ…。
百音:ちょっと お父さん。
(戸が開く音)
亜哉子:そこまで言わなくてもいいんじゃない?
田中:ああ…アヤちゃん。
亜哉子:トムさん ご無沙汰してます。
回想・亜哉子:くそです!
田中:ああ…お前ら…。
♪
田中:いや~俺 またアヤちゃんにドヤされんじゃないかってびびったよ。
亜哉子:やめてくださいよ ドヤすとか。
田中:ハハハハ。
耕治:俺なんか 毎日ビクビクですよ。
亜哉子:あら?そうだったの?
耕治:あっ あの写真 見だ?
亜哉子:はあ?
耕治:いやいや あれ 俺だよ 俺 俺。俺だよ 俺 これ。ほらほら ほらほら これこれ。
亜哉子:あっ。いや~!
耕治:イケてんな これ!
みんな明るくて まっすぐでいい子たちです。
百音:トムさん すごい。
耕治:亜哉子は毎日 通い過ぎたんだよ ライブハウスに。
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]