【おちょやん】ネタバレ(セリフ)第10週49話|演じるということは役を愛した時間そのもの!基本中の基本。

朝ドラ【おちょやん】第10週49話、座長の地位を賭けた千之助との笑いを取る勝負もいよいよ残り一日となり、敗色濃厚な千代たちであったが…。

稽古場で肩を落とす千代たちの目の前に現れたのは、あの山村千鳥。

あなた 私の顔に泥を塗るつもり? あんな芝居をしているのなら 二度と私を師匠とは呼ばないで。破門よ! それが言いたかっただけ。じゃあね。

そして、千之助に勝つ方法を乞う千代に対して

もう何なのよ しつこい! そんなに千之助に勝ちたいの!?だから駄目なのよ。見る相手が違う! 演じるということは役を愛した時間そのもの!基本中の基本。そんなことも分からないなら あなたたち全員役者失格!

と、ヒントを与えて即退場。やはり若村麻由美さんが出ると引き締まると書いて、明日に続くです。

【おちょやん】第10週49話セリフ書き出し

千代:もし うちらの方が千之助さんより お客さん喜ばしたら うちらのこと認めて もう自分勝手な芝居はせえへんて約束しとくなはれ。

千之助:ほたら わしが勝ったらこの家庭劇の座長でもさしてもらおかの。

一平:構へんで。

千代:あんた正気か!?

一平:お前が勝負吹っかけたせいやろが。勝つ気あれへんのか。

千代:多分というか ひょっとして…。

一平:負けたら承知せえへんよってな。

こないして どうにか2日目の幕が開き 同時に千之助さんと千代ちゃんたちの戦いの火蓋が切られました。

●えびす座・舞台

一平:もうすぐ ここへ乗り込んできはりまっせ。

千之助:大変やがな。

小山田:ここはわしに任して さあ お前は隠れとけ!

千之助:おおきにやで 松庵。

千代:ご寮人さん どうか落ち着いとくれやす。

ルリ子:うちの人はどこだす。どこにいてはりますのや。出しとくなはれ。

小山田:お内儀。加平衛殿はここへは来ておらぬ。

ルリ子:嘘言いなはれ。どこぞに隠れてるに違いない。おきん 奥見といで。

千代:へえ 承知いたしました。どいとくれやす といどくれやす。

<絶対に ふすまの奥にはいてへん。今日かて 井戸から出てくるつもりや>

千代:いや ご寮人さん これはきっと わてらが奥を見てるうちに 庭から逃げる算段だす。そうだすやろ 庭にいてはりますのやろ 旦さん。

ルリ子:そうやな そこに隠れてんのやな。あんさん 出てきなはれ~!

一平:ご寮人さん 何しはりますね!

千之助:いたたたたたたたた~!

(笑い声)

千之助:痛い痛い! わしはここやがな。「庭に隠れてはりますやろ 旦さん」言うてた あほは誰じゃ~!

●えびす座・楽屋

天晴:そない落ち込まんかてええがな。

漆原:せやせや。まだ2日目やしな。

千代:どないしよ…。このままやったら ほんまに千之助さんが座長になってしまうかも分かれへん。

一平:どっちが笑いとったか どっちがお客さん喜ばしたか そうそうはっきり分かるもんやあれへん。いざとなったら 俺らが口そろえて 今日は千代の方がウケてたなあて言うたったらええねん。

徳利:なるほど。それやったら ちょっと強引やけど千代の勝ちにできるな。

千之助:邪魔するで~。お疲れさん。

千代:お疲れさんだす。

天晴:ちょちょちょちょ…。

千代:えっ。

天晴:何ですの これ。

千之助:今日からお客さんに紙配ってな 誰が一番面白かったか書いてもらうことにしたんや。これやったら勝ち負け はっきりするやろ。おお 見んでええ。今日は皆 わしやったわ。今日もか。フッ お疲れさん。

百久利:ハハハハハハ!

香里:あかん。

千代:どないすんねんな!

●福富楽器店

菊:ごゆっくり。

福助:ちょっと吹いてくるわ。

菊:あっ ちょっ…! あんた 遊んでばっかりやのうて ちょっとは店 手伝いなはれ。
福助:遊びやない 練習や。

菊:お父ちゃん どないした?

福助:ああ…さっき出てったで。寄り合いやて。ほな。

菊:ちょっ…。また寄り合いかいな。どいつもこいつも! うちのボン 可愛らしいやろ~。オホホホホ。

●居酒屋「水月」

女将:おいでやす。

福松:遅なりましたな。

宗助:すんまへんなあ 福松さん。いつもいつも…。

福松:いやいや ええんだす。

●えびす座・舞台

(笑い声)

ルリ子:出てきはなれ~!

一平:ああっ!

千之助:おい おちょやん おもろないねん。しょうもな。すかやんけ。どないすんねん これ。あほか。お客さん いっこも笑てへんねん。おもろないねん。帰りたくなってまいりました。邪魔くさいな。ボケ。

●えびす座・楽屋

千代:もう 千さんの勝ちでええか…。何でやねん…。全然面白ない。全然面白ないわ~!せやから負けんねやんか!もう何でやねん! もう~!

結局 千代ちゃんたちは千之助さんに太刀打ちすることができないまま 鶴亀家庭劇の初興行は残すところ あと一日となりました。

●鶴亀株式会社・稽古場

小山田:はあ~あいや これまで。チョンやな。

ルリ子:悔しいけど やっぱりすごいわね 千之助は。

香里:けど おかげで家庭劇としては好評やし。これでもう大山社長に潰されることもあれへんよね。

ルリ子:座長には申し訳ないけど 条件を受け入れたのは自分だしね。

小山田:もしかしたら 千之助の方が座長の器かもなあ。

香里:案外 これでよかったんかもやなあ。

千代:ようない。うちは悔しい。見返すことでけへんかった。これでうちはほんまに用無しの五流役者や。いった! 誰や 何すんねん!

千鳥:嫌がらせに決まってんでしょ。

千代:千鳥さん!

千鳥:久しぶりね。

香里:誰?もう昭和やのに 何 あの恰好。

ルリ子:さあ。でも どこかで…。

小山田:山村千鳥さん!?

千代:知り合いだすか?

小山田:いや~ず~っと大好きでしたんや。活動写真も全部見ました。まさか こないな所で会えるやなんて。

香里:つまり ただのごひいきさんやな。

千代:千鳥さんは うちのおしょさんだす。

小山田:ああ 羨ましいなあ。私も是非 弟子に。

千鳥:いえ 今は取ってないので。

千代:何で ここ いてはんのだすか?

千鳥:たまたまよ。

千代:ひょっとしたら 見てくれはったんだすか うちらの芝居。

千鳥:ええ 見たわ。本当は黙って帰るつもりだったんだけど 見たら どうしても会ってひと言言いたくて。

千代:よかった 会えてうれしおます。

千鳥:あなた 私の顔に泥を塗るつもり? あんな芝居をしているのなら 二度と私を師匠とは呼ばないで。破門よ! それが言いたかっただけ。じゃあね。

千代:待っとくれやす!助けたっとくなはれ…。お願いだす。お願いだす 千鳥さん。教えとくなはれ。どないしたら千之助さんに勝てますのやろ?

ルリ子:何か あの にわか芝居に対抗する方法はないのかしら?

香里:なんしか あいつより お客さんにウケなあかんねん。

小山田:千鳥さん 絶対に笑える持ち芸などは…。

千鳥:あるはずないでしょ。

千代:どないしたら よろしのだすやろか?

千鳥:あなたたちが笑いで千之助に上回るのは 100万年早い! 

小山田:そない長生きでけしまへん…。

千代:残す舞台は明日一回しかあれへんのだす!

千鳥:だったら別の方法を考えるのね。それじゃあ。

千代:待っとくなはれ!別の方法で何だす?

千鳥:さあ。私に分かるはずないでしょ。

香里:何やの それ。

千代:うわっ! ちょっ…千鳥さ~ん! 千鳥さん 千鳥さん 千鳥さん…。

千鳥:ちょっと! 

(千代の泣き声)

千鳥:もう何なのよ しつこい! そんなに千之助に勝ちたいの!?

千代:はい!

千鳥:だから駄目なのよ。見る相手が違う! 演じるということは役を愛した時間そのもの!基本中の基本。そんなことも分からないなら あなたたち全員役者失格!

千代:千鳥さん!

●道頓堀・街中

千代:あ~もう分かれへん!

(回想)

千鳥:100万年早い! 見る相手が違う!

千之助:悔しかったら わしより笑いとってみいや。

(回想閉じ)

玉:千代ちゃん? 何やってんの!?

千代:お玉さん。ちょっこと頭冷やそ思て。

玉:よ…よう分からへんけど えらいことなってるみたいやなあ。 頑張ってな。明日の千秋楽 みんなで見に行くさかい。

千代:ほんまに? おおきに。

玉:千代ちゃんは どないな役やってんの?

千代:ああ うちは呉服屋に奉公することになった おきんていう女中の役やねん。

玉:ふ~ん ほんで?

千代:ほんで…ほんで…。ああ~! おおきに お玉さん。ほんま おおきに。うちはあほや。千之助の勝つことばっかしで 一番肝心なこと何も考えてへんかった。おおきに。ほんまおおきに。おおきに。

●鶴亀株式会社・稽古場

千代:うちがほんまに向き合わなあかんのは 千之助さんやのうて おきんやった!イロハの「イ」や。そこに時間かけてへんから 千之助さんのいきなりの芝居に戸惑うてしもてたんや。

<おきんは貧しい家に生まれて…。奉公に出たんは…>

ルリ子<おみのは 加平衛のどこにほれてるのかしら…。最初に出会ったのは…>

小山田:いや か…隠すとこで やっぱり…これ わしはやるで。なあ 松庵は実は芸子の美代香にひそかに思いを寄せてるのはどないや。

香里:そらないわ。

小山田:いやいや そういうことやのうてな…。 あかんかな。

香里:それよりな…。

小山田:ん?何? うん。

香里:ここで…。

小山田:ここで何? ええっ!

(鶏の鳴き声)

千代:おおきに 千鳥さん。今日も晴れや。

鶴亀家庭劇初興行 いよいよ千秋楽です。

(猫の鳴き声)

(つづく)

●このセリフ書き出しは、聴覚に障がいのある方や日本語を勉強されている方々等の要望に基づいて行っております。
●字幕を追って書いておりますが100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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