【おちょやん】セリフ書き出し第1週5話|千代「うちがあんたらを捨てたんや」

朝ドラ【おちょやん】第1週5話、栗子の妊娠が判明。テルヲ曰く子育てには銭がかかる。ヨシヲや村人は栗子を慕っている。でもそんな栗子をお母ちゃんとは絶対に認めたくない千代が下した判断は、自分一人だけ奉公に出るということ。

お腹の子と家族3人で暮らしたいという栗子に、ヨシヲだけは家の置いてほしいと願う千代の奉公話は、あっという間に進み、奉公先は大阪・道頓堀の芝居茶屋に決定。

奉公に出る日、口入れ屋とともに駅に向かう千代を追ってテルヲがやってきた。そして、亡き妻サエの遺影を千代に渡し、これを持っていけと。

お父ちゃん!一つだけ言うといたる。うちは捨てられたんやない。うちがあんたらを捨てたんや。さいなら。

千代は怒りと悲しみを抱えたまま、二度とこの地に戻ってくることはなかったのである。

【おちょやん】第1週5話セリフ書き出し

栗子:火事や!

●竹井家・養鶏場

テルヲ:このあほんだら!

千代:何やね。

テルヲ:お前 お父ちゃんがおらん間に栗ちゃんに水かけたそやないけ。おい!

千代:自分の胸に手当てて聞いてみい。

テルヲ:あん?おい なんぞ言うたけ? さあ 分かれぃんなあ。そね言うてるわ。

千代:うちを奉公に出す話や。

テルヲ:はあ? おまん 立ち聞きしたんけ? タチ悪いのう お前! 立ち聞きだけに。あっ ちゃうか。ハハハ。

●竹井家

栗子:久々やし あるもんで作ったさけ お口に合うか分かれぃんけど。

ヨシヲ:頂きます。

栗子:どうぞ。

テルヲ:おう。

ヨシヲ:おいしい。

テルヲ:せやろ。

回想・栗子:あんた…うちのために一人で山に?

テルヲ:栗子お母ちゃんはな 小料理屋で働いてたこともあるさけな。どれどれ。

千代:唄?

辰夫:栗子さんに唄を聴かせてもらお思て。

栗子:やあ 皆さん うれしいわ。

辰夫:いつでも来てええ 言うとったさけな。

村人:ほんまにええんけ?

栗子:ほな 一人一銭な。

辰夫:何や 銭取んのかいな。

村人:かなわんなあ。

栗子:フフフ どうぞ。

(笑い声)

●山道

きみ:あっ 千代ちゃん。

千代:あっ おばちゃん。

きみ:その後 どないや。新しいお母ちゃんと仲直りしたんけ?

千代:おばちゃんまで…あねなん お母ちゃんとちゃう。

きみ:仲ようしやんと ややこにも ようないど。

千代:えっ? ややこ?

きみ:やあ 知らんかったんけ? 栗子さん おなかに赤ちゃんおんねんど。

●竹井家

テルヲ:嘘やない。おまんの弟か妹か どっちかやな。

そらそやわな。

テルヲ:ほやさけな 栗ちゃん追い出すわけにはいけぃんのや。分かったれ 千代。それに子供育てるには銭がいる。

千代:ほれやったら 口減らしはうち一人でええやん。何でヨシヲまで。

テルヲ:そら…そら お前 姉弟は一緒におった方がええ言うて お前 栗ちゃん 気ぃ遣てくれてやな。優しなあ。

千代:嘘や。ほんまは うちらのこと追い出したいだけや!

テルヲ:何を言うてんねん。そねなこと…。

栗子:そのとおりや。うちは テルヲさんとこの子と家族3人で暮らしたいねん。そらそやろ。何で血ぃもつながってやぃん子の面倒見なあかんねんな。あんたら目障りなんや。

千代:もうええ。よう分かった!こねな家 こっちから出ていったるわ!

テルヲ:千代…。

千代:おねなやつのこと お母ちゃんて呼ぶくらいやったら死んだ方がマシや!そのぶっさいくな顔見んで済むのやったら喜んで出ていくわ!だいだいだいだい大っ嫌いや!

千代:しゃあのに 何でか…ヨシヲはあんたのことが大好きやねん。ほんまに大好きやねん。お母ちゃんができた言うてほんまに喜んでんねん。せやさけ 頼みます。ヨシヲはここに置いといたって。お願いや。ヨシヲにだけは ええお母ちゃんでいてやって。ほしたら うちは…うちはもうすぐにでも出ていくさけ。お願いやさけ!

栗子:まあ…別に構やぃんけど。

千代:おおけに。

●髪結い屋

それからは あっという間に話は進み 千代ちゃんは大阪・道頓堀の芝居茶屋に奉公することが決まりました。

テルヲ:どや!俺の娘やど!

髪結い:へえ~お母ちゃん似やねんな。

テルヲ:アホ! こめかみとか見てみ。俺にそっくりやないけ。

千代:こめかみて…。

髪結い:あほて 誰にぬかしとんねん 黙ってえ!

ほんまに可愛らしなあ 千代ちゃん。

●小学校・教室

玉井:これを先生に?

千代:この前 来てくれたお礼とお詫びや。

玉井:そんな気にせんかてええのに。それにしても すっかり見違えましたね。竹井さん この前 言うてましたよね。自分は普通の子みたいにはなられへんて。

千代:はい。

玉井:それでいいと思います。むしろ 普通の子なんていません。いろんな子がいてみんな それぞれ頑張ってるんです。強いて言えばそれが普通です。そやから学校に行くことができなくても竹井さんは普通ですよ。

千代:おおけに 先生。さいなら。

玉井:はい さようなら。

(ドアの開閉音)

●小林家

勝次:何やねん その恰好。

千代:それ うっとこの卵やど。この前 おはぎ貰たし 迷子になった時捜してくれたやろ。そのお礼や。おおけに。

勝次:お前 死ぬんけ?

千代:何でやねん。

勝次:もうやめとけ。似合わんこと言うてたら 舌かむど。

千代:さいなら。

勝次:おう。またな。

●竹井家

ヨシヲ:道頓堀て どねなとこ?

千代:ものすご賑じゃかで 楽しいとこらしいで。ええやろ。

テルヲ:戻ったで~!ヘヘヘ~!

千代:くっさ! 何や 酒飲んできたんけ。

テルヲ:今日は一緒に寝たるわ。

千代:嫌や。

テルヲ:ええ?

千代:この酒臭い人…。

テルヲ:ええやんけ。親の言うこと聞け。

千代:栗子と寝とけ。

千代:お母ちゃん…。明日もきっと晴れやな。

(翌朝)

口入れ屋:ほな 行こか。

ヨシヲ:姉やん。はよ戻うてきてや。

テルヲ:気ぃ付けてな。

千代:さいなら。

ヨシヲ:姉やん!姉やん!姉やん!姉やん!姉やん!

口入れ屋:そないにせいたら 駅までもたんど。

ヨシヲ:姉やん!姉やん!姉やん!姉やん!姉やん!姉やん!

♪~(三味線)

(弦が切れる音)

栗子:あっ!

●駅に向かう川沿いの道

<<テルヲ:千代~!

テルヲ:千代~!

テルヲ:これ 持ってけ。こねなもんあったら 栗ちゃん嫌やろしな。お母ちゃんもお前が持ってた方が喜ぶ。ほれ。ほな 達者でな。

千代:お父ちゃん! 一つだけ言うといたる。

テルヲ:何や 名残惜しいんけ。

千代:うちは捨てられたんやない。

テルヲ:もちろんや。お父ちゃんが そねなこと…。

千代:うちがあんたらを捨てたんや。さいなら。

月に帰ったかぐや姫は もう二度と戻ってきませんでした。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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