朝ドラ「おかえりモネ」第1週「天気予報って未来がわかる?」2話、樹齢300年のヒバの木の存在を知り、何かを感じる百音。
そしてそのヒバの木が寿命を迎えて、切るか切らないかでサヤカが悩んでいることを知る百音。
そんな時、みーちゃんこと妹の未知がニュース番組で自分の将来を明確に語ったことにショックを受け…。
幼かった頃に祖父・龍己が言った言葉を思い出す百音。
その山の葉っぱさんたちが 海の栄養になんのっさ。山は海とつながってるんだ。何も関係ねえように見えるもんが 何がの役に立つっていうごどは 世の中にいっぱえあるんだよ。
これが、亡くなった妻・雅代がカキに転生した伏線となるような気がして、明日に続くです。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第1週2話
百音:うわっ!
回想・百音:とにかく 私は…この島を離れたい。
百音:サヤカさん! 見で!
サヤカ:ああ 彩雲だよ。あれは見っと いいごとあんだ。
百音:いいごと…。
(OP)
百音:すごい…。大きいですね。
サヤカ:ざっと樹齢300年がな。
百音:300年…。
サヤカ:ヒバという木だよ。アスナロともいううね。
百音:アスナロ…。聞いたごどあります。
サヤカ:木材ではヒノキって木がとても有名でしょ。みんなに重宝される。だがら この木もヒノキに憧れで明日はヒノキになろうって思いながら 大きぐなったんだよ。だがらアスナロ。でも登米の山にはヒノキは自生しない。ヒノキの北限は福島だ。
百音:どういうごどですか?
サヤカ:この山に生まれだ限り どう頑張ってもヒノキにはなれないってごど。 でもね ヒバは雨風 雪に耐えながら長~い時間かけてゆっくり成長すっから 体がギチッとしてて 緻密で狂いが少なくて虫にも湿気にも強い。私 ヒノキになれながったってもじもじしてる木だけどね この子はものすごぐいい木なのよ。焦らなくてもいい。ゆっくりでいいんだ。海の匂いどは違うでしょ。
百音:うん。ああ…いい匂い。
サヤカ:はい 次! 植林の説明するよ。使い物になんながったら島に帰すがらね!
百音:はい!
●米麻町森林組合内カフェ「椎の実」
里乃:モネちゃん ごめん! あれ 先生んとこ 持ってってもらってもいい?
百音:ああ はい。
里乃:ごねんね。
川久保:里乃ちゃん。
里乃:はい。
川久保:ここいい?
診療所やカフェもある百音の職場は いっつもたくさんの人でにぎわっています。
●米麻町森林組合内「よねま診療所」
(ノック)
<<菅波:はい。
百音:失礼します。先生 あの…お昼 こっちで食べますか?
菅波:ああ…わざわざすいません。ありがとうございます。
百音:今 お忙しかったら 後でまた向こうで…。
菅波:そこの机に置いといてください。
百音:失礼します…。
♪
百音:緊張する…。
(スマホの着信音)
百音:ごめん。
●米麻町森林組合内カフェ「椎の実」
里乃:すいません お待たせしました。あっ ありがとね。
百音:いえいえ。
里乃:ごはん食べてって!
百音:ありがとうございます。
里乃:カレー?ナポリタン?
(朝岡・テレビ)「週末は天気が崩れそうです」。
翔洋:う~ん…微妙だなや。
川久保:週末の天気がパッとしねえのよ。
百音:ああ…。今週末でしたね 登米能。
翔洋:そうなんです。雨に降られっと困んです。
川久保:あっ ちなみに こちらも! 皆さん こちらも今週末からですよ!
みよ子:見えねえ ちょっと。あら 何だべ 朝岡さん 髪切ったんでねえの?
千代子:さっぱりとして。
川久保:あの ちょっと。
文子:ええ子だねえ この人。
千代子:私が最初にいいって言ったのよ。
みよ子:あら 私が言ったんだよ!
翔洋:あ~あ…やっぱり 雨か…。
百音:能舞台で 外にあるんですか?
翔洋:あっ 永浦さん 行ったごどながったっけ?
百音:はい。
翔洋:明日 打ぢ合わせに行ぐんです。永浦さんも来っといいですよ。
●登米能舞台
翔洋:すんごいでしょ。森ん中。
百音:はい。きれい…。
翔洋:ほんでさ この木はね…。あっ。
♪
サヤカ:あの木は切らせません。殿様がら預かってる大事な木です。切んなら 私が死んでがらにして。以上。
川久保:木にも寿命があっこどは姫もご存知でしょう。あの木はそろそろ寿命です。弱って倒れでしまう前に切って生がすべきなんでねえっすか?
サヤカ:生がすって何をすんの?
町内会長:この能舞台は全てヒバで造られた我が米麻町の大切な文化財です。50年先も100年先も残したい!
川久保:能舞台の修繕用にあのヒバの木を使いだい。50年後もあの木は人の役に立ってくれるんですよ。これは木にとってもいいごどだどは思いませんか?
サヤカ:はあ…。少し考えさせて。
●登米 米麻町 新田家
百音:サヤカさんはあのヒバは切りたくないんでしょ?
サヤカ:ん?何で?
百音:だって 森であんなに大事そうにしてたし…。
(スマホの着信音)
百音:ごめんなさい。
サヤカ:食事中。
百音:すいません。多分 父が…。母です。
サヤカ:出らいん。
百音:はい。
●気仙沼 亀島 永浦家
亜哉子:モネ?今から未知がテレビに出るの。見てあげて。
耕治:ああ 間に合った…。もうじきだぞ 出っぞ!
●登米 米麻町 新田家
百音:テレビ?
●気仙沼 亀島 永浦家
耕治:亜哉子! スマホ! ほら早く!
亜哉子:今 モネに電話!
耕治:じゃあ 未知!
未知:もうやめでよ。
亜哉子:モネ 一旦切るね うん。
龍己:大したもんだな。
(リポーター)「こんにちは」。
(未知)「こんにちは」。
耕治:出だ! 出だ 出だ。
亜哉子:すごい!
●登米 米麻町 新田家
百音:あっ みーちゃん。
(未知)「今 サンマの水揚げが少なくなってきているので 材料を大切にしながら…」。
百音:みーちゃん すごい。
サヤカ:これ 本当にみーちゃん? 雰囲気変わったねえ。
(未知)「秘伝のタレで仕込みます。安全性の観点では一般には120度で…」。
百音:すごい…。
●気仙沼 亀島 永浦家
亜哉子:未知!
●登米 米麻町 新田家
(未知)「温度は115度に抑えて代わりに90分加熱することで 安全性を高めています」。
(リポーター)「では 将来の夢は?」。
(未知)「将来 私は研究者になって 化学的な見地から日本の水産加工業を更に発展させる方法を見つけたいと思っています」。
♪
回想・未知「将来 私は研究者になって 化学的な見地から日本の水産加工業を更に発展させる方法を見つけたいと思っています」。
●気仙沼 亀島 永浦家
未知:うっわ うち出でった娘の部屋で感傷に浸ってる。やっば。
耕治:いやいや…違う違う違う点。そんなんじゃねえ。あれ あれあれ…貸してもらおうと思ってさ 何だ ほら あっ これ。あった あった こんなとこにあったんだ。どこ行っちゃったかと思ったよ。
(百音の回想)
龍己:その山の葉っぱさんたちが 海の栄養になんのっさ。山は海とつながってるんだ。何も関係ねえように見えるもんが 何がの役に立つっていうごどは 世の中にいっぱえあるんだよ。
百音:じゃあ みんな 誰かの役に立てんの?
(回想閉じ)
●米麻町森林組合・よねま診療所
百音:お疲れさまです。お昼 ここに置いときますね。
<<菅波:ありがとうございます。
<<休憩入ります。
<<菅波:はい。
あっ どうも。
百音:お疲れさまです。
おいしそう。
♪
菅波:どうかしました?
百音:あの…先生は…。いや…いいです。
菅波:そこまで言ってやめるのは 聞き返してくれって言ってるようなもんですよ。何ですか?
百音:すみません…。あの…。
菅波:はい。
百音:先生は どうしてお医者さんになろうと思ったんですか?
菅波:ほとんど話もしたことない人から いきなりされる内容じゃないと思うんですが…。
百音:そうですよね…。すみません 失礼しました。
菅波:人の命を救いたいと思ったからです。普通すぎて面白くない。 すいません。余計なこと言いました。
百音:あっ いや…。
里乃:モネちゃん 大変! 来て来て来て。
●米麻町森林組合内カフェ「椎の実」
(騒ぐ声)
百音:あっ! えっ テレビで見てた人!?
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]