【おちょやん】セリフ書き出し第23週114話|もし あのまま私ら一緒にいてたら どないな人生があったやろか。

朝ドラ【おちょやん】第23週「今日もええ天気や」114話、鶴亀新喜劇の舞台に立つことになった千代は、ラジオドラマと掛け持ちでその稽古に向かい、そしてセリフを足したいと。
千代:もし あのまま私ら一緒にいてたら どないな人生があったやろか。

一平:そないなこと 考えてもしゃあないやないか。

千代:そうですな。今ある人生 それが全てですな。

ということで、明日が最終回、テレビの前に正座して見たいと思います。

【おちょやん】セリフ書き出し第23週114話

千代:うちらの喜劇を娘に見せたいんだす。

一平:やるからには手ぇ抜けへんで。

千代:望むところだす。

●うどん屋「岡福」

千代:ただいま。

シズ:お帰り。

みつえ:お帰り。

千代:ただいま。

(階段を下りる音)

春子:お帰りなさい。

千代:ただいま。

春子:ほな 次は私が隠れる番やな。

宗助:そやな。

千代:春子 ちょっとええ? あんな お母ちゃん 舞台でお芝居やることにした。春子に見て欲しいんだす。

春子:私 見たい。お母ちゃんのお芝居。

宗助:春子ちゃんのことは任しとき。

シズ:何も気ぃもむこと あれしまへんよってな。

みつえ:千代~!

(泣き声)

一福:お母ちゃん もう年やな。ハハハ!

みつえ:うっさいわ!

千代:みつえ…。

春子:お母ちゃん。

千代:おおきに。おおきに 春子。

(泣き声)

千代:フフフ…。みつえ…。

●京都・栗子の家

千代:お母ちゃんな 今日はラジオの読み合わせのあと 舞台のお稽古あるさかい 帰り遅なります。学校終わった頃に 宗助おじいちゃんが迎えに来てくれはるそやから 岡福行っとき。

春子:ほんまに?

千代:お母ちゃん 帰りに迎えに行くさかい。

春子:分かった。

千代:そのかわり 宿題 ちゃ~んと持っていきますのやで。看護婦さんになろうと なるまいと 宿題はせなあかんのやで。

春子:は~い。

●NHK大阪中央放送局・会議室

当郎:そないなこと言うてもなやな。明日もまた行くつもりやろ。

千代:いや もうお父さん 明日は行けしまへん。熱子にも もう明日は来えしまへんて 言うてきましたさかい。

当郎:ほな あさってはどないやねん。

千代:あさっても 出歩きいたしまへん。

当郎:ほな しあさっては?

千代:そないなもん お父さん 先の先まで気にせんかて よろしがな。

当郎:せやかて…。

千代:お父さん。

富岡:はい お疲れさまでした。

一同:お疲れさまでした。

酒井:いよいよ今日からですね「お家はんと直どん」の稽古。

千代:読み合わせの時間 気ぃ遣てくれはって おおきに。

酒井:楽しみにしてます。

千代:おおきに。

当郎:やめた方がええんちゃうかな。お母ちゃんは僕の女房やで。直どんか天丼か知らんけど そんなやつのとこ行ったらあかん!

富岡:あの人は何を言うてるんや。

四ノ宮:さあ…。

当郎:さあ みんな!

京子:お!

乙子:か!

米太郎:あ!

清二:ちゃ!

熱子:ん!

豊子:い!

浜三:か!

静子:ん!

沼吉:と!

横之助:い!

静子と品子:て~!

林田:行かんといて。

桜庭:竹井さん 車来ました。

千代:おおきに。ほな お先。また来週。

一同:お母ちゃん 行ってらっしゃい!

当郎:はあ…。

千代:行ってきます。

当郎:待って…捨てんといて お母ちゃん!

長澤:当郎君。

当郎:ああっ お母ちゃん!

長澤:当郎君!

当郎:先生 止めんとってください! こら 夫婦の問題や!お母ちゃん!

長澤:僕も舞台にお母ちゃんをとられたような気分や。

酒井:先生まで何を言うてはるんですか。

長澤:よし「お父さんはお人好し」を舞台にしましょう。

一同:えっ!

長澤:ええか お母ちゃんを取り戻すんや!

一同:オ~!

当郎:先生 お願いします。

長澤:お疲れさまでした。

当郎:えっ 急に? お母ちゃん…。

こないして「お父さんはお人好し」はその後 舞台や映画化されて ますます大人気となるのでした。

当郎:お母ちゃん!お母ちゃん!

●鶴亀株式会社・稽古場

熊田:おおきに。ほんまに来てくれたんやな。

千代:おおきに。

千代:遅なりました。

天晴:千代ちゃん…。

千代:皆さん よろしゅうお頼申します。

お願いいたします。

お願いします。

一平:稽古は 今日入れて5日しかあれへん。始めんで。

一同:はい。

徳利:よっしゃ。

千代:いや 親としてこの結婚は反対です。

一平:あんたさんは 生娘の初恋を踏みにじるおつもりですか。

千代:そういうあなたこそ 生娘の初恋を踏みにじった ドタヌキのくせに!

一平:誰がドタヌキですねん。

ほな 今日はこの辺にしとこか。

天晴:ほな みんな お疲れさん。

一同:お疲れさまでした。

一平:お疲れさん。

千代:一平。最後の場面のセリフだすのやけど ちょっこと足してみても よろしおますか。
一平:足すて どないなふうに。

千代:例えばな…もし 私ら 一緒にいてたら どないな人生があったんやろか…とか。

一平:ええやないか。そしたら 直吉はどない答えるやろな。きっと すばらしい…ちゃうな。あっ すまん みんな もうええで。

寛治:お疲れさんでした。

お疲れさんでした。

千代:もし あのまま私ら一緒にいてたら どないな人生があったやろか。

一平:そないなこと 考えてもしゃあないやないか。

千代:そうですな。今ある人生 それが全てですな。

一平:うん ええ感じや。

天晴:よっしゃ。

●うどん屋「岡福」

千代:ただいま。えらい遅なりました。

2人:お帰り。

千代:春子がお世話になりました。

宗助:わてらが遊んでもろてるようなもんやがな。

みつえ:春ちゃん。お母ちゃん来たで。

シズ:どないだした? 久しぶりのお稽古は。

千代:何や もう…へとへとですわ。

宗助:無理もあれへんて。ラジオドラマと掛け持ちでやってねさかい。

みつえ:年やな。

千代:言わんといて 同い年やろ。

春子:お帰りなさい。

千代:ただいま。くず湯?

春子:一福さんに手伝うてもろて 今度はうまいこと出来たで。どない?

千代:あったこうて 甘うて 元気出るなあ…。ほんまに魔法の薬やわ。

春子:せやろ。

千代:おおきにな 春子。お芝居 楽しみにしててな。

春子:うん。

千代:今度はお母ちゃんがあんたに魔法見せる番だす。フフフフ…。う~ん おいしいわ。
春子:フフフ。

●新えびす座・客席

そして ついに千代ちゃんが2年ぶりに道頓堀の舞台に立ち日がやって来ました。

宗助:いよいよやなあ…。

シズ:落ち着き。

みつえ:お父ちゃんが緊張してどないすんねんな。

富士子:ご寮人さん…ご寮人さん 旦さん ご無沙汰しております。

玉:連絡くれはりまして おおきに ありがとうさんでございました。

シズ:みんな 元気そうでなによりだす。よう来てくれはりましたな。

節子:千代のためやったらどっからでも駆けつけます。

富士子:かめさん。

シズ:何や もう泣いてますのか。

かめ:そやかて 千代が…千代が…。

当郎:お母ちゃん はよ帰ってきて~!

長澤:あかん こいつの隣やと 芝居に集中でけへん。酒井さん ちょっと席替わって。

酒井:いやあ もう座ってしまいましたし。

富岡:いやあ…。

長澤:替わってえな。いや 笑とる場合やない 四ノ宮君 替わって。桜庭君! 

当郎:はよ帰ってきて~。

長澤:もう勘弁して…。

(泣き声)

静子:こんにちは。

こんにちは。

こんにちは。

こんにちは。

静子:春ちゃん ちょっと見んうちに お姉さんぽなったなあ。

春子:静子ちゃんこそ きれいになりはったんと違いますか。

(笑い声

米太郎:お母ちゃんの娘さんか。さすがほげた達者やで。

静子:ほんまのことやんなあ。

京子:私らのきょうだいやね。

シズ:ようけのお客さんやなあ…。みんな お母ちゃんのこと 見に来てくれはったんやで。
●新えびす座・楽屋

天晴」ほな ぼちぼち行こか。

一同:はい。

一平:皆さん 本日もよろしゅうお願いします。

一同:お願いします。

お願いいたします。

お願いします。

お願いします。

お願いします。

千代:お願いします。熊田さん。今日のこの舞台を用意してくれはりましてほんまにおおきに。ありがとうございます。

熊田:千代ちゃんには ここがよう似合てるわ。ハハハハ…。

千代:おおきに。

熊田:行きまひょ。舞台前や。ハハハハハハ。

●新えびす座・舞台

(拍手と柝の音)

みつえ:千代! 千代~!

(拍手と柝の音)

<今度はお母ちゃんが あんたに魔法を見せる番だす>

千代:ごめんやす。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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