「おかえりモネ」セリフ書き出し第4週16話|未知「カキの地場採苗。カキ 赤ちゃんから育てようと思って」

朝ドラ「おかえりモネ」第4週「みーちゃんとカキ」16話、2014年の8月、雅代の初盆のために帰省した百音が実家で過ごす二日目の出来事。

●幼なじみたちが一旦、解散。りょーちんは町へ、悠人は三陸鉄道へ、みーちゃんは鳴子の温泉へ、そして三生はいくあてもないので百音の家に居候することに。

●そんな三生を龍己の仕事の手伝いをさせる耕治。

●カキ棚で龍己と三生が温湯処理する横で、カキの地場採苗の自由研究をする未知。

● 浮遊幼生を原盤にくっつけて海に入れるタイミングな悩む未知。そしてついに「う~ん…。分かった。今日! 今日やる! 原盤入れる!」

で明日に続くです。

●本日のポイント
テレビ画面に映った朝岡さんと、茶の間の耕治さんのツーショットアングルで「きのう何食べた?」ファンは熱狂したこと間違いなしです。やはり史朗&賢二のコンビは最強ですね。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第4週16話

●亀島 浜辺

三生:お~い! 見で! 亀! ほら めっちゃ 亀!見でよ!

悠人:あれで本当に悩んでんのかなあ。坊さんにはならないとか言っちゃって。

三生:俺 棒さんにはなんねえ!

一同:え~っ!

明日美:何で急に嫌になったんだろ。

亮:なまはんかじゃないって 分かったからじゃないの。寺 きつかったと思うし…あん時。

悠人:亀 完成? これ。

三生:亀は完成。

明日美:アハハハハ! ちょっと ちっちゃい! あ~! やばい やばい やばい!

亮:海風 回ってきたなあ。雲多いけど この分だと 今日は一日降らないかな。

百音:あっ。海風…。

帰ってくるのが 少~し怖かった海ですが 百音の背中をちょっと押してくれたのも この海の風でした。

悠人:三生のキャッチ すごかった。

三生:こんなんよ。

(スマホの通知音)

悠人:すごいな…。

明日美:あ~ ママからだ。ああ このあと 家族で温泉なんだ。

百音:いいねえ どこ?

明日美:鳴子。

百音:いいとごだあ。

明日美:そうだ 盆船送りの時 また集まろうよ。

悠人:あさって? ああ ならいいよ。

三生:えっ?悠人も出かけるの?

悠人:三陸鉄道 撮りに。北リアス通ったからね。

三生:りょーちんは?

亮:俺はうちでウダウダしてるわ。

三生:なあ りょーちんち 今さ  うち泊めてもらえたりとか…。

明日美:あっ ママからだ。ごめん じゃあ また…あさってね! うん じゃあね バイバイ!

百音:バイバイ。

亮:俺も町戻るわ。

三生:えっ?

亮:船 ちょうど来たし。

百音:うん また。

亮:じゃあ。

悠人:じゃあね また。

百音:またね~。

未知:ごめん お姉ちゃん 私 カキ棚行ってくる。自由研究の観察しなぎゃいけないの。
百音:手伝おっか?

未知:ううん お姉ちゃん のんびりしてな。じゃあね 三生君。

百音:しばらく…うち いる?

三生:うん! うん…。

百音:分かった…。

●亀島 永浦家 居間

三生:いった! いたたたたた! ちょっと…。

耕治:金髪ピアス男なんぞに 居つかれでたまっか!

三生:はい!

耕治:うぢは 10代の娘2人だぞ!

百音:ちょっと お父さん!

三生:痛い 痛い 痛い 痛い…。

耕治:ヒデさんに寺継がねえって話 すんじゃながったのが?

三生:はい。

耕治:「はい」じゃ…。こっちでもっかい考えろ! ほら!

三生:わっ!

●亀島 永浦家 作業小屋

三生:あっ 龍己さん。

龍己:おう。

三生:おはようございます。

耕治:三生 すばらくいっから。仕事させでやって。

三生:えっ!? ちょちょちょ…。

亜哉子:大丈夫よ。うちのおじいちゃん 優しいから。知ってるでしょ?

三生:うそぉ…龍己さん 怖いもん昔っから。

龍己:持て。

三生:はい。

龍己:来い。

三生:はい。ごちそうさまでした。

亜哉子:お昼に また戻ってらっしゃい。

三生:はい。

亜哉子:行ってらっしゃ~い。

百音:行ってらっしゃ~い。

●亀島 カキ棚

龍己さんは若い頃はマグロ船に乗っていましたが家業の養殖業を継ぎました。栄養が豊富な気仙沼の海はおいしいカキを育てるのにピッタリです。養殖の仕事は手間がかかり 少~し農業と似ています。

三生:はい!

龍己:はい!

温湯処理といってカキの成長を邪魔する付着物や雑菌を取り除く重労働です。おいしいカキを育てるのって本当に大変なんです。

みーちゃんの自由研究もカキがテーマ。でも随分本格的。

●亀島 永浦家 未知の研究室

百音:ミーちゃん お昼ごはん出来たよ。

未知:うん。

百音:お~ こんな場所作ったんだ。研究室みたい…。

未知:うん いちいち学校行くの 面倒くさいからね。

百音:自由研究って 何やってんの?

未知:カキの地場採苗。カキ 赤ちゃんから育てようと思って。

百音:種ガキ作ろうとしてるってごど? 気仙沼で?

未知:うちで種ガキから作れたら 経費削減になるでしょ?

百音:うん…。

龍己さんが育てているこの立派なカキは 卵から気仙沼で大きくなったのではありません。養殖のカキは種ガキという まだ小さなカキを 種ガキ生産者さんから毎年購入して自分の養殖場で大きく育てて出荷しているのです。宮城県では石巻と松島が有名な種ガキの産地で 全国の養殖ガキのおよそ8割が 宮城県産の種ガキから作られていました。しかし3年前 震災で大きな被害を受けたのです。

百音:種ガキがなくなったら、日本からカキが消える。

未知:自分とごで種ガキから作れたら とりあえずカキが消えるなんて心配はしなくて済むでしょ?

百音:うん…。

未知:ごめん。お昼 後で食べるってお母さんに言っといで。

百音:うん 分かった。みーちゃん頑張ってね。

●亀島 永浦家 居間

亜哉子:はい。

百音:みーちゃん 後で食べるって。

亜哉子:未知はいつもこうだから。先に頂きましょ。

三生:はい!

耕治:おめえ 違和感なくいんなぁ。

三生:フフフフ…。

亜哉子:カキ棚 大変だったでしょ。

龍己:亜哉子さん この子は勘がいい。

亜哉子:あら。たくさんたべなさい。

三生:ありがとうございます。

耕治:た~くさん食べて カキ棚壊すなよ。

三生:壊しません。頂きます。

(テレビ・朝岡)「こんにちは」。

百音:あっ!

(テレビ・朝岡)「お昼の気象情報です」。

耕治:どうした?

百音:あのね この人…。

耕治:ん?

(テレビ・朝岡)「この湿った空気の影響で このあと雨の降る所が多くなりそうです」。
百音:あっ いや…。

(テレビ・朝岡)「天気図を見ていきましょう」。

耕治:ああ モネはこういう人がタイプか。

百音:ん?違うよ?

亜哉子:なんだかお天気 はっきりしないですよね 今年の夏は。

龍己:これな 天気 西の方から崩れるぞ。

百音:おじいちゃん天気図 分かんの?

龍己:まあ なんぼかな。

百音:勉強したの?

耕治:勉強も何も 漁師にとっちゃ 天気図は競馬新聞みたいなもんだがら。

龍己:何だ?競馬新聞って。

耕治:漁場を読むのに 天気がデータになるわげでしょ。

龍己:なるほど。

耕治:うん。

龍己:フフフ。

耕治:魚群探知機なんつうもんがながった時代には 気温や風向きなんかを見て「今日 魚が集まるのはこっちだ!」って 一発勝負の賭けに出だりしたんだよ。漁業は基本 ギャンブルだからな。

龍己:分かったようなこと ぬかしやがって。

亜哉子:だから面白いですよね。

龍己:マグロやってだ頃の話だよ。ハハ。

<<未知:おじいちゃん ちょっと来て! おじいちゃん起きて! おじいちゃん! おじいちゃん! 

亜哉子:どうしたの?未知。

未知:超えた。浮遊幼生 3000いった!

●亀島 永浦家 未知の研究室

龍己:おお 随分いるな。

三生:何?何がいんの?

未知:浮遊幼生 カキの赤ちゃん。

百音:へえ~かわいい。

三生:カキも泳ぐんだなあ。

龍己:こいづ 水 何リットルだ?

未知:100リットル。100リットルに3000なら 結構いいと思う。あっ でも触手でてんのが まだ20ぐらいだから来週まで待った方がいいかな。

龍己:いや 西の天気が荒れできてる。来週はこっちも風が強ぐなる。タネが流されっぞ。
未知:う~ん…どうしよう…。

三生:何が始まっての?

百音:私も詳しくは…。

未知:やっぱり予定どおり 来週までで待とうかな。気温上がりそうだし。

龍己:積算600度で2週間超えてんだろ?明日は気温下がるよ。仮に来週 暑くなっても今度は魚がベイビーちゃん食っちゃうよ。みーちゃん やるなら俺は今日がいいと思う。

未知:う~ん…。

みーちゃんが迷っているのは カキの赤ちゃんをくっつけて育てる原盤を海に入れるタイミングです。

百音:あの…ごめんね あの積算600度って 気温のごど?

未知:海水温。20度以上が積算600度を超えると カキは卵を産むの。そのあと 浮遊幼生が見つかれば 原盤を入れるタイミングってごどになる。

百音:じゃあ…。

未知:でも…気象データでは来週の方が…。

龍己:じゃあ 来週にしたら?

未知:いや 待って。あ~…でもな…。えっ おじいちゃんは今日の方が…。

龍己:いや それは自分で決めろ。

未知:う~ん…。

三生:ガチだな…。

未知:う~ん…。分かった。今日! 今日やる! 原盤入れる!

龍己:よし おい 三生 手伝え。

三生:はい!

龍己:軽トラ 回してくるから。

三生:はい。

お天気には今までだってずっと触れてきたはずなのに 急に目につくようになるから不思議よね。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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