「おかえりモネ」セリフ書き出し第1週3話|見つかんないんですよね やりたいごどが。自分が本当に好きなものが何かも分かんない。

朝ドラ「おかえりモネ」第1週「天気予報って未来がわかる?」3話、人気気象キャスターの朝岡が登米を訪れたことがきっかけで百音の悩みの一端が判明。

見つかんないんですよね やりたいごどが。自分が本当に好きなものが何かも分かんない。でも 私 山も木も好きです。森林組合の仕事も もとできるようになりたいって思ってます。

人の命を救いたいから医者になったとか 水産業を発展させたいから研究者を目指すとか…。そういう熱い気持ちみたいなの…私にはまだないです。

そして、3年前の東日本大震災の時、気仙沼亀島の実家も家族も無事だったけど、百音は気仙沼にいなかったという事実も分かり、ラフターヨガは笑いヨガという意味だそうです。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第1週3話

●森林組合内カフェ「椎の実」

百音:あっ!テレビで見てた人!?

びっくりです。山に有名人が来ました。

朝岡:すいません これを見に伺ったんですけど こちらにとても詳しい方がいらっしゃると聞きまして…。

翔洋:えっ えっ えっ えっ! どっちの!? どっちの方 見に来られだんですか?

朝岡:どっちって これですけど…。

翔洋:うわ~!

川久保:おお…おお…!よっしゃ~!

朝岡:私 石ノ森章太郎先生の大ファンなんです。

川久保:お目が高い! どうぞ! どうぞ こちらへ!

翔洋:ちょっと こっちも見でください。200年前から守られでる伝統芸能で…。

サヤカ:何だ 朝岡さん こっちにいだの。

朝岡:ああ サヤカさん ご無沙汰してます。

2人:え~っ!

百音:えっ 知り合いなんですか?

サヤカ:フフフ…まあね。

翔洋:姫 いづもより 何だが…姫ですね。

サヤカ:フフフフフ!

(笑い声)

●米麻森林組合

朝岡:また随分と立派なものを作りましたね。向こうは診療所ですか?

サヤカ:私も年取ってきたがらね 近ぐに医者がいだ方がいいど思って。

朝岡:それで診療所を誘致するって発想がすごい。

百音:よねま診療所って サヤカさんが作ったんですか?

サヤカ:んだよ。あど コーヒーが好ぎだから おいしいコーヒーど 私に似合う料理がほしいなど思って。

朝岡:で オシャレカフェをね。

翔洋:このカフェ 健康診断もでぎんです。あんな感じで診療所のスタッフさんが 話聞いでくれんですよ。あっ 菅波先生も東京の方ですよ。1週間置きにこうやって こっちに来てくれでんです。

朝岡:最近よく聞きます。こういった気軽に相談できる場所があると病気予防になるって。
サヤカ:都会じゃ珍しぐもないらしいわよ。

朝岡:でも すぐ作っちゃうっていうのがね サヤカさんらしい。

サヤカ:まあ 私には財力がありますから。

朝岡:そこまではっきり言われると逆に気持ちがいいな。

サヤカ:だって 今 こどがら見えでる山 全部 私のこだもの。昔は 金山も持ってだんだけどね~。

百音:金山!?

サヤカ:あら あんだ そういうどご 食いつぐタイプだったの?

百音:いやいやいや…違います 違いますから。あっ そうだ 山にアブラ届けなぎゃ。あっ すみません ごゆっくり。

●登米 米麻町 新田家

朝岡:いや これもおいしいですね!

川久保:だべ? そごら辺のものどは レベルが違うっちゃ? 東京の有名なシェフが うぢの米食べで たまげだんだがらなあ。なあ。

朝岡:うわ この塩むすびがうまい!

山崎:出た!姫のミートローフ!

百音:焼き上がりました~!

みよ子:その前…その前に 朝岡さん このごま豆腐食べらい。

千代子:これも食べてきや。

文子:このゼンマイも うぢの山で今朝採ったの。

朝岡:順番に頂きます。

翔洋:で 朝岡さんとサヤカさんは 何で知り合いなんですか? ねえ 姫。

サヤカ:実はね 息子だ。

一同:え~っ!

翔洋:いや…実は私 昼からずっと思ってだんですよねえ。この鼻の辺りなんか よ~く似でんなぁど…。

サヤカ:バガ。うそだ。

一同:え~っ!

百音:うそか…。

サヤカ:私は一生独身。子供産んだごどないよ。

川久保:えっ…いや 姫…あんだ 結婚は…。

朝岡:あれ じゃあ この方は? お孫さんじゃないんですか?

サヤカ:違う違う。知り合いんどごの子。預かってるだげ。

一同:え~っ!

違うの!・

千代子:孫でねんんだか?

文子:新田家の跡取りでねえの?

木村:誰だよ 本当は隠し子がいっとが言ってだの!

サヤカ:はあ?

そんな…これで この町も安泰だど思ったのに。

百音:最初に言ったと思うんですけど…。

サヤカ:み~んな こごの人たち 人の話 聞いでないがらな。す~ぐ忘れるし 勝手に隠し子がいっとが言うし。

朝岡:じゃあ 私がサヤカさんの息子で あなたが孫。いいじゃないですか それで。

翔洋:で 永浦さんも いずれは姫だ。

百音:いやいやいや…違いますから。私 実家は気仙沼の亀島っていう島で カキの養殖業をやってんです。まあ 父は銀行員ですけど…。えっ いや…あの…すいません 聞いてます?

朝岡:気仙沼で養殖業ですか。それじゃあ 3年前は大変だったでしょ。

百音:まあ…。

朝岡:あっ すいません。

百音:いえ。家も家族も無事だったので。

朝岡:それはよかった。

百音:それに…私はいませんでしたから。

モネちゃん。ミートローフ取って。

百音:もちろん。

●気仙沼 亀島 永浦家

亜哉子:ただいま。

未知:お父さん お姉ちゃんのごど 連れ戻すつもりなの?

亜哉子:そのつもりだったみたいだけど やめなさいよってクギ刺しといた。

未知:ふ~ん…。

亜哉子:ご縁があって就職させてもらったんだし 何より本人が続けてんだから。親の出る幕がないわ。

未知:でもなあ それで引き下がっかなあ お父さん。

亜哉子:何で?

未知:お父さん お姉ちゃんのごど 好きだからね。私とは気が合わないっていうか。

亜哉子:未知の方でしょ? お父さんみたいなタイプ うざいって思ってるの。お父さんね 未知のこと う~んと自慢に思ってるよ? こないだだって うちの娘がテレビに出るって島中に騒いで回ったんだから。おじいちゃんも未知がカキとか海の仕事に興味持って一生懸命頑張ってるの すっごく喜んでるよ?

未知:お母さんは何で?

亜哉子:お母さんだって うれしいわよ。

未知:そうじゃなくて 仕事の話。お母さんは何で学校の先生 辞めたの?

亜哉子:え? 何 急に…。

●登米 米麻町 新田家

(寝息)

朝岡:じゃあ お言葉に甘えて 部屋お借りします。

サヤカ:はい。

朝岡:おやすみなさい。お先に失礼します。

サヤカ:ごゆっくり。

サヤカ:しっかし あれだね。みんな普通にモネのごど 私の孫だって思ってだんだね。

百音:最初に違うって言ったんですけどね。まあ でも突然来て しれっと一緒に住み始めたら 孫か親戚の子かって思いますよね。

サヤカ:新田家の跡 継がせんのがな? どがね?

百音:継がないですよ。私 サヤカさんの山とか 財産とか 金山とか 全っ然 興味ありませんからね。遺産目当てとかじゃないですからね。

サヤカ:言われなくてもあげないよ。大体 私はあど50年は生ぎんだがら。てが 殺すなよ。
(笑い声)

百音:でも 本当に後継ぎとか  そんなふうに期待されてんだとしたら…。

サヤカ:気にすっこどない。あなたはあなたの好ぎにすればいいの。ああ これは私のやりたいごどでないって思ったんならやめだっていいの。

百音:やりたいごどって何でしょう…。

サヤカ:こごんどご ずっと思い詰めだ顔してっと思ったら ああ やっぱりね。

百音:見つかんないんですよね やりたいごどが。自分が本当に好きなものが何かも分かんない。でも 私 山も木も好きです。森林組合の仕事も もとできるようになりたいって思ってます。

サヤカ:うん。

百音:でも 人の命を救いたいから医者になったとか 水産業を発展させたいから研究者を目指すとか…。そういう熱い気持ちみたいなの…私にはまだないです。

サヤカ:うん。

百音:ただ 誰かの役に立ちたい。あのヒバの木 見に行ったじゃないですか 300年生きてきた。

サヤカ:ああ。

百音:私 羨ましいなあって思ったんですよね。

サヤカ:木のごどを?

百音:はい。

サヤカ:ハハハハハハ!面白いごど言う子だねえ。変な子! ハハハハハ。いや…うん 分がるよ。

百音:300年かけて じっくり生きてきて 切られたあともちゃんと人の役に立つなんて 最高だよなあって…。

サヤカ:う~ん! まっとうだ! 私が六十うん年 生ぎてきて得た結論がら言ってしまうどね 別にモネが死ぬまで いや死んだあども な~んの役に立だなくったっていいのよ。ただね これがら頑張んなきゃいげない18歳のあなたに それを言っちゃおしまいよ うん。誰が役に立ぢだい いいよ 健全だ。悩め 悩め 悩め!

百音:おお 痛い…。サヤカさん 酔っ払ってんでしょ!

人の悩みはいろいろ。この方も何か抱えて来ているのかもしれないね。
 
サヤカ:悩め!

(翌朝)

サヤカ:仁に過ぎれば 弱くなる!

百音と朝岡:仁に過ぎれば 弱くなる!

サヤカ:義に過ぎれば 固くなる。

百音と朝岡:義に過ぎれば 固くなる。

サヤカ:信に過ぎれば 損をする!

百音と朝岡:信に過ぎれば 損をする!

サヤカ:はい! 頂きます。

百音と朝岡:頂きます。

サヤカ:すみませんね 一緒に唱えでもらっちゃって。

朝岡:いえ。よく見ると なかなか人間の本質をついてますね。この仁に過ぎれば 弱くなるというのは 優しくし過ぎると かえってその人をひ弱にしてしまうということですよね?

サヤカ:そう。甘やかしすぎっと 駄目人間になるってごど。さっさど食べで 仕事に行ぎなさい。新人だからってモタモタしてんのが許されんのは春までだよ!

百音:はい。頂きます。

サヤカ:…と まあ こういうごどですね。

朝岡:あっ そうだ 永浦さん。私 この森林セラピーというものをやってみたいんですが 当日お願いすることなんてできますかね?

百音:はい! もちろん!

●森林組合・事務所

翔洋:うわ~!興味を持っていただげましたが! そうなんです。能もいいんですけど この森林セラピーというのも 今 我が組合では絶賛おすすめ中でして ラフターヨガという新しいプログラムを導入しようかど考えているところです。ご案内します。

(せきこみ)

百音:あっ 大丈夫ですか?課長。今日 能の本番なのに…。

翔洋:すみません。永浦さん お願いできますか? ラフターヨガ。

百音:え~っ! 私がですか!?

●登米 米麻町 森林の中

朝岡:ああ…。

百音:どうも どうも どうも~! こんにちは~! さあ 元気よく参りましょう!

百音と翔洋:ワ~ッハッハッハッハッハ!

どうしたの?モネ。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

関連記事

NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]

朝ドラ人気ブログランキング

朝ドラ・昼ドラ 人気ブログランキング – テレビブログ