【おちょやん】セリフ書き出し第23週113話|今回の鶴亀新喜劇へのお誘い お引き受けさしてもらいます。

朝ドラ【おちょやん】第23週「今日もええ天気や」113話、春子に道頓堀の喜劇を見せたいとの思いから、鶴亀新喜劇の舞台に立つことを決めた千代。

算数や理科はなんぼ頑張っても いっこもできひん。無理なもんは無理や。やってあかんねやったら はなからやれへん方がええやん。

こう考える春子に何かを感じて欲しかったから。そして座長である一平の家を訪ねた千代がその胸の内を明かすと…。

たとえ1日でも やるからには手ぇ抜けへんで。

一平の偉そうな物言いに腹が立つ筆者は懐の小さな人間で、千代のように器が大きくないであります。

【おちょやん】セリフ書き出し第23週113話

●うどん屋「岡福」玄関先

万歳:分かった分かった 帰るで。

徳利:頼むで。

万歳:お先に失礼します。

香里:頑張りや。千代お母ちゃん。今度こそ みつえと3人でお買い物 行こな。

千代:せやな。

香里:ほなな。

徳利:また。

天晴:またな。

漆原:また。

千代:気ぃ付けて。

千代:鶴亀の芝居 やるかやれへんのか 誰も聞けしまへなんだな。

寛治:みんな こないして会えただけで 十分うれしいんです。「桂春団治」はすばらしい芝居です。一平さんは身を削ろ思いで書き上げはった…。子供のため灯子さんのため 鶴亀新喜劇のため…。ほんできっと千代さんのために…。僕はいつか喜劇人として一平さんを超えてみせます。千代さんには聞いといてもらいたかった。

<<徳利:寛治! 何をしてんねん はよ来い お前は。

寛治:はい。失礼します。

千代:気ぃ付けて。

寛治:はい。

<<寛治:徳利にいさ~ん。

<<徳利:何しとんねん はよ来いや お前。

千代:はあ…フッ…。

●うどん屋「岡福」客間

千代:旦さんに勉強教えてもろたんやってな。よかったな。

春子:うん。せやけど 私 やっぱり算数苦手や。

回想・春子:私 頭悪いさかい 絶対に無理やねん。

千代:あんた 看護婦さんになりたかってんな。何で無理やて思うの?

春子:算数や理科はなんぼ頑張っても いっこもできひん。無理なもんは無理や。やってあかんねやったら はなからやれへん方がええやん。

(初代桂春団治の台本)

千代:あんたに覚えのある子なら あんたのたった一人の子のために 父親になってあげなはれ。わてはいらん人間だす。心配せんとここで産みなはれ。女の気持ちは女やないと分かれへん。

香里:わてが身を引きます。それは生まれる子供の幸せだす。

千代:芸人の女房に やきもちは禁物やなんて嘘やったわ。

香里:やくべきとこはしっかりと やいとかな いかんだ。

千代:達者にしとくなはれ。師匠のあんたには…。

香里:芸人の苦しさは分かっても 人間の苦しさが分かってへんのや。

千代:師匠 腹が立ったら わての言葉 ようかみしめて 考えとくなはれや。さよなら。

宗助:今日 帰ってしまいますのか。もっとゆっくりしてったらええのに。

千代:おおきに 旦さん。せやけど 明日はラジオドラマの読み合わせがありますし 春子も学校あるさかい。

シズ:また ちょくちょく遊びに来ますのやで。

宗助:助けが必要な時は遠慮のう言うんやで。それは甘えるのとは違うよってな。

千代:ほな 早速 お願いがありますのやけど。

宗助:何や いきないかいな。

千代:夕方まで 春子お願いしてもよろしおますか?

シズ:構へんけど どないしましたんや?

千代:ちょっことやぼ用だす。

千代:はい。ほな 熊田さん よろしゅうお頼申します。

みつえ:千代。おはようお帰り。

千代:おおきに。行ってきます。

●寺の境内

(鐘の音)

●天海一平の家

灯子:千代さん その節はほんまに申し訳ありませんでした。

一平:結局 お前を追い出すようなことになってしもて…すまんかった。

千代:顔 上げとくれやす。うん…うん…。よし だんない。大丈夫や。ずっと怖かったんだす。あんたらに会うてしもたら またあの時みたいにお芝居できへんようなってしまうんやないかて…。やっとのことでラジオドラマに出て どないかこないか みんなに喜んでもらえるようになって…。もうこれでええ 昔のことはみんな忘れようて 自分に言い聞かしてました。ほったら あかんもんまでほってしまうとこやった。やっぱり うちは道頓堀が大好きだす。もっぺん あこで芝居がしたい。今回の鶴亀新喜劇へのお誘い お引き受けさしてもらいます。うちな テルヲの血を引いた姪を養子に迎えましたんや。うちらの喜劇を娘に見せたいんだす。

一平:たとえ1日でも やるからには手ぇ抜けへんで。

千代:望むところだす。

<<(新平の泣き声)

灯子:すんません。

<<(新平の泣き声)

<<灯子:新平。お母ちゃん ここにいてますで。

<<(新平の泣き声)

(泣き声)

千代:灯子…あんた その子を大事に育ててはりますのやな。

(泣き声)

千代:ほんまに偉いなあ。

(泣き声)

千代:こんにちは。

(泣き声)

千代:うちも負けてられへん。強いお母ちゃんにならな。どないしたんや。

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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