【エール】ネタバレ(セリフ)14週66話|五郎が裕一に弟子入りし、梅も文藝ノ友新人賞を受賞

  • 2020年9月14日
  • 2020年10月20日
  • エール

朝ドラ「エール」14週66話、裕一に弟子入りを志願してきた田ノ上五郎は二十一歳。本籍地は茨城県行嶋市北浦三丁目、生年月日は大正四年四月十八日。

そして時同じくして、古山家に住むことになった梅。第十六回文藝ノ友新人賞を受賞した小説「濱に足跡」は、亡き父への思いを繊細な心理描写で巧みに表現と評されて、この時二十二歳。
梅ちゃんの方が年上なんだとびっくり仰天のハナコ 岡部のキャスティングの妙です。

【エール】14週66話のセリフ書き出し

●古山家・玄関

五郎:ごめんください!

裕一:はい…はい。

五郎:僕を弟子にしてくんねえでしょうか!?

裕一:うん?

五郎:お願いします!

裕一:弟子!?

●古山家・居間

音:田ノ上五郎 21歳 茨城県出身 尋常小学校を卒業以来 5人兄弟の末っ子として生まれる。

裕一:あ~奉公してたんだ。

五郎:はい。13から水戸の雑穀問屋に出ておりました。あっ…。これ どうぞ。

裕一:いやいや…もらえない もらえない。

五郎:何とぞ! 気持ちですから。

裕一:いや…。

久志:もらってあげたら?

音:雑穀?

五郎:納豆です。名物ですから。

音:フフフ…。

裕一:ありがとう。

久志:君さ 作曲家になりたいんだよね?

五郎:はい!

久志:これまで どんな曲作ってきたの?

五郎:ないです。

久志:えっ?

音:あっ…音楽の弁勉強はどうやって?

五郎:それはもう 小山田先生の「作曲入門」を何度も何度も読み返して。

裕一:あっ 僕と一緒だよ!

五郎:先生もですか!?

裕一:うん 小山田先生!

五郎:感激です!

裕一:うん! いつか僕も先生のように作曲で身を立てたいと思いまして。敬愛する古山先生のご指導を是非賜りたく こうしてお願いにあがりました!

裕一:いや…う…うれしいよ。ありがとね。でも…世の中 作曲家いっぱいいるよ。何で僕なの?

五郎:「船頭可愛や」最高でした。「福島行進曲」は泣きました。奉公のつらさを救ってくれたのは先生の歌のおかげです!どうか弟子にして下さい!

裕一:あ…ありがとう…。

音:うん…うん…。

裕一:ち…ちっと待っててね。ちっとだけ待ってて。

●古山家・書斎

裕一:どう思う?

音:裕一さん まだ自分のことで精いっぱいじゃない? ヒット曲もまだ一曲だし。

裕一:いや 最近はそこそこ売れてるのもある…。

音:そうだね。

裕一:うん 一応…。

音:裕一さん お弟子さん とりたいの?

裕一:いや 何か…かわいそうでさ 見てたら。

音:住み込みだよね?

裕一:う~ん…家はないだろうね…。

音:私も力になってあげたいけど…。

裕一:そうだね…。

音:うん。

●古山家・居間

久志:珍しいな 裕一の弟子になりたいなんて。

五郎:先生は日本一の作曲家ですから。先生の付き人か何かですか?

久志:ハッ…君の目は節穴か? コロンブスレコード期待の大型新人スター歌手 佐藤久志だ。
五郎:失礼しました。

(裕一のせきばらい)

裕一:五郎君…あの…申し訳ないけど お引き取り願えますか?

五郎:えっ?

裕一:うちはまだお弟子さん預かれるような身分ではないし 小さい子もいて 毎日バタバタしてるし。

音:わざわざ来て頂いたのに ごめんなさい。

裕一:本当にごめん。

五郎:分かりました。

えてして純朴な人間は思い込んだら諦めが悪いのが世の常で 次の日も…。

●古山家・玄関

五郎:諦めきれずに また来てしましました!お願いします! もう一度先生に会わせて下さい!

音:ごめんなさいね。

次の日も。

五郎:どうしても先生に弟子になりたいんです!お願いします!

次の日も。

五郎:先生ともう一度 話をさせて下さい!先生!

次の日も!

<<(戸が開く音)

<<(五郎)ごめんください!

次の日も…。

五郎:今日もいい天気ですね! 先生は?

<<(戸が開く音)

<<(五郎)お願いします! お願いします! お願いします! 

<<(五郎)お願いします!

●古山家・居間

裕一:ねえ 華…。

華:うん?

裕一:今日もさ 五郎君来るかな?

華:絶対来るよ。

裕一:うん…。

<<(五郎)ごめんください!

華:ほら来た!

裕一:本当だ。

<<(五郎)ごめんください!

(犬の吠え声)

裕一:ぶほっ! うっ…。

華:うう…臭い!

●古山家・玄関

五郎:先生!

裕一:どうしたの? この服 これ…。

五郎:野犬に襲われました。

裕一:あっ そう…。とりあえず 風呂に入って。話はそれからだから。はい あっち。

五郎:はい!

●古山家・居間

<<(五郎)♪「エー船頭可愛や」

裕一:普通だね 歌。

音:ねえ 裕一さん。

裕一:うん?

音:そもそもお弟子さんって何するの?

裕一:う~ん…。譜面をきれいに清書したりとか…まあ編曲手伝ってもらったりとかかな?多分。

音:でも無給で働くんだから裕一さんも彼に何か教えてあげないといけないでしょう?できる?

裕一:音楽理論はね 分かってるつもりだから。何で?

音:いや…いつも パ~ッて降ってきたりとか 誰かの話を聞いて「おお~!」って思いついたりとかだから それって教えてあげられるのかな?と思って。

裕一:そうだけどさ…まあ…と…とにかく あの 話してみる。

音:ギュッ…そう ギュッて引っ張って。

<<ごめんください。

音:うん?

●古山家・書斎

裕一:この前も聞いたけど どうして僕なの?

五郎:♪「紺碧の空 仰ぐ日輪」つらい時はいつもこの歌に励まされてきました。レコードを聴いて書いたもんです。

裕一:正確だね。いい耳してるんだね。

五郎:ありがとうございます。

裕一:家族だったり奉公先は賛成なの?

五郎:家族は…みんな ちりぢりです。奉公先からは逃げてきました。僕 飯食いません。その辺音葉っぱ食いますから。

裕一:葉っぱ?

五郎:部屋も布団も要りません。ここでいいです。いえ…庭で寝ます。野犬がいないから安らかに寝られます。

裕一:いや 五郎君 あの…。

五郎:早くに親に売られた僕にはずっと居場所がありませんでした。先生のそばに置いて下さい!ご迷惑かけません!一生懸命やります! どうかお願いします。

裕一:五郎君…。やめて…やめて ほら ちょっと立って。立って ほら…五郎君…。分かった。君を弟子にする。

五郎:先生~!

裕一:おっとっと…。

音:ちょっと待った!

裕一:おっ?

●古山家・夫婦の寝室

裕一:文藝ノ友新人賞!? すごいじゃん!

音:それはうれしいんだけど うちで執筆活動続けるって言うの。

裕一:こ…ここ!?

音:そう。

●古山家・居間

梅:これ どうぞ。

華:ちくわ!食べていい?

梅:どうぞ。

華:ありがとう 梅叔母さん。

梅:おばさん?

●古山家・夫婦の寝室

裕一:ねえ…吟義姉さんところは?

音:あっちは…息が詰まるって。

裕一:え~?どうしよう…。

音:年頃の2人がいきなり同居ってまずいよね~?

裕一:え~五郎君と?

裕一:梅。

(妄想)

五郎:梅。

梅:五郎さん。

(妄想閉じ)

裕一:ああっ! ないないない。

音:ないな。

裕一:じゃあ いい?

音:こちらもいい?

裕一:う~ん にぎやかで楽しいんじゃない?

音:食費はかかるけどね。

裕一:うん…。

●古山家・居間

五郎:お代わり下さい。

華:また? 五郎ちゃん 食べ過ぎ!

裕一:ねっ。

五郎:こんなうまい飯 久しぶりで。あっ すいません。

裕一:葉っぱでいいって言ってたのにね。

音:裕一さん お弟子さんの分もしっかり稼いで下さいね。

裕一:はい…はい。

五郎:恐縮です。

華:恐縮です。

五郎:恐縮です。

裕一:ハハハ…。

梅:ごちそうさま。

音:梅は残して行儀が悪い!

五郎:僕がもらいます。

音:恐縮です。

華:恐縮です。

(笑い声)

●古山家・2階の音の部屋

梅は2階の空いていた部屋に住むことになりました。

(第十六回文藝ノ友新人賞 小説「濱に足跡」豊橋市 関内 梅(二十二歳)

梅:(小声で)よっしゃ。

(襖が開く音)

音:何 見とるの~?

梅:別に。

音:え~? 見せりんって~。うん? フフッ。あ~やっぱり 言葉で聞くより実感湧くわ。「文藝ノ友新人賞  関内梅」。すごい。

梅:でも…結ちゃんはこれ 16歳で取っとる。

音:年齢は関係ない。同じ土俵に立ったってことでしょう?

梅:結ちゃんはもう10冊も出しとるんよ。私はまだ1冊。

音:意識する?

梅:幽霊のお父さん 会った?

音:うん。

梅:お父さん 言っとった。負けを認めろって。そこから始まるって。

音:梅は認めたの?

梅:う~ん…どうかな?分からん。

音:認めたんじゃない?今の梅は全然違う。前の梅はもっとかたくなで 自分の殻が固くてどうしようもなかったけど 今は…ひび割れとるというか…。

梅:もう いい いい…。

音:薄くなっとるというか 柔らかく…。

梅:いい いい…自己分析は自分でやる!

音:まっ ともかく頑張りん。

梅:うん。

こうして 梅の東京での新生活が始まりました。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ