「おかえりモネ」セリフ書き出し第3週15話|寺 きつかったと思うし…あん時。俺ら 見てないけど三生は見てただろうし。

朝ドラ「おかえりモネ」第3週「故郷(ふるさと)の海へ」15話、2014年の夏、雅代ばあちゃんの初盆で気仙沼・亀島の実家に帰った百音は、2011年の大震災の記憶が蘇り…。

震災の数日後、やっと亀島に渡ることができた百音は、避難所となっていた中学校で未知と再会。

その2人の会話から、島には龍己じいちゃんと雅代ばあちゃん、それに未知がいて、耕治と百音、それに母親の亜哉子は亀島にはいなかったことが判明。

そして惨状を目の当たりにした百音に対して、またアルトサックスを吹いたら?とその年の夏に百音に耕治だったが…、

音楽なんて何の役にも立たないよ。

2014年の現実に戻り、朝日の当たる浜辺ではしゃぐ幼なじみたち。そこで三生が寺を継ぎたくないと言い出した理由を推測する亮。

なまはんかじゃないって分かったからじゃないの。寺 きつかったと思うし…あん時。俺ら 見てないけど三生は見てただろうし。

想像するだけで心が痛み、改めて犠牲者の皆さんのご冥福をお祈り申し上げます。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第3週15話

●宮城県内のガソリンスタンド

2011年3月11日 午後10時

(クラクション)

耕治:こちらも停電ですか?

GS従業員:ええ…すいません ポンプ止まっちゃいまして。急ぎますんで…。

耕治:すいません お願いします。

GS従業員:はい。

(ラジオ)「続いて宮城県気仙沼です。気仙沼市では市街地を含む広い範囲で火災が発生しています。海面からも火の手が上がり 真っ黒な煙が上がっています。海に漏れ出した油に火がついたと見られていますが詳しいことは分かっていません」。

そのころはもう 島に渡れる船などありませんでした。

●亀島が見える気仙沼市の丘 

耕治:あそごから見えるみたいだ。行こう。

耕治:島が…。

●亀島 漁港

数日後 耕治と百音は島に戻りました。海を渡れない人たちのためにと 船を出してくれた人がいたのです。

耕治:お父さん うぢ見でくっから 先 避難所行ってろ。

百音:分かった。

●亀島中学校(避難所)

百音:村上さん!

村上:モネちゃん!よがった…無事だった。

百音:未知は…おばあちゃんは?

村上:みーちゃんなたね 給食室にいるよ。

百音:分かった ありがとう。

●亀島中学校 給食室(避難所)

百音:スーちゃん…。

明日美:モネ…。

未知:お姉ちゃん…。

百音:ミーちゃん!よかった…。よかった みーちゃん。お父さんも島に戻ったよ。お母さんはまだ町にいるけど無事だから。大変だったね。頑張ったね 寒かったでしょ。

未知:お姉ちゃん…。

百音:おばあちゃんは?

回想・未知:おばあちゃん逃げて! おばあちゃん!

亮:大丈夫 ばあちゃん 体育館にいるよ。

百音:みーちゃん?

(ヘリコプターの音)

三生:重いですよ。

(2011年 震災時の夢が閉じる)

●亀島 永浦家 居間

(2011年8月)

(風鈴の音)

(回想|2011年 夏 百音の部屋)

耕治:あのさ…。どうだろう? また 吹いてみないが? これから…なんじゃないのがなあ…。って思うんだよ。音楽とか そういうの…大事になってくんの。だがら…。

百音:違うよ お父さん。音楽なんて何の役にも立たないよ。

(回想閉じ)

●亀島 永浦家 縁側

(物音)

亮:あれ…。何 起きてんの。

百音:うん。

亮:そう…。じゃあ 浜行かない?

●亀島 浜辺

百音:ふう~…。よいしょ。

亮:あ~…。

三生:うわ~! やっぱり最高だ 海だ!

明日美:わ~! 本当 きれい! あっでも 焼ける!

悠人:すっげえなあ こんなんだっけな~。

未知:大げさ! ちょっと離れてたぐらいで!

亮:なあ。俺らは毎日見てるもんね。そんな ありがたくもないよね。

明日美:あ~気持ちいいわ~。

三生:ねえねえ ねえねえ 小学校の遠泳で 海にぶっ込まれたのって どこだっけ?あそこだっけ?

悠人:ああ あそこ! テトラの方!

三生:そうそうそう。あそごトラウマだ 俺!

亮:いやいや いやいや…やばかったの俺の方でしょ あん時。

悠人:そうそう。三生がテンパって りょーちんにしがみついちゃったんだ。りよーちん 完全に沈められちゃって。

亮:俺 そっから記憶飛んでるわ。

三生:あ~!あと あれ 何だっけ…。砂の何とか展!

悠人:いや ごまかしてるし。

三生:あっでも あれ好きだった。砂浜でお城作ったり 亀作ったりするやつ。

明日美:そうそうそう!

三生:懐かしいな。あっ… 俺作ろ。亀作ろ~!

明日美:え~行ったよ 無邪気だねえ。

悠人:あれで本当に悩んでんのかなあ。坊さんにはならないとか言っちゃって。

明日美:自由がない!とかね。どうすんのかね 1120ねんのお寺。

悠人:う~ん…三生 昔っから 僕は寺継ぐんだって言ってたよね?

明日美:だよね。何で急に嫌になったんだろ。

亮:なまはんかじゃないって分かったからじゃないの。寺 きつかったと思うし…あん時。俺ら 見てないけど 三生は見てただろうし。

三生:お~い! 見で! 亀! ほらめっちゃ亀! 見でよ!

亮:しょうがねえな。

明日美:私もお城作ろ!

悠人:僕も。どうせやるなら 亀より城でしょ!

未知:お姉ちゃん。

百音:作ろっか。か~め か~め か~め!

亮:亀完成? これ。

明日美:アハハハハ!ちょっと ちっちゃい!あ~やばい やばい やばい!

亮:あ~あ。海風 回ってきたなあ。雲多いけど この分だと今日は一日降らないかな。

百音:あっ。

亮:ん?

百音:海風! 海風…。これだ…。

亮:何の話?

百音:ううん。えっ 何で雨降らないって分かんの?昨日 月にかさ かかってたよ。天気悪くなるんじゃない?

亮:うん でも 亀山に雲ないし。漁師は風向きと天気 必須だから。

百音:うん…。

亮:龍己さんもそうでしょ?

(にぎやかな声)

亮:捕れた?

海も風も こんな朝日も フフ…大好きだったんだよね。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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