朝ドラ「おかえりモネ」第3週「故郷(ふるさと)の海へ」11話、小学生の林間学校の際に豪雨&雷雨に襲われたことで、気象予報士の仕事に興味を持った百音は、その資格取得の本を購入するが、ずらりとならぶ専門用語に悪戦苦闘。
そんな中、季節は流れて2014年(平成26年)7月、初任給も出た百音にお婆ちゃんの初盆だから実家に帰れとサヤカに言われ、 BRTのバスと気仙沼~亀島定期船を乗り継いで地元・亀島へ。
途中、気仙沼港のフェリー乗り場で、耕治と未知にも出逢い、家に入るとすぐに仏壇に向かい「ただいま おばあちゃん」。
さて、今週は気仙沼での出来事が描かれる予定で、亮ことりょーちんの人気が爆発するかいなか?注目したいと思います。
「おかえりモネ」セリフ書き出し第3週11話
回想・朝岡:永浦さんは海で育って海のことを知っている人ですし 山のことも知ろうとしている。なら 空のことも知るべきです。
●齋藤書店 登米店
気象予報士の朝岡さんと出会ったことで 百音の人生は大きく変わろうとしていました。
百音:図書館で借りればよかったかな…。
●登米 米麻町 新田家 百音の部屋
百音:いやいや…分かりそうなところがら…。海風…。「海面は熱を吸収しても熱伝導によって拡散されたり海水が上下に混ざり合うことにより温度の日変化量は2℃以下…」。「海岸線付近では気圧傾度が大きくなり 日中は海風 夜間は陸風という現象が起き この風向きの変化を海陸風と呼びます」。
●米麻町森林組合・木工所
百音:これで最後です。
職員:あいよ。
翔洋:お願いします。
百音:あの雲の名前は…。
(シャッター音)
百音:帰ってから確かめよう。
2014年(平成26年)7月
●米麻町森林組合・事務所
翔洋:はい 初任給です!試用期間分も入ってます。まどめでのお支払いですみません。
百音:ありがとうございます。分厚いですね…。
翔洋:フフフ。来月がらは振り込みになりますから。
●登米 米麻町 新田家
サヤカ:お~! 初任給が。よがったねえ。
百音:はい。あっ それで家賃とか食費とか おいくらぐらいお渡しすればいいですか?
サヤカ:そうねえ…。まあ 全部で月3万がな。
百音:えっ 少なくないですか?
サヤカ:まあ うぢのごどもやってもらってるし 当面3万でいいわ。
百音:ありがとうございます。
サヤカ:で 区切りどいっちゃなんだげど…。
百音:はい。
サヤカ:お盆休みに…。
(蚊が飛ぶ音)
サヤカ:一度 実家に帰らいん。雅代さんの初盆でしょ。ん?
百音:実家…。はい。
サヤカ:はい 頂きます。
百音:頂きます。
●森林組合内カフェ「椎の実」
千代子:毎度おなじみの味噌ど 空心菜。油でサ~っと炒めだの。ニンニクもうぢで取れたたづだよ。
百音:いい匂い!
文子:こっちは油麩。玉ねぎど煮で 卵でとじたの。
里乃:親子丼みだいな。
文子:そうそうそう。
百音:これ大好き!ありがとうございます。
みよ子:おばあちゃんの初盆なんだって? んでは帰ってあげなぎゃねえ。これ ずんだ。
文子:おいしいよ これ。
百音:ありがとうございました。
みよ子:いいの いいの。気を付けてね。
百音:はい。おっとっとっとっと…。あっ すみません。
菅波:ここの廊下は 常に野菜か果物が転がってくる仕組みでもあるんですか?
百音:えっ?
菅波:いや…。
みよ子:ああ 先生! 先生にも これあげる。ほ~い。
百音:うわっ!
みよ子:甘いがら食べてね~。
百音:どうぞ。
菅波:空間認識能力が若干 人よりも劣ってるだけです。
百音:えっ?
菅波:いや…。明日から帰省ですか?いいですね。
百音:えっ!?
菅波:何ですか?
百音:いや…菅波先生の口から いいですねなんて言葉 初めて聞いたので…。
菅波:社会人1年目の若者が お土産いっぱい抱えて地元に帰るんですよ? そんなハートウォーミングな案件 クサしてたら こっちが悪者になる。
百音:先生 面白いですね。
菅波:ぬるま湯につかり過ぎると 仕事に戻れなくなりますから その辺は気を付けて。
百音:はい…。
菅波:意外と帰りたくないとか?
百音:何でですか?
菅波:地元が居心地がいいとも限らないでしょ?
百音:家族には会いたいです。あっ いえ…。
菅波:まあ せいぜい甘やかされてきてください。
<<里乃:いらっしゃいませ。
百音:あっ これ…。
●登米 JR桃津駅前
サヤカ:見慣れだ景色は違って見えっかねえ。離れでみで 案外よさが分がったりするっていうがらね 人も土地も。
百音:どうですかね…。
サヤカ:まっ なんにせよ 地元は楽しいよ。同級生どがにも会ったりすんでしょ?
百音:うん。
サヤカ:あ~いいねえ 18の夏!あ~罪深い!戻りだい! ハハハハ。
百音:行ってきます。
サヤカ:行ってらっしゃい。
3年前 大きな被害を受けた沿岸部の鉄道は 復旧までの間の市民の交通手段として このBRTというバスによる代替運行を開始しました。この桃津駅は ちょうど鉄道からBRTにかわる駅で 終点が気仙沼です。1時間半は少~し長いけど 山と海はつながっているのです。
●BRTのバス車内
百音:おはようございます。
運転手:はい おはようさん。おお すごいの持ってきたね。
百音:すみません ちょっと これ駄目ですかね。
戸倉のおばちゃん:こういうふうにすれば ほら。
百音:ああ ああ。
戸倉のおばちゃん:よいしょ。ほら ほら。いいんじゃない? ほら。
百音:ありがとうございます。
戸倉のおばちゃん:いや~すんごい荷物。お盆休み?
百音:はい。
戸倉のおばちゃん:どごまで行くの?
百音:気仙沼です。
戸倉のおばちゃん:ああ。私はね すぐそご 戸倉。
百音:ああ。
戸倉のおばちゃん:ちゃっけえげど 畑あんだ。うぢは流されでしまって 今は登米に住んでんだげんどね。
百音:そうですか…。
戸倉のおばちゃん:今年もうっかり植えでしまっだら トマトだの キュウリだの バガみたいに育って。
百音:夏野菜 おいしいですよね。
戸倉のおばちゃん:めんどくさいんだけんどねえ。んでも うぢで取れだもの食べっと 元気出んだわ。
百音:私も おじいちゃんのカキ食べたい。
戸倉のおばちゃん:気仙沼。
百音:はい。
戸倉のおばちゃん:ああ 気仙沼のカキ! いいごど。
百音:ハハハハ。
●気仙沼港・フェリー乗り場
(スマホの着信音)
百音:もしもし。
未知:お姉ちゃん おかわり!
百音:ん?
未知:船! 船!
耕治:お~い!
未知:お姉ちゃん!
百音:ハハハ みーちゃん!お父さん!
耕治:モネ おかえり!
未知:何 お姉ちゃん 早かったじゃん!
百音:みーちゃん! あ~みーちゃん 久しぶり! 学校? 夏休みなのに?
未知:ううん 今 水産試験場に行ってんの。インターンで。
百音:テレビ見たよ 缶詰作ってるやつ。
未知:ああ あれね…。
耕治:ビデオもばっちしな。
百音:みーちゃん すごいね。水産試験場って…。
耕治:ああ モネ 船! 船出っぞ!
未知:午後には帰る。
百音:お土産いっぱい持ってきたから。
未知:分かった。
耕治:お父さんも今日は早く帰っから!な?
百音:は~い。じゃあね。
耕治:うん。
未知:バイバイ。
●気仙沼~亀島定期船上
百音:ああ…海だぁ!
●気仙沼 亀島
おばちゃん:おはよう。
百音:おはようございます。
●気仙沼 亀島 永浦家
亜哉子:ああ おかえり。
百音:ただいま。
亜哉子:すっごい荷物。
百音:お土産。
♪
(鈴の音)
百音:ただいま おばあちゃん。
おかえり よく帰ってきたわね。
(つづく)
●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
NHK連続テレビ小説第104作「おかえりモネ」のネタバレとあらすじ、そして感想を最終回まで書き続けています。朝ドラ「おかえりモネ」は令和の今を生きる人々に元気と希望を与える現代ドラマ。ヒロインのモデルとなる人物が存在しないオ[…]