【おちょやん】セリフ書き出し第21週105話|一生 芝居 気張らしてもらいます。どうぞよろしゅうお頼申します!

朝ドラ【おちょやん】第21週「竹井千代と申します」105話、

春子:千代おばちゃんのおかげや。おおきに。どないしたん? これからも私のそばにおってな。どこにも行かんといてな。

栗子:名乗らん方がええて思てたんやけどな…。あんたの決心に あてもちゃんと応えとうなって。あんたが女優として頑張ってるて分かった時 何や知らんけど うれしゅうて…うれしゅうて涙が止まれへんかった。それから こっそりあんたのお芝居見んのが あての生きがいになった。見るたんびに元気貰た。しんどいねやったら 役者なんかに戻らんかてええて思てたけど…やっぱりうれしい。あんたがもっぺんお芝居やるて言うてくれて。あてはあんたのお芝居が大好きやねん。千代 気張ってや。これからもずっと…あんたのこと応援してるさかい。

春子と栗子のセリフに涙腺が緩み、花籠の送り主は栗子でよかったと安堵して来週に続くです。

【おちょやん】セリフ書き出し第21週105話

千代:怖いんだす。つらいこと思い出してしまいそうで…。

<<長澤:竹井さん。

長澤:お芝居はもう つらい思い出でしかあれへんのですか? 残念です。

●京都・栗子の家

春子:ただいま。

千代:お帰り。

栗子:お帰り。

春子:千代おばちゃん。私 できたで!みんなの前でちゃんと読めたで。

千代:そうか。

春子:最初は緊張して手も足も震えてしもて どないしよて思たけど 千代おばちゃんに言われたとおりな 大きな声で読み始めたら大丈夫になってん。途中で読み間違えてしもたんやけどな ユキちゃんとチカちゃんが頑張り言うてくれてな 誰からも笑われへんかった。千代おばちゃんのおかげや。おおきに。どないしたん? これからも私のそばにおってな。どこにも行かんといてな。

千代:うん…任しとき。

春子:何で泣いてんの?

千代:何でもあれへん。フフフ…。

●NHK大阪中央放送局・会議室

富岡:遅いなあ 酒井さん。先 始めよか。

桜庭:そうですね。では お母ちゃん役について…。

(ドアが開く音)

酒井:すんません 遅なりました!

富岡:どないしたんですか 血相変えて。

酒井:今 竹井千代から電話があって ラジオドラマやらしてもらわれへんかて。どないします?

四ノ宮:いや~今更そんなこと言われてもな…。

長澤:桜庭君 台本刷り上がったら 至急 彼女の家に届けてください。

四ノ宮:ちょっ…。

桜庭:はい!

酒井:待て 桜庭。顔合わせや読み合わせの予定もきちんと書いて…。

桜庭:はい!

(ドアの開閉音)

当郎:こら おもろなりますね。手ぇ抜かれへんようなってしましましたな。

富岡:抜くつもりやったんですか?

●京都・栗子の家

春子:千代おばちゃん またお芝居すんの?

千代:そやで。

春子:私も読みたい。見して見して。

栗子:これ 大事なもんなんやさかい 汚したらあかん。あんたは宿題しい 宿題。

春子:は~い…。

栗子:春子。

千代:店の貼り紙かいな。そんなん どっちでもよろし。はよ支度しとくなはれ。はよ支度しなはれ…。支度しとくなはれ。できるだけ柔らこう…。店の貼り紙かいな。そんなん どっちでもよろし。はよ支度しとくなはれ。はよ支度しとくなはれ。

春子:フフフフ…。

千代:春ちゃん 取って。

春子:うん。

昭和26年3月 ラジオドラマ「お父さんはお人好し」最初の顔合わせの日がやって来ました。

春子:行ってきます。

千代:行っといで。よっしゃ。

栗子:ちょっと ええか。

千代:何だす? これ どないしたんだす?

(回想)

守屋:誰かが贈ってくれたんや 千代ちゃん宛てに。

シズ:あんた宛てに贈られてきたて。

寛治:千代さん これ。

千代:この人も生きてはったんやな。

(回想閉じ)

栗子:名乗らん方がええて思てたんやけどな…。あんたの決心に あてもちゃんと応えとうなって。

千代:ずっと うちのこと 見ててくれはったんだすか?

栗子:あんたが女優として頑張ってるて分かった時 何や知らんけど うれしゅうて…うれしゅうて涙が止まれへんかった。それから こっそりあんたのお芝居見んのが あての生きがいになった。見るたんびに元気貰た。しんどいねやったら 役者なんかに戻らんかてええて思てたけど…やっぱりうれしい。あんたがもっぺんお芝居やるて言うてくれて。あてはあんたのお芝居が大好きやねん。千代 気張ってや。これからもずっと…あんたのこと応援してるさかい。

千代:おおきに 栗子さん。おおきに…。

(笑い声)

<やっとわかった…。1年前のあの日も栗子さんは最初からうちのこと心配して 姿 現してくれたんや…>

(すすり泣き)

<きっと あの最後の芝居見て…>

<あの時 栗子さんは春子の世話をうちに頼むことで うちのことを生かそとしてくれたんや>

●NHK大阪中央放送局・会議室

当郎:というわけで この僕とは似ても似つかん あかんたれのお父ちゃんでございます。
(笑い声)

当郎:お母ちゃんに せえだい怒られてラジオ聴いてくれはるお客さんに た~んと笑てもらえるよう精いっぱい気張らしてもらいます。

(拍手)

酒井:ありがとうございます。では 続きまして そのお母ちゃん 藤森チヨ子役の竹井千代さん お願いします。

回想・春子:ちゃんと読めたで。

回想・栗子:大好きやねん。

千代:(大声で)初めまして! 竹井千代と申します!

(当郎のむせる声)

当郎:びっくりした。大阪城まで聞こえたんとちゃうか。

(笑い声)

千代:びっくりさしてしもて堪忍だす。実はこないな場所が久々で…。え~ 1年前 うちはつらいことがあってもうお芝居はやれへんて決めました。またお芝居して傷つくのが怖かった…。せやけど… たったいっぺん つらいことがあったからて それが何だすね。こないなあほに 温かい声をかけてくださり こないしてまたもっぺん芝居する機会を与えてくれはって 皆さん ほんまにおおきにありがとさんでございます。うちは役者しかでけへん人間だす。もう二度と辞めるようなまねはいたしません。一生 芝居 気張らしてもらいます。どうぞよろしゅうお頼申します!

(拍手)

酒井:竹井さん ありがとうございます。では続きまして アタ五郎とそのチヨ子の家族 藤森家の皆さんにご挨拶をしていただきます。

<また 一から出直しや>

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。
●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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