【エール】ネタバレ(セリフ)18週88話|インパール作戦中、敵襲で藤堂先生が戦死

  • 2020年10月14日
  • 2020年10月20日
  • エール

朝ドラ【エール】18週88話、ビルマで展開中のインパール作戦で後方支援部隊を率いる藤堂大尉。そこに慰問に訪れた裕一は藤堂の部下たちと本音で語り合い、皆で一緒に生きて帰ろうと誓った翌日。

敵襲を受けて岸本一等兵が後頭部に被弾即死。神田上等兵は手榴弾にやられて、藤堂先生は腹部を撃たれて…。死に間際の言葉は「昌子と憲太…頼む…」。

朝ドラ史上初の凄惨な戦争シーン。この悲しい場面は絶対に忘れてはいけないと肝に銘じて演じてくれた役者さんと、これを作った制作スタッフに敬意と感謝です。

年上の上等兵・神田憲明役:山崎潤さん
死ぬのが怖くなった一等兵・岸本和俊役:萩原利久さん
生き残った一等兵・東 次郎役:近藤フクさん

【エール】18週88話のセリフ書き出し

●ビルマ戦線・後方連絡部隊・兵舎

藤堂:♪「我が兵の背に高く」「黄金のバゴダそびえ立ち」「セクバンの花萌え出でて」

藤堂:はるばるよく来てくれたな。

裕一:本当に来れてよかったです。

藤堂:まあ 本番は明日だけどな。

(笑い声)

裕一:でも今日の練習だけで本当に…胸が熱くなりました。あ…明日 少しでも皆さんの力になれればいいんですけど。

神田:間違いありません。必ずみんなの心に届きます!

裕一:はい。

藤堂:岸本 どうした?

岸本:隊長殿…。自分は今日で少し死ぬのが怖くなりました。自分…娘に会ったことがないんであります。

神田:どういうことだ?

岸本:自分は悪い人間でした。いろんな人を傷つけて生きてきました。そんな暮らしの中で捨てた女が俺の子を黙って産んでたんです。それを知って会いに行ったんですが…断られて…。頭の片隅でちらっと聞こえた赤ちゃんの声が離れないんです。俺…このままじゃ駄目だ。会わせてもらえる人間になろう ちゃんとした人間になろうと思い戦っております。

藤堂:もう…会える資格はあるさ。

岸本:そうでありますか?

藤堂:ああ。帰ったら会いに行け。

岸本:はい。

裕一:岸本さんは…死ぬの 怖くなかったんですか?

岸本:自分の人生は思い出したくないことばかりでした。死んだら忘れられると思ってました。今は隊長殿や仲間に恵まれて今日のようなすばらしい時間を過ごすと大切な記憶が増えて…死ぬのが怖くなります。今まで失うものがなかったのに 今は掛けがえのないものがある。だから怖いのであります。

藤堂:俺も怖い。

神田:私も。

東:私も。

藤堂:恐らく もう少しの辛抱だ。みんな 行きて帰ろう。

神田:はい。

東:はい。

岸本:はい。

藤堂:それじゃあ はるばる来てくれた古山に あれ歌うか。

一同:はい!

藤堂:♪「ああ あの顔であの声で」「手柄頼むと妻や子が」「ちぎれる程に振った旗」「遠い雲間にまた浮ぶ」「ああ あの山もこの川も」「赤い忠義の血がにじむ」「故国まで届け暁に」「あげる興亜のこの凱歌」

(すすり泣き)

(翌朝)

藤堂:古山。

裕一:はい。

藤堂:俺が死んだら渡してくれ。

裕一:嫌です。やめて下さい。こんなの受け取れません。

藤堂:頼む。

裕一:絶対に生きて帰ってきて下さい。

藤堂:ああ。

●ビルマ戦線・後方連絡部隊・野営地

(雷鳴)

裕一:お…大げさですよ。

東:これでも抑えめににしたぐらいです。

裕一:いやいや…。

(雷鳴)

神田:天気…もちますかね?

裕一:…といいんですけどね。あっ 岸本さんは?

東:先生にお土産を と言ってましたがが。

裕一:あ~そうですか。

岸本:先生 これを! あっ イギリス兵からぶんどったものです。大変うまいです。

裕一:い…いやいや…受け取れません そんな。食料に困ってるの 皆さんですから。

岸本:先生 これは気持ちですから! はい。

裕一:ありがとう…ありがとうございます。じゃあ 本番前に演奏だけ もう一度練習しときますか。

岸本:何度でも!

(笑い声)

裕一:しましょう。

(銃声)

神田:狙撃兵だ!応戦しろ!

二木軍曹:敵襲~! 敵襲だ! 銃を取れ~!

(銃撃音)

藤堂:古山! こっちだ。

(銃撃音)

藤堂:ここに隠れてろ。

(銃撃音)

ああっ!

大丈夫か?

(銃撃音)

裕一:あっ あっ…ああっ! ああ~っ!

(銃撃音)

裕一:あっ あっ…ああ~っ!

(銃撃音)

(銃声)

藤堂:うっ! ハァ ハァハァ…ハァ…ハァ…。

裕一:先生…。

(銃撃音)

裕一:先生!

(銃撃音)

裕一:あっ あっ…先生…。先生!

(銃撃音)

(銃声)

裕一:ひっ! どうしよう…どうしよう これ…。何をすればいいのか分かんない…。分かんない…。先生…先生…先生。

藤堂:古山。

裕一:先生?先生?先生!

藤堂:うっ…。

裕一:先生…。

藤堂:すまん…俺のせいで。

裕一:な…何言ってんですか先生。僕…僕は僕の意思で来たんですから!先生のせいじゃありません!

藤堂:手紙は? 手紙持ってるか?

裕一:手紙? 手紙 手紙…。あっ! 手紙 手紙! 手紙ここにあります!ちゃんとここにありますから。先生…。

藤堂:最後に…お前に会えてよかった。

裕一:先生…。そんなこと言わないで下さい。先生…い…一緒に帰りましょう。先生 ほら…。

藤堂:昌子と憲太…。

裕一:駄目…。先生…嫌だ 嫌だ 嫌だ…。

藤堂:頼む…。

裕一:先生…。嫌です! 先生…先生…。先生!

藤堂:もう一度…。

裕一:先生…。

藤堂:会いたかった…。

裕一:先生…嫌だ 嫌だ 嫌だ…。先生…先生…。先生? 先生…先生…?うそ うそ うそ うそ うそ! うそだ! 先生! 先生! 先生…先生!先生~!

東:ご無事でしたか。

裕一:先生が…。神田さんは?

東:手榴弾でやられました。

裕一:あ あ…ハアハア…。あ…あっあっあっあっ…。僕…僕…何も知りませんでした。何も知りませんでした…ごめんなさい…。ああ…ごめんなさい…。

東:知らなくていいこともあります。

裕一:ごめんなさい…。僕 何も知りませんでした。ごめんなさい…。先生…ああ ああ…先生…。ああ ああ…ああ ああ…。先生…ああ ああ…。ごめんなさい…ごめんなさい…。

それから間もなく インパール作戦は中止となりました。およそ9万の将兵が投入されましたが生還者は1万数千人しかいませんでした。

(つづく)

●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。

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