「おかえりモネ」セリフ書き出し第3週12話|明日美「島マジックだよ りょーちんがかっこよく見えんのなんか」

朝ドラ「おかえりモネ」第3週「故郷(ふるさと)の海へ」12話、雅代の初盆のために登米から気仙沼・亀島の実家に帰ってきた百音。

龍己と盆棚を作ってる際には、早速、登米から持ってきた組手什が役に立ち、やがて島で1000年続く星明寺の住職・後藤秀水が読経。

百音の幼なじみも参列し、田舎ならではの賑わい。

明日美(スーちゃん)

亮(りょーちん)

未知(みーちゃん)

そして、百音はモネ。でも、悠人は悠人で、住職の息子の三生(みつお)は三生のまま。
 
我がパソコンでは「みつお」と入力すると「三男」と第一変換されて「ひよっこ」の名残を早く削除しなくちゃと慌てる12話です。

「おかえりモネ」セリフ書き出し第3週12話

●亀島 永浦家 玄関先

亜哉子:ああ おかえり。

百音:ただいま。

亜哉子:すっごい荷物。

百音:お土産。

●亀島 永浦家 台所

百音:これも…。

亜哉子:こんなにたくさん!

百音:フフフ。

亜哉子:うん これもおいしい!登米って本当 食べ物おいしいのねえ。

百音:これでもだ~いぶ減らしたんだよ。みんな 持ってげ持ってげって。

(回想)

みよ子:おばあちゃんの初盆なんだって? んでは帰ってあげなきゃねえ。これ ずんだ。みんなで食べてけらい。

文子:おいしいよ これ。

(回想閉じ)

亜哉子:みんなに親切にしてもらえて 幸せね。

百音:うん。手伝うよ。何する?

亜哉子:うん じゃあ…てん 小鉢に入れてくれる?

百音:うん 分かった。

亜哉子:こんなに食器出すの 久しぶり。民宿やってた頃が懐かしい。

百音:今日もお客さん多いと おばあちゃん喜ぶね。

亜哉子:そうねえ。

百音:うちに人呼ぶの 好きだったよね。

亜哉子:そうそう。根っからの 何だろ…。ポスピタリティーの塊みたいな人。優しいのよね。

百音:うん 分かる。

ありがとうねえ。

亜哉子:民宿続けたかっただろうなぁ。

<<龍己:お~い! ちょこっと手伝ってくれ。

亜哉子:あれ おじいちゃん いつの間に。

百音:私 行く。は~い。

●亀島 永浦家 中庭

龍己:おう。盆棚 作っから そっと持っててくれ。

百音:うん。

龍己:しっかり持ってろよ!

百音:はい。

龍己:よいしょ。おお おお…。

百音:え!?

龍己:しまった…。

百音:しまった…?

龍己:いや さっき出してくる時に ちょっこと ぶつけちゃったみてえだな。う~ん…。
百音:あっ ちょっと待ってで おじいちゃん。これ いい?

(OP)

龍己:組手什?

百音:そう。山の間伐材なの。これ 組み方で机にも椅子にも本棚にもなんだよ。

龍己:これ…こごに組み込んでいぐんだ。

百音:そう 大きさも好きにできるし。

龍己:ちょっこと貸せ。ハハハハ!

百音:ちょこっと?

龍己:へい。

百音:はい。

龍己:出来た。中入れよう。

●亀島 永浦家 居間

百音:うん。上 上 上。

龍己:きちんと置いてやる。ああ ちょっと右だな。あっ いいでしょう。派手にしてやれよ。今年は雅代も一緒だ。あんなんで 結構チャラチャラしたもんが好ぎだったがらな。

百音:レースとかリボンとか好きだったよね おばあちゃん。

この島では毎年 お盆になると 盆棚という特別な祭壇を作ってご先祖様をお迎えします。

龍己:出来た。

百音:うん。

龍己:ハハハ。

今年は私も お仲間になります。龍己さん ありがとうね。

(戸が開く音)

未知:ただいま。

亜哉子:おかえり。

●亀島 永浦家 玄関先

百音:今年はいっぱい燃やした方がいいね。

未知:おばあちゃん 方向音痴だからね。

百音:目立つようにしとかなぎゃ。

未知:えっ 多すぎない?

百音:そうかな…。

未知:多いよ 多い 多い。はみ出てる。

百音:そんなことない こんなもん。

3人」こんばんは。

百音:あっ。スーちゃん りょーちん 悠人君も!

明日美:久しぶり!

百音:久しぶり。

亮:ばあちゃん 迎えに来たよ。これ。

百音:ありがと。

明日美:えっ 迎え火やってんの? 私も交ぜて。

百音:「ヘビ ムカデにかれねえように ど~ごもいでどご ねえように」。はい 次!

明日美:私? 私? 「ヘビ ムカデにかれねえように」…。気を付けて。

亮:あ…危ねえ。

明日美:「ど~ごもいでどご ねえように」。はい 次!

悠人:「ヘビ ムカデにかれねえように ど~ごもいでどご ねえように」。はい りょーちん!

亮:「ヘビ ムカデにかれねえように ど~ごもいでどご ねえように」。はい みーちゃん!

未知: 「ヘビ ムカデにかれねえように ど~ごもいでどご ねえように」。

みんな 立派になったねえ。

●亀島 永浦家 居間

(読経)

耕治:ああ ああ…それそれ…。いや ごめん。

亜哉子:おかえり。

耕治:お客さんの相談が長引いちゃってさ…。あらまあ 渡辺さん どうも わざわざすみません。

渡辺:いやいや。

タケシ:耕治さん…耕治さん。

耕治:うわ タケシさんも来てくれたんだ。うれしいなあ。

タケシ:雅代さんの初盆だから。

亜哉子:おとうさん ちょっと…。

耕治:ああ 元気が? なあ。大人っぽくなったな。

明日美:ありがとうございます。

耕治:久しぶりだな。

亜哉子:おとうさん お焼香。

耕治:ああ ああ…。

耕治:ありがどね ヒデさん。

秀水:いやいや…にぎやがで。雅代さんも 喜んでるかな。

耕治:んだねえ。

秀水:んだ んだ。

亜哉子:お待たせしました。

悠人の母:何これ!おいしいごど!

亜哉子:ああ それ モネが今いる所の登米の空心菜。

明日美の母:精進料理にニンニクってのも あれだげど ビールに合うごど。止まんねえ。
亜哉子:どうぞ。

明日美:いや~ちょっとママ 飲み過ぎないでよ。

悠人:ああ うちもだ。顔赤いよ?

明日美の母:いいがら いいがら ねえ。

悠人の母:ご供養 ご供養。

明日美:ほどほどね。

悠人:気を付けてね。

明日美:もうお願いします。

耕治:そうそう あれ見ました?トンネル。立派なの出来ちゃって。あっ 橋はいよいよ来月がらですよ。

秀水:うれしそうだねえ。

耕治:そりゃ 橋は半世紀にわたる島の悲願ですもん。でっけえ病院まで75分ですよ?本土まで お前 200~300メートルしか離れてなくて3000人も住んでて 橋がねえなんて島はね 日本全国で探してもうぢだけなんですからね。

渡辺:お前 それなあ 協議会で言い過ぎで 口上みだいになってんなあ。

耕治:ハハハ そうがなあ。ハハハハ。 

渡辺:耕治は あれだな モネちゃんのごどがあったがら 切実なんだわな。

耕治:いやいや それだけじゃないけどさ。

渡辺:そうだ モネちゃん あん時 船出せだがら あんだ 無事に生まれだげんと 出せねがったら 今頃 こごさ いねがったがもよ?

百音:また その話だ。

亜哉子:その時は皆さん 本当にお世話になりました。

百音:お世話になりました。

亜哉子:お世話様でした。

渡辺:そういえば 亮! おやじさん 元気がぁ?

亮:元気っすよ。

渡辺:モネちゃん 本当 あん時 亮君のお父さんが船 出してくれで いがったっちゃ。
百音:もう 本当 島の皆さんにはめちゃめちゃ感謝してます。ありがとうございます!

(拍手)

耕治:おっきぐなったでしょ。

未知:お姉ちゃん あれ もう100万回くらい言わされてる。

明日美:だねえ。

未知:大人って 何で酒飲むと おんなじ話ばっかりすんだろ。

亮:なあ。

明日美:皆さんには感謝して…ありがとうございます…。

悠人:相変わらず うまいねえ。

明日美:ありがとうございます…。

百音:あっ そうだ ヒデさん 三生君は?こっち帰ってきてないんですか?

(せきこみ)

耕治:そうだよ 三生 今日 坊主デビューするって言ってだじゃない。あのほら…檀家さん回り 始めるって。

秀水:ああ…そのつもりだったんだけどね ちょっと…大学が休みの間 知り合いの寺に修業に出すごどになって。この夏は 帰れなぐなったんだよ。

百音:ああ そうだったんですか。

明日美:ん? でも 三生 修行に出るなんて 全然言ってなかったよ?

悠人:スーちゃん 三生と仙台で会ったりしてんの?

明日美:ううん メールだけ時々。三生の大学 仙台っつっても遠いんだもん。山奥でさ。 
悠人:僕も。電話はすっけどね、そういや 向こうで会ってないわ。

明日美:だよね 片道2時間ってありえなくない?もう電車で30分が限界よ。

悠人:本当だよ。

明日美:ん…?

悠人:何?

百音:何か…。ねえ。

未知:うん。

明日美:えっ? 何?

悠人:何 何?

百音:都会の大学生って感じ…。

未知:本当。スーちゃん めっちゃ きれいになってるし…。

明日美:えっ! やだ ちょっと もうやめてよ! 全然変わんないよぉ!

百音:メークとかしてるよね?

明日美:そりゃするよ 当たり前じゃん。

亮:ああ だからか。何か会った時 ドキッとしたわ。

悠人:りょーちん そういうとごだよ!

明日美:本当。マジやめて。もう振り回され続けて18年。いいかげん 次にいきたいのよ。
未知:あの お二人は…。

明日美:つきあってました。

亮:いや つきあってません。

明日美:つきあってたよ! 一瞬だったけど。

亮:いつ?

百音:うわ 最悪。ひっどぉ つきあってたよね? 小3の時。

悠人:モネは 本当 時々 天然な。

明日美:高2! 高2の夏。おととしの今頃!

百音:そうだったの?

明日美:うん。

亮:そうだっけ。

悠人:君は最低だな。

亮:いや だって スーちゃんからは 保育園の時から年1で告白されんだもん。もう いつどうだったか…。

百音:年1?

明日美:もうやめます。仙台にもっといい人いるもん。島マジックだよ りょーちんがかっこよく見えんのなんか。

亮:やべえ ランキング ただ下がりだ 俺。

悠人:とか言いつつ余裕なんだよなあ。

亮:悠人はどうなの 大学 面白い?

悠人:またまたぁ。話そらすのに 僕を使わないでよ。僕のごどなんか興味ないっしょ。

亮:んなごどないよ、で どうよ。

悠人:彼女ができました~!

明日美:え~っ!?

亮:マジで!?

悠人:どう?どう?どう?どう?どう?

明日美:ちょっと見せて。

悠人:うん いいよいいよ。

明日美:えっ かわいい!かわいい!

亮:見せて 見せて 見せて。かわいいじゃん。

●亀島 永浦家 玄関先

亜哉子:ありがとうございました。ヒデさん お酒飲まないのに お引き止めして すみませんでした。

秀水:いえいえ…私はもどもど下戸ですから。じゃあ16日。

亜哉子:はい。

秀水:それまでは ご家族でゆっくり。雅代さん 思い出してあげでね。

百音:はい。

亜哉子:どうも。疲れたでしょ。朝4時起きだったんじゃない?

百音:山の仕事で体力ついてるから大丈夫。

亜哉子:おっ 頼もしい。

(笑い声)

<<亜哉子さん ちょっといい?

亜哉子:はい。

(シャッター音)

百音:明日は雨かな…。

(物音)

百音:おお…。

三生:頼む かくまってくれぇ…。

百音:三生?

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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